並んでも食べたいフェス飯！『フジロック'23』フード・ドリンク情報

7月28日（金）・29日（土）・30日（日）に新潟県湯沢町苗場スキー場で開催される日本の夏の風物詩『FUJI ROCK FESTIVAL'23』（以下、フジロック）。その最大の魅力は日本最大級の野外音楽フェスティバルの名に相応しい、フー・ファイターズ（FOO FIGHTERS）、リゾ（LIZZO）、ザ・ストロークス（THE STROKES）といった名だたるヘッドライナーを含む212組の強力なラインナップによって奏でられる音楽であることは周知の事実。だが、『フジロック』の魅力はそれだけではない。前夜祭から数えて延べ4日間におよぶ音楽の祭典では、数万人が生活を共にする。そのため、音楽以外の面も手厚いサポートがなされている。

その中でも「食」、『フジロック』の誇る“フェス飯”は評価がすこぶる高い。今年の全出店情報はすでに発表されていて、オフィシャルサイトでは各店舗の一押しメニューと価格を知ることができる。そこで今回は、事前にSPICE Twitterで呼びかけたアンケートによる取材結果をベースに、編集部担当者、ライター、その周辺の関係者などの声を加えた選りすぐりの“フェス飯”情報をお届け！

■フジロック自慢の「並んでも食べたいフェス飯」

フジロック自慢のフェスごはんが食べられるエリアは全部で11ヵ所。全長4kmにもわたる広大な会場の、最南端から最北端、その後上空へと進みながらエリア毎にピックアップしていこう。

▶PYRAMID GARDEN

PYRAMID SIDE BAR「クラフトビール各種」700〜2000円
日本各地のクラフトビールのスペシャリストが集結する、種類豊富なクラフトビールを楽しみたい人が集まる店。SPICE編集部・Aさんの直行予定店。

don's cafe「クレープ」700円
疲れると、甘いものが食べたくなる。そんな時には、don's cafeで「クレープ」を注入してエネルギーチャージ。

双葉ワンタン「双葉ワンタン」700円
あっさりめのスープにのどごしのいい食感のワンタンが身も心もホットにしてくれる。福島県双葉町の復興アクションとして生まれたフード。

▶CAMP SITE

AMOAKO食堂「ジョロフライス」1000円
店主の父の出身地、アフリカ・ガーナのソウルフードがフジロック初出店。トマトと数種類のスパイスで炊き上げたバスマティライスと衣ザクザク中はジューシーなフライドチキンのマッチング…食べてみたいという声が多数。

ShuwaP シュワシュワピース「たっぷり春雨入りスープGyoza」1000円
植物由来原料を使い、食感や味などもふくめて肉や魚料理などを再現した環境にも体にも優しいプラントベースフードで作られたスープGyoza。トッピング（パクチー、麻辣）でカスタマイズも。

▶THE PALACE OF WONDER

麵屋酒房 鶏の陣「長岡しょうが醬油ラーメン」950円
新潟県・長岡のご当地ラーメン・長岡しょうが醤油ラーメン。伝統の町中華の味を苗場プリンスホテル内麺屋酒房『鶏の陣』が初出店にて提供。しょうが醤油の味わいに期待大。

▶YELLOW CLIFF

LITTLE JUICE BAR「いちごけずり®」650円
北海道・札幌に本店を構えるリトルジュースバーのオリジナルフローズンデザート。北海道ミルクムースといちごのフレッシュソースと一緒に甘酸っぱくとろける食感が途轍もなく美味。

さかたや「浜焼きイカ」700円
地元新潟の漁師町の「海と魚と歴史のまち」がキャッチコーピーの寺泊直送といわれてしまったら食べずにはいられますまい。香ばしく、ジューシーな焼きたてあつあつのイカ焼きにはビールもお忘れなく。

▶OASIS

【SPICEアンケート得票数・1位】おにぎりや ゆた「おにぎり」350円
アンケートの1位に輝いたのは、魚沼産コシヒカリの中でも最高の味わいとされる南魚沼産の従来コシヒカリを使用した炊きたてごはんから一つひとつ手作りされる、おにぎりや ゆたの「おにぎり」。

【SPICEアンケート得票数・3位】元祖 越後もち豚「もち豚 串焼き」700円
フジロックでは長年愛されている、新潟県の越後もち豚の串焼き。味付けは塩コショウ、味噌の2種類。食事時はいつも長い列ができる。

