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監督が米企業に訴えられる、バナナ農園巡る記録映画『バナナの逆襲』

2016.1.7
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アート

©WG FILM

ドキュメンタリー映画『バナナの逆襲』が、2月27日から東京・渋谷のユーロスペースほか全国で順次公開される。

同作は、スウェーデンのフレドリック・ゲルテン監督によるドキュメンタリー作品。ニカラグアのバナナ農園で働く12人の労働者が、使用禁止農薬による健康被害でアメリカの企業を訴えた裁判を捉えたドキュメンタリーと、そのドキュメンタリー作品が及ぼした余波を映した作品だ。

上映は2話構成で行なわれ、2011年に発表された「第1話 ゲルテン監督、訴えられる」では、ドキュメンタリーの上映中止を要求し、ゲルテン監督を訴えたアメリカ企業の妨害工作などを撮影。米メディアの暗部を浮き彫りにする。騒動のもとになった2009年のドキュメンタリーは「第2話 敏腕?弁護士ドミンゲス、現る」として上映。多国籍化する食料生産システムをはじめとする世界構造のいびつさを描いている。

作品情報

『バナナの逆襲』

2016年2月27日(土)からユーロスペースほか全国順次公開
監督:フレドリック・ゲルテン
配給:きろくびと