「大阪松竹座で人生が変わった」OSK日本歌劇団の楊琳、舞美りら、千咲えみ、翼和希が座談会ーー特集『松竹座の未来予想図』で100周年の劇場とOSKの魅力を語る

インタビュー
舞台
2023.1.27
右から千咲えみ、楊琳、舞美りら、翼和希 撮影=田浦ボン

右から千咲えみ、楊琳、舞美りら、翼和希 撮影=田浦ボン

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OSK日本歌劇団(以下、OSK)が、大阪松竹座の開場100周年を記念して『レビュー 春のおどり』を2月4日(土)~12日(日)に上演する。今回、この連載『松竹座の未来予想図』では、上演に先駆けて開かれた製作発表会見の模様と共に、OSKのトップスター・楊琳、娘役トップスターの舞美りらと千咲えみ、男役スターの翼和希を迎えて座談会を実施。それぞれ松竹座との出会いを振り返りながら、松竹座の魅力、そして共に100年の歴史を歩んできたOSKの魅力についてトーク。松竹座で人生が変わったというスターたちは、自身にとっても劇団にとっても特別なこの舞台で、これからの未来に向けてなにを想い、伝えようとしているのか。人柄が滲むざっくばらんな掛け合いと共に、スターたちの熱い想いを受け取ってほしい。

OSK日本歌劇団、上島雪夫

OSK日本歌劇団、上島雪夫

「新しい未来への架け橋に」歴史あるOSKにしかできないレビューに挑戦

製作発表会見には、楊琳、舞美りら、千咲えみ、翼和希、そして作、演出、振付を手がける上島雪夫が登壇し、同作に懸ける想いを語った。

OSKは、前身となる「松竹楽劇部」が1922年に誕生し、翌年に開場した大阪松竹座で第1回公演『アルルの女』を上演している。そして1926年の松竹座開場3周年記念では『春のおどり 花ごよみ』を初上演。以降、大阪の春の風物詩として親しまれてきた。その歴史を振り返りながら、楊は「100年前に「日本の最高の楽劇をお届けしたい」と先輩が立たせていただいた舞台で、素晴らしい年に記念公演の一環として『レビュー 春のおどり』を開催できますことを本当に幸せに思っております」と感謝と喜びを伝えた。

楊琳

楊琳

今回の公演の第一部がミュージカル・アクト「レ・フェスティバル」、第二部がレビュー「未来への扉~Go to the future~」となる。数々の劇団で、振り付けや演出を手がけてきた上島は、第一部について「大好きな作品である『ロシュフォールの恋人たち』をオマージュした歌とストーリーになっています」と語り、「夢と幸せに満ち、出会いと別れ、恋愛を歌と踊りで表現するには、OSKのようなレビュー集団でしかできないと思い、提案させていただきました。また今聴いても古臭くない「昔ながらの良さと、新しい未来への掛け橋」となるような歌のイメージが、100周年を記念した今回のテーマにもぴったりと合うと感じています」と、OSKの魅力を最大限に活かしたミュージカルになるという。

また、第二部については「未来に向かって行く」ことをテーマにしたレビューとなり、「この100年のさまざまなレビューの歴史、懐かしいものからこれからの未来に跨がっていくようなショーにしたいと思っています。『ニューヨーク・ニューヨーク』のようなミュージカルからアルゼンチンタンゴ、オーソドックスなボレロ、そして最近の2.5次元の要素などが交互にやってくる、懐かしさと新しさを音楽や踊りで行き来するようなアレンジにチャレンジをしてみたい」と意気込みを語った。

上島雪夫

上島雪夫

さらに、OSKの魅力について聞かれると「そんなに練習する? というくらい練習して、磨き上げる良さ」だと応えた上島。「昔ながらのレビュー劇団の本質が残っているので、振り付けをしていてもすごい勢いで食いついてきて「先生、もう一回!」と煽られるのですよね。そういう精神性の強さは、舞台に出た時の集中力にも繋がるので作っていて楽しい」と話し、楊も「ご期待に沿うべく、先生を東京に帰さない勢いで食らいついてお稽古をしていきたい。劇団員一同、熱い気持ちで先生と一緒に最高の『レビュー 春のおどり』を仕上げたい」と決意を伝えていた。

