『ヴァグラント』『FACTORY GIRLS』「3LDK」アミューズの注目作品&ユニットが集合 日比谷フェスティバルレポート

2023.5.1
レポート
舞台
イベント/レジャー

ミュージカル『FACTORY GIRLS〜私が描く物語〜』

ステージには柚希礼音、ソニン、実咲凜音、清水くるみ、平野綾が登場。前向きでパワフルなメッセージに満ちた「自由か死か」でスタートした。自分らしく生きようと奮闘する女性たちを描いた凛々しく勇ましい楽曲に、客席から大きな拍手が起きていた。

本作は、2019年に日米のクリエイターによって競作され、同年の読売演劇大賞優秀作品賞を受賞したオリジナルミュージカル。ソニンは「アメリカで曲や流れはなんとなくできていましたが、みんな世界初演という気持ちで作り上げました」と語る。

19世紀半ばのアメリカの実話を元に、過酷な労働環境や賃金に関する差などに対し、平等と権利を求めてペンを武器に戦った女性たちを描いた物語で、この日のイベントに登場したキャスト陣は紡績工場の工員を演じる。柚希演じるサラが、ソニン演じるハリエットら女性たちと友情を育み、立ち上がる物語だ。女性たちのポジティブなパワーが詰まった楽曲とストーリーで、2019年の初演は多くの観客の共感を呼んだ。

続いて披露されたのは、サラが戦うことへの不安と決意を歌う「剣と盾」。柚希のまっすぐで伸びやかな声に心を掴まれる。日比谷フェスティバル用の特別バージョンとなる「自由の国の娘たち〜ストライキ」は、語りかけるようなソニンの歌唱によって物語の世界に引き込まれた。サラとハリエットの友情とすれ違い、女性たちの強い思いに胸を打たれる。

柚希礼音

ソニン

実咲凜音

トークコーナーでは、再演から参加する平野が「みなさんのパワーに驚いています。早くこのチームワークに入れるように頑張ります!」と意気込み、ソニンは「今回はキャストが結構変わっているのもあって、楽曲やセリフが加わったり変更されたり。初演を見てくださった方も新鮮に楽しめると思う」と見どころを語る。柚希は「サラとハリエットの友情が育まれるまでの過程がより丁寧になるそうです」と、変更点に対する楽しみなポイントを述べた。

楽曲の難易度が高いのも本作の特徴だそう。実咲は「私は歌ってないけど、寄稿集の編集シーンで歌う曲は難しいと思う。三拍子だし」と挙げ、清水は「戦う曲はリズムをちゃんと取らないと戦っている感じがしない」と難しさを語っていた。

清水くるみ

平野綾

平野は「私は今回から初参加で、大変なことや作中の素敵なことを、これからたくさん感じていくと思います。それを大切にしながら、みなさんに引っ張ってもらいつつ新しい『FACTORY GIRLS』を作れたらいいなと思っています」と意欲を見せる。清水は「また新たな、パワフルな作品になると思うので、初演を観てくださった方もぜひ観に来てください!」と笑顔で語り、実咲は「初演の時、観に来てくださった方々からいただいた言葉が連鎖し、たくさんの方に観ていただけたことを本当に嬉しく思いました。新たなメンバーも加わり、いちから新しく作るものを観ていただけたら嬉しいです」とアピール。

ソニンは「初演は本当に苦労してみんなで作り上げました。もちろん日米合作ではありますが、日本発のオリジナルミュージカルだと胸を張って言いたいくらい、本当に全力で作りました。そこから再演に向けてさらにブラッシュアップし、新しいキャストの皆さんに刺激をもらって、2023年の『FACTORY GIRLS』ができると思います。劇場でお会いできることを楽しみにしています」と熱意たっぷりに語る。柚希は「公演中も何度も魂を揺さぶられる感覚がある、大好きな作品なので、再演ができて本当に嬉しいです。新たな仲間が加わり、3年半経ってみなさん今日まで色々なことがあって、それを元にさらにパワーアップした舞台をお届けしたいと思いますので、何度でも足をお運びください」と呼びかけ、優しく温かい力強さに満ちた「あなたと出会えてReprise」で幕を閉めた。

>(NEXT)3LDK
  • イープラス
  • ソニン
  • 『ヴァグラント』『FACTORY GIRLS』「3LDK」アミューズの注目作品&ユニットが集合 日比谷フェスティバルレポート