市川猿之助、京都・晴明神社にて『新・陰陽師』の成功祈願・絵馬奉納 コメント到着

2023.3.18
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舞台

(左)市川猿之助

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4月歌舞伎座「鳳凰祭四月大歌舞伎」の昼の部は伝奇小説「陰陽師」を原作にした新作『新・陰陽師』を上演する。

それに先立ち、安倍晴明を祀る晴明神社(京都市上京区晴明町)にて、本作で脚本・演出、そして蘆屋道満役を勤める市川猿之助が成功祈願を行い、出演者(市川猿之助、坂東巳之助、中村壱太郎、尾上右近、中村隼人、中村児太郎、中村福之助、中村鷹之資、市川染五郎)が書いた絵馬を代表して奉納。当日は、京都・南座「三月花形歌舞伎」に出演中の尾上右近、中村鷹之資も駆けつけた。

前列左、市川猿之助、後列左より、尾上右近、中村鷹之資

左より、中村鷹之資、市川猿之助、尾上右近

市川猿之助

市川猿之助_出演者が書いた絵馬と共に

市川猿之助

成功祈願の様子

◆市川猿之助コメント

公演が成功するように座中一丸となって、良いものをこれから作り上げ、初日が開いてからも努力していこうということを晴明様にお誓い申し上げました。絵馬に書いた言葉は「神恩感謝」。4月にこうして公演をやらせていただけるということがすでにありがたいことですから、まずは感謝を申し上げて、そこからものごとが始まるということです。

今回の『新・陰陽師』は同じ夢枕獏先生の原作をもとにしていますが、前回の公演から10年経ってリニューアルという意味も込めて、古典歌舞伎の形式でお届けします。若手それぞれに見せ場を作りますので、普段彼らがいかに古典歌舞伎を学んできたかということの成果をお見せいたします。彼らにとっても色々な発見がある舞台になるのではないかと。

昼夜二部制ということもあり、久しぶりに三幕構成としてひとつのお芝居をじっくりと観ていただきます。ひとりでも多くの方に劇場に足を運んでいただいて、お芝居を楽しんでいただければと思っております。

公演情報

歌舞伎座新開場十周年記念
『鳳凰祭四月大歌舞伎』
 
日程:2023年4月2日(日)~27日(木)【休演】10日(月)、17日(月)
会場:歌舞伎座

昼の部 午前11時~
 
夢枕 獏 原作(「陰陽師 瀧夜叉姫」文春文庫)
石川耕士 監修
市川猿之助 脚本・演出
新・陰陽師(しんおんみょうじ)
滝夜叉姫
蘆屋道満宙乗り相勤め申し候
 

『新・陰陽師』特別ポスター

 
新開場から十年の時を経て、世代も新たに蘇る『陰陽師』の世界!
 
安倍晴明:中村隼人
源博雅:市川染五郎
平将門/村上帝:坂東巳之助
滝夜叉姫/如月姫:中村壱太郎
興世王:尾上右近
桔梗の前:中村児太郎
俵藤太:中村福之助
大蛇丸:中村鷹之資
源八坊:市川青虎
琴吹の内侍:市川寿猿
式神密夜:市川笑三郎
式神密虫:市川笑也
藤原忠平:市川猿弥
藤原実頼:市川中車
三上山の山姥:市川門之助
蘆屋道満:市川猿之助

夜の部 午後4時~

世瀬川如皐 作
一、与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)
木更津海岸見染の場
赤間別荘の場
源氏店の場

与三郎:片岡仁左衛門
お富:坂東玉三郎
蝙蝠安:片岡市蔵
番頭藤八:片岡松之助
五行亭相生:市村橘太郎
海松杭の松五郎:中村吉之丞
お針女お岸:中村歌女之丞
赤間源左衛門:片岡亀蔵
鳶頭金五郎:河原崎権十郎
和泉屋多左衛門:市川左團次

河竹黙阿弥 作
二、連獅子(れんじし)
 
狂言師右近後に親獅子の精:尾上松緑
狂言師左近後に仔獅子の精:尾上左近
僧蓮念:坂東亀蔵
僧遍念:河原崎権十郎
 
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