「人生が変わった」大阪松竹座の舞台で、記憶に残る歌と踊りを届けたい

OSK日本歌劇団

OSK日本歌劇団

ーーOSK誕生の地である大阪松竹座が、2023年で開場100周年を迎えました。改めて、みなさまの松竹座との出会いについてお聞かせください。

楊:私が初めて松竹座に来させていただいたのは、2004年の春に、66年ぶりにOSKが松竹座に立った『レビュー 春のおどり』を拝見するためでした。その時がOSKを初めて観た日で、和の劇場の雰囲気も初めてで、花道を見たのも初めてでした。客席の赤い提灯も点滅していて「なんだこのお祭り騒ぎは!」と、すごくワクワクしたのを覚えています。その上でOSKのパワフルな舞台もあいまって、気づけば劇場に魅了されていました。パワーがあって、温かくて賑やかで、華やかな雰囲気がすごく印象に残っています。

舞美:私はOSK日本歌劇団研修所に合格して3日後くらいに、桜花昇ぼるさんのお披露目公演を初めて拝見させていただいた日が初めての松竹座でした。京都出身で、当時はまだ大阪に来る機会がほとんどなかったため、「大阪の町=松竹座」という印象に。商店街の近くにあるので、賑わっている中心にある松竹座の雰囲気は「独特だな」と印象的でしたね。日本物のレビューショーと洋物のレビューショーで、同じ演者さんなのに演目によって劇場の雰囲気がガラッと変わって見えたのがとても新鮮でおもしろかったです。

千咲:私も楊さんと同じく、松竹座が初めてOSKの舞台を観た劇場です。「歌劇の世界に入りたい!」と思いながらも進路に悩んでいた頃、祖母に連れてきてもらって「ちょんぱ」(拍子木のチョンの音とともに照明が一斉にパッとつく演出)で幕が上がった瞬間、人生が明るくなったのですごく覚えています。難波を歩いたり観光もしたと思うのですが、その記憶はあんまりなくて、客席で観た「ちょんぱ」だけが頭から離れず、鑑賞後に「ここを受験したい」と思って、そのまま実家に帰ってすぐ願書を書いたのを覚えています。ちょうどその年の試験にも間に合ったので試験を受けて、OSKに入ることが叶ったので、私にとって人生のターニングポイントであり、今の私に繋がるキッカケとなる場所ですね!

翼:大阪出身なので、私は学生時代に校外実習で歌舞伎を観に来たことがあります。その時はレクチャーしていただいた歌舞伎を、舞台上でみんなで観ました。なので日本物をやる舞台というイメージでしたが、私も進路に悩んでいた時に松竹座で『春のおどり』を拝見して松竹座の印象が変わりました。ミラーボールが回ったり照明もカラフルだったりして、音楽も洋物がかかったり歌舞伎の花道から燕尾を着た男役さんが出てきたり、すっぽんの使い方も今までの固定概念が覆されて驚きました。また私も提灯がキラキラと色鮮やかに点灯していたことにはすごく衝撃を受けまして、それが「OSKに入りたい」と思ったキッカケのひとつになりました。

OSK日本歌劇団

OSK日本歌劇団

ーーみなさん松竹座でOSKと出会った際は、人生がガラッと変わるほどの衝撃だったのですね。今度は初めてのOSKの印象について、さらに詳しくお聞かせください。

楊:初めて観た頃はキャッチーな内容が多くて、民謡メドレーだったり、「着物でそんなに速く踊る?」というナンバーが多くて(笑)。和物も洋物もすごく耳に残りやすいメロディーで、どうしてももう一回観たくなって、一緒に来ていた母とそのままもう一度観ることに。余韻で劇中歌が頭の中をぐるぐる回っている状態だったので、新幹線に乗っても興奮気味に感想を話していて、家に帰ったらずっと歌っていました。それぐらいキャッチーな音楽でした。それから最後の桜パラソルを観て、開いたり閉じたり、回したりと「傘をああやって使うんだ!」と驚きましたね。

翼:私はずっと宝塚歌劇団が好きで観ていたので、相手役さんがいないのかと思ったのがすごい印象に残りました。その頃は桜花さん、高世(麻央)さん、桐生(麻耶)さんの三名の男役さんがいて、相手役ではない娘役さんがいるところが新鮮でした。オープニングも男役さんで歌い継がれていったところ、そしてなによりラインダンスがすごく速い! こんなに人は脚を速くあげられるのだなと、ものすごく衝撃を受けました。それにスポーツ観戦に近い、お客様も前のめりに観てしまうような熱いエネルギーのある舞台がすごくカッコ良かったですね。

