燐光群、創立40周年記念公演第1弾としてデヴィッド・ヘア戯曲の『ストレイト・ライン・クレイジー』を上演

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2023.6.6
燐光群 『ストレイト・ライン・クレイジー』

燐光群 『ストレイト・ライン・クレイジー』


2023年7月14日(金)~7月30日(日)下北沢ザ・スズナリにて、燐光群創立40周年記念公演第1弾となる『ストレイト・ライン・クレイジー』が上演されることが決定した。

燐光群とは、1982年創立され、主宰である坂手洋二の作・演出作品を中心に、社会性・実験性の高さと、豊かな表現力を兼ね備えた、斬新で意欲的な新作公演を重ねている。

『ストレイト・ライン・クレイジー』は、ニコラス・ハイトナー演出、レイフ・ファインズ主演により、2022年に初演。ニューヨークの「都市計画」史にまつわる「報告劇」の手法を折り込みながら、作者デヴィッド・ヘアが物語型のストレイト・プレー『スカイライト』『エイミーズ・ビュー』などの醍醐味をも存分に発揮、昨秋「ナショナルシアターライブ」上映でも好評を博した、最新作。

主人公は、現代アメリカの都市計画を推進したカリスマ行政官ロバート・モーゼス。アメリカ中に公園や道路を多く建設し、スラムをなくし、文化施設リンカーンセンターを建造、国連をニューヨークに誘致するなどして、市民の生活を変えた。彼が実現した都市形態の多くは、現在もそのまま残され、運用されている。世界都市ニューヨークのマスタービルダー(創造主)と称された彼は、全長627マイルの高速道路を建設し、直線狂( ストレイト・ライン・クレイジー)とも呼ばれていた。政治家でも実業家でもない立場であるにもかかわらず、彼は計画の実現に腕力をふるい、時に「民主主義」の味方とされ、またあるときは傲慢な野心家と揶揄されることもあった。本作では、その半生の光と影を、ジェイン・ジェイコブズらモーゼス以外の実在の登場人物たちの姿と共に、描き出す。

本公演の出演者は、三十年以上にわたって活躍してきた大西孝洋猪熊恒和鴨川てんし川中健次郎ら劇団中枢メンバーに加え、武山尚史ら新世代。22年『ブレスレス』にて燐光群初出演、ここ数年いくつもの演劇賞に輝いた森尾舞、多くの話題作に出演してきた南谷朝子を、客演に迎える。

『パーマネント・ウェイ』(2003)『スタッフ・ハプンズ』(2004)『ザ・パワー・オブ・イエス』(2009)『悪魔をやっつけろ』(2020)に続く5回目の燐光群によるデヴィッド・ヘア作品日本初演に期待しよう。

公演情報

燐光群
『ストレイト・ライン・クレイジー』
 
日程:2023年7月14日(金)~7月30日(日)
会場:下北沢ザ・スズナリ
 
出演:
大西孝洋 猪熊恒和 森尾舞 武山尚史 南谷朝子
鴨川てんし 川中健次郎 坂下可甫子 遠藤いち花
中山マリ 樋尾麻衣子 尾形可耶子
西村順子 徳永達哉 瓜生田凌矢 島藤昌代
 
スタッフ
作:デヴィッド・ヘア
翻訳:常田景子
演出:坂手洋二
照明:竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)
音響:島猛(ステージオフィス)
舞台監督:森下紀彦
美術:じょん万次郎

音楽:太田惠資
衣裳:小林巨和
擬闘:山村秀勝
演出助手:水野玲子
進行助手:中山美里 宅間
文芸助手:清水弥生 久保志乃ぶ
衣裳助手:ぴんくぱんだー 中山マリ
舞台収録・写真撮影:姫田蘭
宣伝意匠:高崎勝也
イラスト:石坂啓
協力:名取事務所 アットプロダクション株式会社
制作:Caco   尾形可耶子 島藤昌代
Company Staff:秋葉ヨリエ 内海常葉 桐畑理佳 田中結佳 鈴木陽介 宮島千栄
主催:有限会社グッドフェローズ
 
全席指定:
一般前売 3,800円 ペア前売 7,000円 当日4,200円
U25(25歳以下)/大学生・専門学校生 2,000円
高校生以下 1,000円 ※当日受付にて要証明書提示
 
予約:
燐光群オンライン https://www.s2.e-get.jp/rinkogun/pt/
ご観劇の前々日までにウェブ上でご予約頂き、セブンイレブンでをお受け取りいただけます。
事前精算(手数料はお客様負担)。要会員登録(無料)。
 
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(当日精算予約)
 
予約受付開始:6月11日(日)10:00
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