福岡を拠点とする万能グローブガラパゴスダイナモスが新作コメディ『運動会をやりたくない』を引っ提げ、3年ぶり東福二都市ツアーを敢行
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福岡を拠点に活動する劇団、万能グローブガラパゴスダイナモスが、2021年12月以来となる新作コメディ『運動会をやりたくない』(作・演出:川口大樹)を引っ提げて、約3年ぶりの東京福岡二都市ツアーを敢行する。東京公演は、2023年2月9日(木)~12日(日)、下北沢・駅前劇場。福岡公演は、同年3月2日(木)~5日(日)ぽんプラザホール。
万能グローブガラパゴスダイナモス(通称“ガラパ”)は、2005年旗揚げ。一貫して「笑い」にこだわってきた。近年ではSFの要素をミックスしたり、博多弁を使用したりと新たなスタイルの模索にも余念がない。毎年ツアー公演を行い、各地で前売り券が完売するなど、その人気は福岡にとどまらない。「劇トツ×20分」2021優勝、CoRich舞台芸術まつり!2022春準グランプリを立て続けに受賞、2022年10月には【福岡のエンタメの殿堂】とも呼ばれる、西鉄ホール進出公演を大盛況のもと成功させた。
新作『運動会をやりたくない』は、博多弁飛び交う地方都市クツワダのとある区域の物語。街は日々姿を変え、人や建物、新しいものと古いものが入り混じる。あっという間に変わっていく、そこそこ歴史ある街の片隅で声が響く。「運動会って、やらないかんと?」大玉転がり、大縄くんずほぐれつ、バトン飛び交う白熱の議論。 伝統ある住民参加の地域運動会。やる?やらない?今こそ白黒つけようぜ、いやそこは、紅と白で!……というあらすじだ。
小劇場演劇愛好家ならば、九州・福岡県の人気劇団の実力を知る上でも、これは一見の価値があるだろう。
■作・演出 川口大樹のコメント
地域運動会、ってありました? 僕は小学生の頃1、2回参加したきりなのですが、ふと気 になって検索するとなんとネットに記事がありました。一部抜粋します。
「住民の繋がりが希薄になっていると言われる現代ですが、我が町ではそんなこと感じさせません。50年以上続けてこられたのも、運動会に対する町民の情熱と協力があってこそ。町民に愛されるこの運動会は、この先もずっと続いていくことでしょう」
まだやってたんだあ、くらいの軽い気持ちで読み始めたら、50年の伝統があり、思わぬマグマがたぎっており、「そんなことも知らないお前、本当に町民か?」と言われているようでドキッとしました。
町が元気なのはいいことですよ、でもね、そこに書かれている熱の裏側に僕のように戸 惑ってる人も沢山いるはずで、真反対の「やりたくない!」のマグマもグツグツしてるはずで、二つの意見がある以上、 そこに摩擦と笑いがあるはずだ!ということで、今回の劇です。
運動会をめぐるコメディです。タイトル通りです。ひねりはどこかに置いてきました。3年ぶりの東京公演もあります。博多と下北沢で、お会いしましょう。
万能グローブ ガラパゴスダイナモス 川口大樹
公演情報
【東京】2023年2月9日(木)〜2月12日(日)下北沢駅前劇場
【福岡】2023年3月2日(木)〜3月5日(日)ぽんプラザホール
■作・演出:川口 大樹
■出演:
椎木 樹人
石井 実可子
野間 銀智
友田 宗大
脇野 紗衣
澤栁 省吾
千代田 佑李
杉山 英美
■照明:太田勝之(サム)
■音響:大谷正幸(九州音響システム)
■小道具:石井実可子
■衣装・ビジュアル写真:千代田佑李
■演出助手:つじむらかほ
■宣伝美術:野間銀智
■舞台写真:藤本彦
■記録映像:フィルムラボ
■HP:平川葵
■制作:泰川美喜・古賀駿作・西山明宏
■制作協力:スリーオクロック
■後援:福岡市・福岡市文化芸術振興財団