五平餅「五平餅」400円
新潟県産コシヒカリを使用した五平餅。味は定番の赤みそ、甘口の白みそ、いそべ風ののりしょうゆの3種類。

◇読者の声「新潟といえば五平餅も絶対食べます。去年は4日間毎日購入！」（Sugar・41歳・フジロック参加18回）

▶GAN-BAN SQUARE

GAN-BAN BAR「クラムチャウダー」500円
GAN-BAN SQUARE復活の今年もワンコインで寒い夜にも温まれる「クラムチャウダー」でお腹を満たしてからお酒を楽しんで。

▶ところ天国

ところ天国「天国バーガー」1000円
天国バーガーは河原のお休み処「ところ天国」の名物のひとつ。川縁に座り、せせらぎの音に耳を傾けながらほおばるバーガーは格別の味わい。限定醸造のクラフトビールやカクテルもおすすめ。

California diner PLAYERS「銘柄豚の豚カルビ丼」1000円
厳選された銘柄豚を一頭買いし、鮮度抜群の豚肉を甘辛ダレで絡めてご飯にオンしたオリジナル豚丼。ガッツリ食べたいときに。

▶AVALON FIELD

【SPICEアンケート得票数・2位】タナカクマキチ。「舞茸天丼」850円
新鮮な新潟県産舞茸をたっぷり使った舞茸天ぷらのどんぶりは、腹持ちもよく、美味しくてリーズナブルなので人気も高いフジロックの逸品。

朝霧食堂「富士宮やきそば」「ぐるぐるウインナー」650円
朝霧高原名物「富士宮やきそば」と「ぐるぐるウインナー」は鉄板。朝霧牛乳、ミルクシチューも美味しい。

▶FIELD OF HEAVEN

LOTUS CAFE「コーヒー」500円
苗場1年目から、ヘヴンで焙煎した美味しいコーヒーを提供しているフジロックの老舗。お酒も美味しいけれど、コーヒー党に強く支持される店。

▶ORANGE CAFÉ

ルヴァン「バタハチ」500円
おいしいパンが食べたいと思ったらルヴァンへ。こちらもフジロックの老舗。天然酵母のパン・カンパーニュにバターとハチミツを塗った定番の「バタハチ」は持ち運べるので重宝する人が多し。

そうめん専門甚-JIN-「数量限定!スペシャル3色盛り!」1000円
本州唯一の素麺専門キッチンカーを営むそうめん専門店が「素麺の常識を変えてみせる」と断言。創業100年以上の島原手延べそうめんメーカーの素麺使用の日替りで3色素麺、暑い日に食べるとよさそう。

▶DAY DREAMING

万珍酒店 by MANGOSTEEN「クラフトビール/メスカルカクテル」600円〜
クラフトビールやメスカルカクテルなど、約20種類のドリンクが天空のDAY DREAMINGで楽しめる。晴れた日に、最高の気分になるお供に。

■各フードエリアの混雑するタイミング、混雑を回避する方法

各フードエリアの混雑するタイミングは、最寄りのステージのアクト終了直後。特に、食事時とそのタイミングがかぶってしまうと大混雑となり、長蛇の列に並ぶことも。そんな混雑を回避するには自分の食事のタイミングをずらすといい。こんなことでと疑われるかもしれないほどシンプルな行動だが、これによりロスタイムを大幅に削減できる。また、どうしても食べたいフードがあるならば、会場入りする前にその店のエリアと名前をスクショなりメモるなりして覚えておこう。また、昨年からのレイアウト変更にともない、お気に入りの店の出店エリアが変更されているケースもあるので店舗情報はオフィシャルサイトで事前にチェックしておくと安心だ。

それから、混雑を避けるためのもうひとつの方法がある。それは今年新登場したサービスパス「FUJI ROCK PLUS」を活用することだ。2種類ある「FUJI ROCK PLUS」のうちの「PLUS1 Bus & Food Pass」を使うと、場内でも距離のある2つのステージを結ぶ専用シャトルバスとトイレ完備の専用休憩スペースが利用できるほか、対象の飲食店での優先購入ができるので移動、休憩、フードやドリンク購入がスムーズになる。ただし、7月29日（土）、30日（日）分は完売、28日（金）分も残りわずかとなっているので購入はお早めに！

文＝早乙女 ‘dorami’ ゆうこ