舞美:翼くんと一緒で、ラインダンスを初めて間近で拝見した時は衝撃でした。クラシックバレエやジャズダンスをやってきたので、その難しさも痛いほどわかりましたし、みんなが一列で脚をあげる、それだけで人々を魅了することができるダンスがあるのかと。今思えば、トップさんや上級生の方がいらっしゃらない、下級生だけで成り立っているナンバーでしたね。あんなに華やかでエネルギーが伝わってくるダンスのシーンがあるなんて、「私もラインダンスをしたい!」と強く思ったことを覚えています。今はラインダンスをすることは少ないのですが、とっても大好きでその気持ちを忘れずにいないとなと思っています。

千咲:私は日舞ショーがすごく衝撃的でした。祖母が教えてくれて観に来て、勝手に静かな曲なのかなという先入観があったのですけど、大人数でとても煌びやかで、日本舞踊のイメージがガラッと変わった思い出があります。やはり松竹座のような大きい舞台ならではの華やかさがありますよね。今回の『レビュー 春のおどり』ではありませんが、日舞ショーはOSKならではの魅力ですし、松竹座の舞台ならではのOSKの特別な出し物だと思っています。

楊琳

楊琳

ーー「OSKならではの魅力」といえば、楊さんはかねてより「生命力」だとお答えになられていますよね。この生命力とは、先ほどみなさんが初めて観たOSKのステージで衝撃を受けた、キラキラとした華やかさであったりパワフルなダンスに繋がるものでしょうか?

楊:きっとそうだと思います。生きているだけでも大変なことがたくさんあるのに、自分がやりたいからこそやっている、何かを伝えようとしている人は、何かを消耗していると思うんですね。「消耗」という言葉を使うとマイナスなイメージを持つかもしれませんが、目には見えない何かを燃やさないと届けられないことがあると思います。その何かを燃やして、それがみなさまに伝わって、今度はその伝わったものがみなさまにとっての大事な何かに変わっていく。そこが生の舞台の良いところであり、OSKの魅力である「生命力」だと思っています。私たち自身も同じ体験をしましたが、生で感じたその一瞬のエネルギーというのは永遠に心に残る特別なものになりえるのですよね。だからこそ、映像で残すことができても、私たちはご覧になってくださるみなさまの中で永遠に残るような舞台を毎回お届けしたいと思って頑張っています。

ーーOSKに魅せられ、その世界に身を投じたみなさんが、今度は舞台の上で伝統を継承しながら魅せる側に。いま舞台に立つ上で、特に意識されていることはなんですか?

舞美:今があるのは、当たり前ではないということでしょうか。最初は華やかな世界が、とにかく美しいという印象でしたが、実際にOSKに入ってみると華やかさの裏には努力があるということを痛感しました。かつては解散の危機もあったと諸先輩方からもお話を聞いているからこそ、諸先輩方がOSKを守ってくださり、沢山の方に支えられて今がある。なので、私たちが今、舞台に立てていることは決して当たり前ではないということを常に頭に置いて日々稽古しています。そういった華やかな世界だけではない「雑草精神」もOSKの強みだと感じています。あえてその努力を見せるわけではないのですが、その精神を逞しさに変えて表現することで、美しさや儚さといった表現にも生きていると思います。

舞美りら

舞美りら

ーー会見で、作、演出、振付の上島さんも「これだけ練習するのか」と驚かれていました。その「雑草精神」とたゆまぬ努力が、生の舞台で何かを燃やし、煌めきとなって観ている方の特別な体験になっているのですね。個人的には、みなさまが舞台で輝かれているのは、ひとりひとりが自分らしく、個性を生かした表現をされていることもあるのではないかなと思っています。過去のインタビューで、楊さんが桐生麻耶さんから「笑顔を絶やさず、自分らしく」というお言葉をいただいたとおっしゃっていましたが、みなさんの「自分らしさ」は、どういったところにあると感じられていますか? 自分で応えるのも恥ずかしいところがあると思いますので、他の方から見たその人らしさをぜひ教えてください!

千咲:舞美さんといえば「ダンス」ですよね?

