PAN、無期限の活動休止を発表　大阪心斎橋BIGCATのワンマンも決定

1995年から大阪を拠点に全国で活動してきたPANが、8月18日（金）大阪心斎橋BIGCATのワンマンライブを最後に無期限の活動休止することが決定した。

メンバーそれぞれの私生活があり、考え方ややり方が次第に変わって、同じペースで進めなくなったのが理由とのこと。幼馴染みの3人が中心でやってきた活動のため、誰か1人でも欠けてしまうとPANとしての活動が出来ず、それぞれの生活がある中で話し合って、活動を休止するという選択に至った。

なお、現在決定しているツアーは予定通り行う。

メンバーコメント

PAN Vo. 川さん

突然このような発表になり、驚かせてしまい申し訳ありません。
2月にゴッチからバンド活動の継続が難しく、6月いっぱいでPANからの脱退をしたいと申し出がありました。
これからの人生を考え、家族や自分と向き合い、違う目標を持って生きて行く事を決意しての言葉だったので、メンバーとして真摯に受け止めました。
現在PAN のメンバーは、自分とゴッチ、ダイスケの3人です。
子供の頃に出会い、幼馴染みの遊びの延長線上にバンドがあり、15歳から始まったPANは28年ものバンド活動をしてこれました。僕はこの3人から誰かが抜けるなら、それはもうPAN ではないと思っています。
ゴッチが脱退するなら、それはPANの活動が出来なくなるという事。
だからゴッチにはPANを脱退させずに、PAN がバンドとして活動休止をする事が良いと考え、自らの意思で今回の決断に至りました。バンドをする人生を選び、ライブハウスで出会った沢山の方々には心から感謝しています。
数々のバンドに刺激を受けて、関係者の方にはいつも支えてもらい、お客さんからはこれ以上ないほどの愛情を注いでもらい、ほんとにありがとうございます。
『誰かの生き甲斐になれる』
こんなにも素敵な事って他に無いと思います。
音楽が力に変わりその人の見える世界が変わりそして人生が変わると思っています。
バンドって最高にかっこいいしバンドやってる自分も好きやわ。だからずっとやってこれた。
今もまだツアー中、残りのライブを全力で楽しめるように、沢山の人に会いに行くのでどうか最後までよろしくお願いします。

PAN Ba. ダイスケ

応援して下さっている皆様、関係者の皆様、お世話になっている皆様にこのようなご報告をしなければいけない事、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ここ数年間何度も何度もバンド存続の危機があり、なんとかメンバーやチームPAN と一緒に乗り越えてバンドを続ける事が出来ていたんですが今回ばかりは乗り越える事が出来ませんでした。
時間が解決してくれる事もあります、、、今はそれを信じてPAN をお休みさせて頂きます。僕自身は音楽活動をこれからも続けていくつもりです。
音楽の力を信じ、これからも前に進んでいこうと思っております。
28年間、PANを応援してくれて、沢山愛してくれて本当にありがとうございました。

PAN Gt. ゴッチ

僕らに携わってくださった方々、応援してくださった方々、仲間のバンドマン、関係者の方々に対して突然このような発表になり本当に申し訳ございません。
僕は昔から何をするにしても長続きしない人間でした。始めても直ぐに辞めたり、そもそもやらなかったり、何となくで毎日を過ごしている人間でした。
高校に入る時にバンドやる？って話しが出た時、昔から音楽に興味があったので、「やる！」と言う判断をする事は早かったです。遊びで始めた物がまさか20 年以上もやり続ける事になるとは夢にも思わなかったですが。それほどバンドと言う物に無茶苦茶のめり込みました。楽しくて仕方なかったです。そこからずっとずっとバンド人生を送って来ました。
それと共に過ごして来たバンド以外の私生活、家庭の事。それらをほとんど顧みずに、とても疎かにして過ごしていた事が多々ありました。そこで自分の家族、身近にいる人達、メンバーにとても大きな負担を負わせ凄く苦しい思いをさせ続けていました。
自分は、考えなければいけない時にどこか浅はかな考えをしてしまったり現実を見れなかったりする事がある人間です。
それにより周りにどれだけ迷惑をかけたか、どんな気持ちになるか、そういう事を後回しにして余計に負担をかけてしまった事も沢山ありました。
本当にこれは全部僕個人が招いた事です。
あくまで僕自身が不甲斐無くて、至らなくて周りに負担や迷惑ばかりかけた事です。
このような発表になり本当に申し訳ございません。
自分の至らない部分から逃げずにしっかり見直して向き合ってこれから成長していきたいです。
PAN と言うバンドが好きです。音楽が好きです。今決まっているライブに関して全力で取り組んでいきます。僕らだけでは到底ここまでバンド活動は続けてこれなかったです。家族、お客さん、バンド仲間、スタッフ、イベンター、今まで僕らに携わってくださった全ての方々のおかげです。出会ってくれて本当に本当に感謝しております。本当にありがとうございました。
これからもPANはPANらしくありたいので何卒よろしくお願いします。