TVアニメ『君は放課後インソムニア』先行上映会レポートが到着　

TVアニメ『君は放課後インソムニア』の先行上映会のレポートが到着したので引用する。

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TVアニメ化＆実写映画化が発表され注目を集めている『君は放課後インソムニア』。2023年4月10日(月)からテレビ東京ほかにてTVアニメが放送開始となる本作の先行上映会＆トークショーが、3月19日(日)、東京・TOHOシネマズ池袋で開催された。

第1話～第3話の上映後、中見丸太役・佐藤 元さん、曲 伊咲役・田村 好さん、白丸 結役・戸松 遥さん、受川太鳳役・山下誠一郎さん、MCとしてテレビ東京アナウンサーの中原みなみさんが登壇。作品に関する楽しいトークを繰り広げた。

先行上映を終えて拍手で迎えられたキャストに、MCの中原さんが感想を求めると、佐藤さんは「年齢層や性別も幅広くたくさんの方にご来場いただき嬉しく思っております」、田村さんは「特に最近はオーディション当時のことを思い返すのですが、今この場所に立てていて良かったです。ありがとうございます」と答える。

原作を初めて読んだときの印象を聞かれた戸松さんは「私も昼夜逆転しているタイプで夜を持て余すことが多いのですが、夜の時間を充実した時間にできる彼らが羨ましいです」と話すと、山下さんは「独特の間が魅力的な作品で、男女が出会って2人だけの秘密を共有するというのは、『俺もこういう青春を送りたかったな(笑)』とワクワクしました」と述べた。

続いては、キャストが演じるそれぞれのキャラクターについて、第一印象や演じる上で意識したポイントを聞いてみることに。

佐藤さん(中見丸太役)「アニメ化する前からコミックスを読ませていただいていて、丸太と僕が似ている部分が多すぎるなと。実家では今日みたいな眼鏡をかけているのですが、父に『これお前？』と言われるくらい(笑)。そのため、演じるというのが難しく、『この感情は丸太なのか自分なのか』を緻密に分けていくのが大変でした」

田村さん(曲 伊咲役)「一見して明るい子って片付けられそうだけど、明るいだけじゃなくて、他の人にも優しさを分け与えられるような優しい子で。そして、いつものメンバーと一緒にいる時にふと『これって本当に私なのかな？』と、深淵も覗かせるような女の子ですね」

戸松さん(白丸 結役)「喜怒哀楽が表面に出る子ではないのですが、内側に秘めるパッションがある子なので、出しすぎず出さなさすぎずというのがお芝居の加減として難しいですね。クールに見えて一人の時にニコって笑っていたり、すごく優しくて後輩思いで。そういう熱い気持ちを表現できたらな、と」

山下さん(受川太鳳役)「いいヤツそうだなというところから始まって、ずっとガンちゃんを支えて見守っている頼れる友達というのはありつつ、どう自分と折り合いをつける演技をすれば良いのかと。試行錯誤した結果、自分に近いというよりかは理想の男に近く、自分に無いものを埋め合わせるようにして楽しく演じました」

そして、会場のお客さんは第1話から3話までをスクリーンで見たということで、各シーンの場面カットを見ながら振り返りトークが。

第1話の天文台のシーンを見た佐藤さんは、「この作品を象徴するシーンで、息遣いが伝わるようにマイクにギリギリ近づいた状態で、どこまで生っぽく喋れるのか挑戦しました。ここから2人の関係が始まるのですが、『一緒に眠れる相手』がいるってことに気づけたのがどれだけ幸せなのか」とアフレコ時のエピソードを交えながら話す。

同じく第1話から、中見と受川が階段で話すシーンについて、山下さんは「原作のニュアンスとアニメの演出の違いが面白いなと思って、繊細な物語の中でどこまでギャグをやるべきなのか、どこまでそれを受けるのかというのは針に糸を通すかのような難しさがあり印象的なシーンでした」と語った。

第2話、2人が天文部に任命されるシーンでは、田村さんが「この2人が笑い合っているシーンが大好きで、アフレコの際は隣に佐藤さんがいらっしゃって、マイク前で喜びの感情を出せるのが嬉しかったですし、緊張とか無く収録できたことに思い入れがあります」とコメントすると、第3話の白丸にカメラを教わるシーンについて話を振られた戸松さんは「目がキラッキラしていて、美しいものや素敵なものを見た時はこういう表情になるんだ、というのが伝わってきます」と笑みをこぼした。

そして告知コーナーでは、新情報としてラジオ番組が配信されることが明らかになり、会場からは拍手が送られた。

●ラジオ番組『君は放課後インソムニア ヒミツのラジオ活動』

先行上映会の最後には、登壇者からメッセージが贈られた。

山下さん「本作は、見る人によって色々な感想を抱く作品かと思います。それぞれの心の機微を大切にしていただき、日常の糧に楽しみにしていただければと。個人的に3話は白丸先輩の飯テロが大好きで、スピンオフで良いので『白丸のグルメ』とかやってほしいですね(笑)」

戸松さん「白丸さんは天文部のOBとして、丸太や伊咲にカメラを教えたり、サポートに徹していくことも多いのですが、これを機にカメラってこんなに面白いんだと興味を持たれる方もいらっしゃるんじゃないかなと。今後の展開も楽しみにしています」

田村さん「初めてのアニメヒロイン、そして先行上映会が開かれるという環境に恵まれているなと思います。まだ3話なのですが、個人的に5話まで見てほしいですし、そこまで見たら最後まで見てほしいです。石川県を代表するアニメといえば『君ソム』と言われるような作品だと思っていますし、『七尾港（みなと）まつり』に皆さんにも行っていただきたいです！」

佐藤さん「僕自身の不眠に対する不安だったりは自分だけが持っているのかと思っていたのですが、実はそうではなく、今ここにいらっしゃる皆さんも何かしらの不安を抱えているかもしれません。『インソムニア』のキャラクターたちもすごく葛藤しながら生きていて、どう生きたらいいのかを真正面から捉えさせてくれる素晴らしい作品なので、どうかあたたかい空間になってくれれば役者冥利につきます。ぜひ最後までお付き合いください」

4月10日(月)よりテレビ東京ほかにて放送開始となるTVアニメ『君は放課後インソムニア』。今後の続報にも、ぜひご期待いただきたい。