【見どころコラム】金子 vs 玖村のタイトルマッチも!『ReBOOT~K-1 ReBIRTH~』は9/10に開催
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(C)K-1
K-1プロデューサーが変わるなど、新たな体制としてスタートすることを発表したK-1が、第一弾興行『ReBOOT~K-1 ReBIRTH~』を9月10日(日)神奈川・横浜アリーナにて開催する。
大会タイトルに付けられた“ReBOOT”は再起動、“ReBIRTH”は再生を意味し、文字通り再出発を掲げた大会となる。K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級タイトルマッチ、無差別級8人トーナメント、軍司泰斗と菅原美優の現K-1世界王者が海外強豪を迎え撃つなど注目のカードが揃う。
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金子晃大vs玖村将史がK-1タイトルを懸けて3度目の対決!
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▼K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者)
vs
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/挑戦者)
金子と玖村はこれまでに2度対戦し、初対決となった2020年3月時には玖村が判定勝ち、再戦となった22年2月のK-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント決勝戦ではダウンを奪った金子が判定勝ちでリベンジ&タイトル奪取に成功した。
その後、両者は22年6月の『THE MATCH』に出場し、共にRISEの軽量級トップ選手と対戦。金子はRISEバンタム級王者の鈴木真彦と対戦し敗れたが、玖村は志朗からダウンを奪って判定勝ちを収めた。敗戦以降、金子はタイトル初防衛戦を防衛するなど外国人選手を相手に4戦4勝と快進撃を続ければ、玖村は23年3月のK-1では金子を倒した鈴木真彦からダウンを奪った上で完勝劇を見せた。今回、満を持して行われる3度目の対決。金子は「しっかりとした決着を付けて、これが“最終決着”だと思っている」と闘志を燃やせば、玖村は「他団体の2トップを倒してK-1の55kg最強を僕が証明してきたので僕の方が王者にふさわしい。このカードは国内最高峰のカードだと思うので、それにふさわしく盛り上げて僕が王者になる」と並々ならぬ意気込みを語っている。
KO決着必至のK-1軽量級最強を決める一戦。最後まで立っているのはどちらか!?
これぞK-1! 無差別級8人トーナメントを開催
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▼K-1 30周年記念無差別級トーナメント/3分3R・延長1R
シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY/初代・第3代K-1 WORLD GPクルーザー級王者)
vs
ケリム・ジェマイ(ドイツ/ISKA世界スーパーヘビー級王者)
▼K-1 30周年記念無差別級トーナメント/3分3R・延長1R
マハムード・サッタリ(イラン/TEAM ŌTA/K-1 WORLD GP 2022 K-1無差別級トーナメント優勝)
vs
クラウディオ・イストラテ(ルーマニア/ISKAヨーロッパ ヘビー級王者)
▼K-1 30周年記念無差別級トーナメント/3分3R・延長1R
ミハル・トゥリンスキー(ポーランド/KOKヘビー級王者)
vs
アリエル・マチャド(ブラジル/WGP Kickboxingライト・ヘビー級王者)
▼K-1 30周年記念無差別級トーナメント/3分3R・延長1R
ヴァレンティン・ボルディアヌ(ルーマニア/キックボクシング・ルーマニア選手権 3度優勝)
vs
リュウ・ツァー(中国/2023年中国キックボクシング選手権90kg級優勝)
1993年からスタートした旧K-1では『K-1 GRAND PRIX』という名称で世界各国で重量級トーナメント予選が行われ、日本で最強を決める決勝戦トーナメントを開催。これまでピーター・アーツ、アンディ・フグ、アーネスト・ホースト、セーム・シュルト、ミルコ・クロコップといった名立たる王者勢を輩出してきた。
2014年から旗揚げした新生K-1では中・軽量級の選手にスポットを当てたカード編成を中心に行われてきたが、新生K-1第二章となる今大会では中・軽量級を-75kg以下を「K-1 WORLD MAX」の名称に、ヘビー級戦線を「K-1 WORLD GP」とし、新K-1プロデューサーとなったカルロス菊田氏は「K-1がグローバルな舞台として復活します」と宣言。今大会ではK-1と提携する世界各国の強豪選手を集め、無差別級トーナメントが行われる。
トーナメント注目選手はシナ・カリミアン(イラン)とマハムード・サッタリ(イラン)の現在のK-1重量級の顔ともいえる2選手。カリミアンは2度もK-1 WORLD GPクルーザー級王者に輝き、200cmから繰り出される強打を武器に、K-1ではほぼ負けなしの無双状態にある。そして、サッタリはとても重量級とは思えない攻撃力でK-1 2022無差別級トーナメントで優勝した実績を持つ。
サッタリから勝利したステファン・ラテスクを二度も下しているクラウディオ・イストラテ(1回戦でサッタリと対戦)、現ISKA世界スーパーヘビー級王者で、18勝(7KO)無敗の戦績を持つケリム・ジェマイ(一回戦でカリミアンと対戦)など、未知なる強豪が集う今回のトーナメントでカリミアン、サッタリは勝ち進み、頂点に立つことはできるのか。
極真世界王者・上田幹雄が遂にK-1のリングへ
▼K-1スーパー・ヘビー級/3分3R・延長1R
上田幹雄(BRAVE)
vs
K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning)
2019年11月、極真会館の世界大会で、日本人として16年振りに世界王者に輝いた上田は更なる戦いの場を求めてMMAでのキャリアをスタートさせていたが、K-1に電撃参戦。MMAでは3戦し、すでにRIZINでインパクトを残す勝ち方を残すなど、ルールなど関係ない強さを早くから発揮。
K-1初挑戦を前に、上田は「僕の大尊敬する大山倍達総裁が極真は背中を見せないと常々おっしゃっていたので、僕もどんなルールでも自分の最強を証明するつもりです。K-1ヘビー級は海外の選手が盛り上がっていますが、自分が参戦することにより、自分がリーダーシップをとってトップに立ちます」と外国人天下のK-1重量級戦線で斬り込んでいくと宣言しており、K-1でどこまで上り詰めるか。
注目のK-1初戦の相手は、第2代K-1 WORLD GPクルーザー級王者のK-Jee。これまでにシナ・カリミアン、ムハマード・サッタリといった同大会の無差別級トーナメント出場メンバーと拳を交えた戦績を持つ。K-Jeeは「相手が空手最強と聞いてワクワクしています。ヘビー級トーナメントに負けない迫力のある試合をしましょう」と試合が待ち遠しい様子を見せており、勝敗によっては今後のK-1の日本重量級戦線を占う重要な一戦といえる。
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