女王蜂、Vaundyの『SPY×FAMILY』主題歌、サンボ、エレカシの新曲など『New Music Wednesday [M+T]』が今週注目の新作10曲紹介

話題の新曲を最速で知れる、Spotifyの人気プレイリスト『New Music Wednesday』を、ナビゲーターの竹内琢也が深掘りするポッドキャスト『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』。このSPICEでは同番組で紹介されている、プレイリストだけでは知ることのできないエピソードやSpotifyのエディター（プレイリストを構成している人たち）のこだわりをピックアップして掲載。

今週は、女王蜂がカバーに登場！　さらにVaundy、サンボマスター、エレファントカシマシやLUCKY TAPESと向井太一がコラボした新曲、WANIMAや海外で人気となっているLampのニューアルバム、小袋成彬がプロデュースしたMina Okabe & Daichi Yamamotoの月9ソングも！　ほかにもINI、VivaOla、海外からはドレイクなど今週注目の新作10曲を紹介！　 また紹介アーティストのライブやフェス情報も掲載しているので要チェック。番組への感想やリクエストは「#NMWミュージックアンドトーク」をつけてツイートを！

また、番組100回配信を記念した記念パーティーの開催が決定！Spotifyのプレミアムユーザーのリスナーから抽選で10名ご招待。ナビゲーターの竹内琢也さんと共に、思う存分「音楽」を楽しむ企画を準備中なので、詳細は番組をチェック。応募は10月20日（金）23:59まで記事の最後のフォームより受付中！

女王蜂「01」

女王蜂の新曲「01」がリリースになりました。女王蜂は今年2月にアルバム『十二次元』をリリースし、収録されている楽曲「回春」の満島ひかりさんを迎えたバージョンをリリース、そしてアニメ『【推しの子】』のエンディング主題歌と「メフィスト」をリリースするなど、話題を振り撒いています。今作は先週から放送が始まったTVアニメ『アンデッドアンラック』のオープニングテーマで、アニメ初回放送直前に配信が開始されました。TVアニメ『アンデッドアンラック』は、『週刊少年ジャンプ』で連載中の戸塚慶文(とづか・よしふみ)による漫画『アンデッドアンラック』をアニメーション化した作品。既にSpotify Japanの急上昇チャートにランクインしています。

Vaundy「トドメの一撃 feat Cory Wong」

Vaundyの新曲「トドメの一撃 feat. Cory Wong」がリリースになりました。今作はTVアニメ『SPY×FAMILY』Season 2』のエンディング主題歌。『SPY×FAMILY』Season 2の初回放送は10月7日（土）にON AIRされ、アニメ放送後の10月8日（日）に「トドメの一撃 feat. Cory Wong」がリリースされています。既にSpotify Japanの急上昇チャートにもランクインしています。

今作にゲストとして参加しているコリー・ウォンはミネアポリスを拠点に活動するギタリスト/ミュージシャン。アメリカのVulfpeckでの活動でも知られ、今年の『FUJI ROCK FESTIVAL’23』に初出演し、同日出演したVaundyと国境を超えたコラボレーション実現となりました。長澤まさみが出演したミュージックビデオも公開されています。

（Vulfpeckは、私も大好きなミニマルファンクバンドで、2016年のアルバム『The Beautiful Game』は特によく聴きました！　コリー・ウォンは正式にはこのVulfpeckのメンバーではないんですが、レコーディングやツアーなどには欠かせないほぼ、メンバーみたいな立ち位置。ミニマルなカッティング、リズムギターみたいなのが持ち味で、今回の楽曲にも反映されています！）

サンボマスター「笑っておくれ」

サンボマスターの新曲「笑っておくれ」がリリースになりました。今作は10月10日（火）から配信がスタートしたNetflixコメディシリーズ『トークサバイバー！〜トークが面白いと生き残れるドラマ〜』シーズン2の主題歌として書き下ろされた楽曲です。シーズン１でもサンボマスターは主題歌を務めていました。MVはニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン０（ZERO）』とコラボし、番組生放送中にサンボマスターがスタジオブースから生演奏する形で初披露した瞬間を収録、さらにリスナーから募った新曲へのリアクション動画を織り交ぜてMV化しています。

