スーパースター、フアン・ディエゴ・フローレスの驚異のパフォーマンスに注目!ロイヤル・オペラ『ラ・ボエーム』~『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2022/23』第4弾

2023.1.18
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Juan Diego Flórez as Rodolfo and Ailyn Pérez as Mimì in La bohème, The Royal Opera ©2022 Marc Brenner

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英国はロンドンのコヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス(ROH)で上演された、ロイヤル・バレエ団、ロイヤル・オペラによる世界最高峰のバレエとオペラを、東宝東和株式会社配給によって、TOHOシネマズ系列を中心とした日本全国の映画館で鑑賞できる人気シリーズ『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2022/23』。その4作目『ラ・ボエーム』が、2023年1月20日(金)より、1週間限定で全国公開となる。テノールのスーパースター、フアン・ディエゴ・フローレスが、青年役を違和感なく完璧に演じ、歌い上げる驚異のパフォーマンスに注目だ。

An introduction to The Royal Opera's La bohème ©2020 ROH.


 

公開に先立ち、音楽・舞踊ナビゲーター・石川了氏の解説とともに、ロイヤル・オペラ『ラ・ボエーム』の見どころを紹介していこう。

Production photo of La bohème, The Royal Opera   ©2022 Marc Brenner

『ラ・ボエーム』は、イタリアオペラの巨匠プッチーニの若き日の傑作で、ミュージカル・ファンには、『レント』の原作としても知られている。若くて貧乏な詩人ロドルフォは、可憐な娘ミミと恋に落ちる。芸術家たちが一緒に暮らす屋根裏部屋から、クリスマス・イヴのお祭り騒ぎへ、だがやがて楽しい時はうつろい、辛い別れが訪れる。誰でも一度は経験したことのある若さゆえのきらめきと絶望を、胸を打つメロディーで歌い上げる《ラ・ボエーム》は、数あるオペラの中でももっとも愛される名作の一つ。

Production photo of La bohème, The Royal Opera   ©2022 Marc Brenner

石川氏は、本作の見どころを「なんと言ってもフローレス推し!」と熱を込めてコメント。

本作でロドルフォを歌うフアン・ディエゴ・フローレスは、2022年9月に3年ぶりの来日を果たしたテノールのスーパースター。公演に行くことができた方はもちろん、行けなかったオペラファンにとっても特に嬉しいフローレス最新の姿が映画館で堪能できるのだ。

Juan Diego Flórez as Rodolfo and Ailyn Pérez as Mimì in La bohème, The Royal Opera  ©2022 Marc Brenner

石川氏は、「ロマンティック・コメディの印象が強く、フットワークの軽い演技や茶目っ気のある表情、しなやかな音楽性と(彼の代名詞でもある)超高音は、フローレスの最大の魅力」と語る。

Juan Diego Flórez as Rodolfo in La bohème, The Royal Opera   ©2022 Marc Brenner

そんなフローレスも今年50歳を迎える。年を重ね、高音域だけではなく中音域も充実し、レパートリーが広がった。

「ロドルフォは一昔前のフローレスなら絶対に歌わなかった役。今回の映像は音楽ファンにはたまらない」さらに、「『ラ・ボエーム』は、実は「病を持つ人を愛するという責任に怖気づき、態度が変わるロドルフォの物語」でもある。まだまだ青年のようなフローレスの仕草や表情をみていると、青春の苦い思い出がよみがえるのか、そんなことを強く感じてしまう。彼は、歌唱力だけではなく、演技力もブラボーなのだ!」と彼の驚異のパフォーマンスに石川氏は最大の賛辞を贈っている。

Juan Diego Flórez as Rodolfo in La bohème, The Royal Opera  ©2022 Marc Brenner

※石川了(音楽・舞踊ナビゲーター)『ラ・ボエーム』解説全文は下記URLにて閲覧可能です↓

石川了(音楽・舞踊ナビゲーター)『ラ・ボエーム』解説全文はコチラ

上映情報

『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2022/23』
ロイヤル・オペラ『ラ・ボエーム』
 
■2023年1月20日(金)より、TOHOシネマズ日本橋 ほか全国公開
■上映劇場:
北海道 札幌シネマフロンティア 2023/1/20(金)~2023/1/26(木)
宮城 フォーラム仙台 2023/1/20(金)~2023/1/26(木)
東京 TOHOシネマズ 日本橋 2023/1/20(金)~2023/1/26(木)
東京 イオンシネマ シアタス調布 2023/1/20(金)~2023/1/26(木)
千葉 TOHOシネマズ 流山おおたかの森 2023/1/20(金)~2023/1/26(木)
神奈川 TOHOシネマズ ららぽーと横浜 2023/1/20(金)~2023/1/26(木)
愛知 ミッドランドスクエア シネマ 2023/1/20(金)~2023/1/26(木)
京都 イオンシネマ 京都桂川 2023/1/20(金)~2023/1/26(木)
大阪 大阪ステーションシティシネマ 2023/1/20(金)~2023/1/26(木)
兵庫 TOHOシネマズ 西宮OS 2023/1/20(金)~2023/1/26(木)
福岡 中洲大洋映画劇場 2023/1/20(金)~2023/1/26(木)
※上映時間について、公開日が近づきましたら上映劇場へ直接お問い合わせ下さい。
 
■STORY:19世紀、パリ。貧しいけれど夢にあふれた四人の若き芸術家たちは屋根裏部屋で共同生活をしている。クリスマス・イヴを祝うため皆はカルチェ・ラタンにくりだすことにするが、詩人のロドルフォは仕事を終えるため独り部屋に残る。そこにお針子ミミが、消えてしまったロウソクの火を借りにきて、二人は恋に落ちる。画家のマルチェッロもカフェ・モミュスで再会したかつての恋人ムゼッタとよりを戻す。だが幸せな時は続かなかった。貧しさゆえに病気が悪化するミミを心配するロドルフォに、ミミは別れを告げる決心をするが…。
 
■音楽:ジャコモ・プッチーニ
■台本:ジュゼッペ・ジャコーザ、ルイージ・イッリカ
(アンリ・ミュルジェールの小説「ボヘミアン生活の情景」より)
■指揮:ケヴィン・ジョン・エドゥセイ
■演出:リチャード・ジョーンズ
■再演演出:ダニエル・アーバス
 
■出演:
ルチェッロ:アンドレイ・ジリホフスキー
ロドルフォ:フアン・ディエゴ・フローレス
コッリーネ:マイケル・モフィディアン
ショナール:ロス・ラムゴビン
ベノア:ジェレミー・ホワイト
ミミ:アイリーン・ペレス
パピニョール:アンドリュー・マクネア
ムゼッタ:ダニエル・ドゥ・ニース
アルチンドーロ:ウィン・ペンカルレグ
 
ロイヤル・オペラ合唱団(合唱指揮:ウィリアム・スポールディング)
(2022年10月20日上演作品/上映時間:2時間58分)
 
■公式サイト:http://tohotowa.co.jp/roh/
■配給:東宝東和
©2020 ROH. Photograph by Tristram Kenton
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  • ファン・ディエゴ・フローレス
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