舞美:なにその決めつけ!(笑)

楊:たしかにね。

千咲:稽古場やこれまでの作品を拝見していても、歌がないダンスナンバーを踊られている舞美さんがとても好きなんです。私の好みになっちゃっていますけど、自由に感じるままに踊られているのを観ると、舞美さんの踊りだなと。

楊:それはわかる。誰よりもストイックだし、アスリートですよね。自分に一番厳しいからこそ、「こうしたい」という理想を誰よりも持っている。そういう自分の理想をしっかりと実現しているところはすごいなと思います。

ーーなかなかイメージしたところに辿り着くまでに挫折したり、妥協してしまう場面もある中で。

楊:はい、一切妥協しないんですよね、自分に。自分に甘くなってしまうところが誰しもあると思うのですけど、絶対にない、ストイックな人ですね。

舞美:それはみなさんもそうじゃないですか?

楊:いや、誰よりもすごいと思うよ。

千咲えみ

千咲えみ

ーー千咲さんのらしさはどういったところでしょう?

舞美:天真爛漫やんな。

翼:同期の中でも底抜けに明るくて、みんなが思い悩んでいる時も突破口を見つけてくるのがいつも千咲ですね。視線を変えて「こういうアプローチの仕方があるんじゃないか」とスコーンと言って状況を変えてくれるのです。みんなもそれを聞いて「やってみようか」となるので、明るい方向に持っていく力のある人ですね。その部分にいつも助けてもらっています。

ーー空気を変えて、舵を切ってくれる存在なのですね。

翼:あとは根っからのエンターテイナーだから、すごく色んな引き出しを持っている子だと思います。

舞美:裏でも楽しませてくれるね(笑)。

ーー翼さんらしさはいかがですか?

舞美:同期で褒め合いなさいよ(笑)。

千咲:えーっと、普段は慎重派だと思うんですよね。

舞美:かなり慎重派だよね。トントンと何回も壁を叩いている感じ、すごく準備する。

千咲:心配症なところもあって、「どう思う?」、「いいんじゃない?」という感じで会話も沢山するのですが、いざ舞台に出るとドシンと構えて堂々としているのです。

舞美:「さっきまで悩んでた人?」とびっくりするよね。

千咲:そうなんです。あとはなんと言っても、劇場の隅から隅まで行き届くダイナミックな翼の歌声は、一緒に立っててもすごいなと感じますね。慎重だけど、舞台ではダイナミックなところが翼らしさですね。

楊:本当に圧倒されますね。千咲が言った通り、劇場を包みこんでいく歌がすごい。迫力がありますね。

ーー翼さん、眉間に皺を寄せてますが。そんなに恐縮しなくても(笑)。

翼:すみません、慣れなくて……。

一同:ハハハ(笑)。

翼和希

翼和希

ーーさて、では楊さんのらしさといえば。

舞美:それぞれ持つイメージが違うのですよね。後輩たちにとっては、楊さんはみんなの前を走っていく存在で、それを追いかけているイメージみたいで。だけど私は逆で、みんなと歩幅を合わせて、横並びで手を携えて「行くよみんな、一緒に行こう!」というイメージなんです。学年もあると思うのですが、男役さん、娘役さんなどそれぞれできっと役割を変えているのか、イメージが全然違うみたいなのです。

楊:それはいいところなのかな?(笑)。

舞美:良いところ!

千咲:みんなに愛されてるということですよね。

楊:それはない。

舞美:本当に愛されてるよね!

楊:それは私ではなく、OSKを愛してくださっているのですよ。だけど確かに、大阪で生まれた劇団ということもあって、松竹座では特にみなさまの愛をものすごく感じます! 舞台に立っていても、親戚かと思うぐらい見守ってくださっている(笑)。

舞美:「待ってました!」と歓迎してくださるムードですよね。

楊:その温かみをとても感じますね。

ーー先ほどは恐縮されていましたが、翼さんはいかがですか?