（私も10年間ラジオの生放送をしていましたので、番組でのスタジオライブを何度もやっていただいています。まさにこういう感じで、DJがブースにいて、そこにバンドセットを組んで、DJは本当バンドの横で踊りながら聴く。バイブスがラジオを通して伝わると思うんですが、それをこうMVにしたものってあまりない！！これはレア！トークサバイバーの企画演出・プロデューサーが佐久間さんですね〜！）

サンボマスターは現在デビュー20周年イヤー。デビュー20周年を記念した「全員優勝計画」と銘打った大型プロジェクトの集大成として2023年11月15日（水）に６年ぶり10作目のニューアルバム『ラブ＆ピース！マスターピース！』をリリースすることが発表されています。Spotifyではプレイリスト『Big in Japan』のカバーも飾っています。

WANIMA「Midnight Highway」

WANIMAのニューアルバム『Catch Up』がリリースになりました。（2022年から全国42公演にて開催してきたツアー『Catch Up TOUR -1 Time 1 Chance-』はこのアルバム『Catch Up』に向けての全国ツアーでした。アルバムにはこの『New Music Wednesday M+T Edition』でも紹介してきた楽曲が多数収録されています）

Netflix『GAMERA -Rebirth-』主題歌「夏暁」、エンディングテーマ「FLY & DIVE」、ABEMAオリジナル恋愛番組『シャッフルアイランド』シリーズのテーマソング「曖昧」、WANIMAメンバーと交流のある福岡ソフトバンクホークス柳田悠岐選手と東京ヤクルトスワローズ村上宗隆選手、それぞれに書き下ろされた登場曲「遠くまで」、「Chasing The Rainbow」などが収録されています。『New Music Wednesday』には「Midnight Highway」がリストイン。Spotifyでは日本のロックシーンの話題曲を集めたプレイリスト『J-Rock Now』のカバーを飾っています。

Drake「For All The Dogs」

ドレイクがニューアルバム『For All The Dogs』をリリースしました。ドレイクのアルバムリリースは2022年11月にリリースされた21サヴェージとの『Her Loss』以来、ドレイクのみでのリリースは2022年6月にリリースした『Honestly,Nevermind』以来となります。この数ヶ月、アルバムリリースの情報が飛び交っていたドレイク、7月5日に開催されたシカゴ公演で、アルバムのタイトルが『For All the Dogs』になると明かし、7月26日のマディソン・スクエア・ガーデン公演では、「2週間後にアルバムがリリースされる」とコメントしましたが、リリースされませんでした。

8月13日のロサンゼルス公演では、プロデューサーのNoah “40” Shebibの体調不良によって、アルバム完成が長引いていると発言。そして9月頭にリリース日が9月22日だと公式に発表しましたが、シザが参加した新曲「Slime You Out」を発表後、自身のInstagramのストーリーにて地元である10月6日、7日のトロント公演前にアルバム発売を延期することを発表していました。アルバムには既に全米チャート1位を獲得している「Slime You Out」に参加しているシザの他、21サヴェージ、J.コール、バッド・バニー、チーフ・キーフなどが参加。『New Music Wednesday』にはバッド・バニーが参加した「Gently」がリストインしています。

Mina Okabe「Flashback feat. Daichi Yamamoto」

ミイナ・オカベの新曲「Flashback feat. Daichi Yamamoto」がリリースになりました。ミイナ・オカベはデンマーク人の父親と日本人の母親を持ち、コペンハーゲンを拠点に活動するシンガー・ソングライター。2021年にリリースした「Every Second」が、ショート動画のInstagramリールやTikTokでバズとなり、Spotifyでも3900万回以上再生されています。今作はミイナ・オカベにとって初のオリジナル日本語歌唱楽曲で、10月9日（月）からスタートした月9ドラマ『ONE DAY～聖夜のから騒ぎ～』の主題歌。小袋成彬プロデュースで参加し、Daichi Yamamotoがフィーチャリングアーティストとして迎えられています。『New Music Friday Japan』にリストインし、よく聞かれ、『New Music Wednesday』にもリストインしました。