翼:以前のインタビューでもお話ししたのですが、楊さんは太陽のような方だと思っています。太陽の種類もカッと情熱的に熱い太陽もあれば、暖かいポカポカした太陽もあり、いろいろな一面を持たれています。私たちの前を走って先をゆくというのも、多くを語らず背中で語ってらっしゃいます。言葉で教えてくださることももちろんあるのですが、率先してご自分がお稽古したり自分から行動で示されることで、私たちも楊さんのようにやってみようと追いかけていく、そんな感覚に近いです。

OSK日本歌劇団

OSK日本歌劇団

ーー楊さんに追いつけ、追い越せの気持ちで励むと。

楊:舞美は一番一緒に長くやっているから、ちょっと立場も違ってイメージも違うんじゃない?

舞美:そう、逆に月のように物静かなイメージ。

楊:それは普段でしょ!(笑)

舞美:舞台でも出ていると思いますよ。レビューショーでは華やかな面が前に出る部分もありますが、お芝居は内面が前に出る部分があると思うので、そういう時にその静かな楊さんらしい一面が生きているなと感じるのです。

楊:舞美は私がダメな時も見てるし、誰よりも一緒にやってきたからこそ、一番ナチュラルに自分らしくいられる存在なんですよね。こんなことを言うと夫婦みたいですけど(笑)。

舞美:私にとっても、なにも考えずに踊れる相手ですよ。失礼な言い方かもしれないですが、気を遣っていないとかではなく、あまりなにも考えずに身を任せられるというか。

楊:そんな感じだよね。言葉にしなくてもやりたいことや言いたいことがわかるし、一番落ち着く……。どちらかといえば、あまりパーソナルスペースが広い方ではないので、そういうところが月のようなのかもしれません。

ーー私たちが見上げる綺麗な月にも裏側があって、だからこそ奥行きや深みのある美しさを感じるような。

楊:私は心細くなるタイプなのですけど、舞美はドーンとしているからずっと励まされています。「なんとかなる! 行ってこーい! 大丈夫、大丈夫!」と背中を押してくれるので。

OSK日本歌劇団

OSK日本歌劇団

ーー同期、そして先輩後輩という立場を超えて、共に支えあいながら、今日まで歩んでこられたことが伝わってきました。最後に、2月4日(土)よりスタートする『春のおどり』に向けて、改めて意気込みをお願いいたします。

楊:今回は一部がミュージカル・アクト、二部がいつものオーソドックスなレビューという初めての公演なので、私たちも当日がとても楽しみです。なにより、ただならぬ御恩を感じている大阪松竹座の開場100周年記念公演という節目に、少しでも恩返しできればと思っています。一度観ていただけたら、絶対に心に残ってまた観たいと思っていただける自信があります。みなさまにとっての明日への活力であったり、日々の糧であったり、生きるうえで必要なものになれるよう、演出陣、愛すべき仲間の劇団員とともに最高のレビューをお届けしますので、ぜひたくさんの方に観にきていただけたらと思います!

取材・文=大西健斗 撮影=田浦ボン

公演情報

『大阪松竹座開場100周年記念 OSK日本歌劇団​「レビュー春のおどり」』
日程:2月4日(土)~12日(日)
料金(税込):
一等席 9,500円
二等席 5,000円
スタッフ:作・演出・振付 上島雪夫
☆イープラス貸切公演☆
日時:2月5日(日)15:00〜
【独自席種・独自価格】
・プラチナ席(1階J列までのセンターブロック):10,500円
・一等席(1階特別優待価格):6,500円
・一等席(2階特別優待価格) :4,500円
・二等席(特別油袋価格):2,500円
★スペシャルアフタートーク決定
①初めてご観劇の方でも楽しめるOSK出演者の魅力満載のおしゃべりタイム!
②じゃんけん大会によるサイン入プログラムをプレゼント!
③客席からご持参のスマホによる撮影タイム!

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大阪松竹座開場100周年記念特集『松竹座の未来予想図』
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(松)「道頓堀の凱旋門」と呼ばれ、映画に歌舞伎にとハイブリッドな劇場だった
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(梅)生まれ変わった「演劇の殿堂」が歌舞伎や上方喜劇、OSK、関西ジャニーズJr.らと描く未来
 
OSK日本歌劇団100周年記念連載『OSK Star Keisho』
第2回:楊琳、先輩の大貴誠や桐生麻耶からもらったお守りのような言葉とは
第3回:翼和希、「芸事は正解がないからこそ、誰かに認めてもらうと自信に繋がる」
第4回:舞美りらと千咲えみが見せた、互いへの尊敬「OSKは継ぎ足されてきた「秘伝のソース」みたいな劇団」
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