Lamp「角をまがれば」

Lampのニューアルバム『一夜のペーソス』がリリースになりました。Lampは染谷大陽、永井祐介、榊原香保里の3人組バンドで、2000年に結成されました。2010年代後半から掲示板やストリーミング、TikTokなどを介して海外での人気が徐々に高まっていき、現在Spotifyでは200万人を超える月間リスナーがいるほど。（ストリーミング、TikTokなどを通じて海外からの再評価というすごいおもしろい聴かれ方をしています。なぜLampが海外で聴かれるようになったか、などもっと具体的に海外で聴かれるようになった流れなどを追った考察記事もあるのでぜひ探してみてください。2018年にLampの音楽がストリーミング配信されるようになった後、海外の掲示板、音楽コミュニティでの注目。そしてストリーミング再生、ゲーム動画に使われたり、TikTokのバズ……など、どんどん広く聴かれていくわけです。200万人超えってすごいですよ……。wikipediaも英語版の方が充実してます......）

今作はLampにとっておよそ5年ぶりのアルバムとなります。アルバムリリース前にはジャケット写真以外の情報を出しておらず、その理由について「今回は全ての人に、タイトルとジャケット以外の情報無しにフラットに聴いてもらいたいなぁと思い、アルバムに関する情報は以上となります。（時差はあるけれど）世界中の人たちが一斉に作品に触れられるってなんか良いなぁと思いまして。そしてそれはデジタルリリースだからこそできることだなと」とコメントしています。

VivaOla「O.M.M feat. Kenya Fujita」

VivaOlaの新曲「O.M.M feat. Kenya Fujita」がリリースになりました。VivaOlaは今年に入ってから「BOLD (feat. reina)」「GIVE MINE」「PRESENCE」と、Kota Matsukawaをプロデューサーに迎えたシングルを発表しています。今作もKota Matsukawaをプロデューサーに迎え、HIP HOPユニットBleeckerChromeのメンバーでもある藤田織也を客演に迎えています。アルバムもリリース予定で、今作はアルバムからの先行配信楽曲となります。

LUCKY TAPES「ルージュ feat. 向井太一」

LUCKY TAPESの新曲「ルージュ feat. 向井太一」がリリースになりました。今年開催された韓国・ソウルでのワンマンライブを最後に、高橋健介（G.Syn）、田口恵人（B）がバンドからの脱退を表明し、高橋海（Vo.Key）を中心とする新体制のプロジェクトとして再出発することとなったLUCKY TAPES。今作は新体制第2弾作品となります。高橋海は向井太一のデビュー曲「FLY」など、これまでに何曲かプロデューサーとして作品に関わっていますが、LUCKY TAPES×向井太一として楽曲でコラボするのは初。

INI「TAG ME」

INIの5thシングル「TAG ME」がリリースになりました。INIは2021年にデビューした11人組のボーイズグループで、2023年11月より全国7都市にて自身2度目のアリーナツアー開催を控えています。今作にはタイトル曲 「HANA_花」、Trapリズムとのトラックが印象的でエネルギッシュな「TAG」、僕が君を好きになるしかない10の理由を歌う「10 THINGS」、R&Bのラブソング「YOU IN」が収録されています。Spotifyでは日本で活躍するボーイズグループを特集する『Boys Group Japan』のカバーを飾っています。

エレファントカシマシ「No more cry」

エレファントカシマシの新曲「No more cry」がリリースになりました。1988年にメジャーデビューし、今年デビュー35周年となるエレファントカシマシ。約5年ぶりのシングル「yes. I. do」のリリース、初のアリーナツアー、夏フェスへの出演、そして長年のライフワークとなる日比谷野音ライブまで、デビュー35周年イヤーを一気に駆け抜けてきたエレファントカシマシが、その35周年イヤーを締めくくる作品となります。35周年のテーマでもあるメンバー4人のみでの音作りに拘って制作され、10月8日の日比谷野外大音楽堂公演で初披露、その後配信されていました。

文＝竹内琢也、Y.SHOGO

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『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』とは……

毎週水曜日に、その週リリースされた注目の新曲を中心に更新される、Spotifyのプレイリスト『New Music Wednesday』をさらに深掘りするSpotify公式ポッドキャスト。この番組をチェックすると話題の新曲をいち早く、そして詳しく知ることができて、今の音楽シーンがまるわかりに。あなたの通勤、通学、スキマ時間に無料で聴くことができるので是非チェックを。また番組では、Spotifyアプリの「Q&A」からメッセージやリクエストも募集中。あなたのオススメ曲や思い出ソングが紹介されるかも！？ 番組への感想やリクエストは「#NMWミュージックアンドトーク」をつけてツイートを！

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