尾上菊五郎、11月歌舞伎座『極付印度伝 マハーバーラタ戦記』に出演決定 菊之助・丑之助と親子孫三代での共演が実現
2023.10.30
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尾上菊五郎
2023年11月2日(木)~25日(土)歌舞伎座にて、歌舞伎座新開場十周年『吉例顔見世大歌舞伎』が行われる。昼の部では、『極付印度伝 マハーバーラタ戦記』を上演する。この度、尾上菊五郎の出演が決定した。
『極付印度伝 マハーバーラタ戦記』は、平成29(2017)年に新作歌舞伎として上演され、古代インドの壮大な物語と歌舞伎との新たな融合が大きな話題となった伝説の舞台。世界を席巻するインドエンターテインメントの源流、古代インドの神話的叙事詩「マハーバーラタ」をもとにした、神と人間が織りなす壮大な物語が、初演から6年の時を経て、歌舞伎座で再び幕を開ける。
今回、『マハーバーラタ戦記』の開幕を目前に控え、称賛を浴びた初演に引き続き、尾上菊五郎の出演が決定。菊五郎が勤めるのは、初演時にも演じた那羅延天(ならえんてん)。今回の再演では、菊五郎の長男・菊之助が初演に引き続き主人公・迦楼奈(かるな)とシヴァ神の二役、そして菊之助の長男・丑之助は我斗風鬼写(がとうきちゃ)とガネーシャの二役で初出演する。
菊五郎の出演決定により、初演で話題となった神々が一堂に揃う圧巻の場面に、仏の分身・那羅延天を勤める菊五郎、滅びの神・シヴァ神を勤める菊之助、富の神・ガネーシャを演じる丑之助という親子孫三代での共演が実現することとなった。
自らの運命と向き合い、その使命を胸に懸命に生きる者たちの葛藤を描いた、世界的なインドの一大叙事詩と歌舞伎が融合する舞台に期待しよう。
公演情報
歌舞伎座新開場十周年
『吉例顔見世大歌舞伎』
日程:2023年11月2日(木)~25日(土) 【休演】10日(金)、20日(月)
会場:歌舞伎座
昼の部 午前11時~
青木 豪 脚本
宮城 聰 演出
極付印度伝
マハーバーラタ戦記(まはーばーらたせんき)
序幕 神々の場所より
大詰 戦場まで
現代の映画、演劇を席巻する
インドエンターテインメントの源流が
歌舞伎座に帰ってくる!
迦楼奈(かるな)/シヴァ神(しん):尾上菊之助
太陽神(たいようしん):坂東彌十郎
仙人久理修那(せんにんくりしゅな):中村錦之助
帝釈天(たいしゃくてん):坂東彦三郎
百合守良王子(ゆりしゅらおうじ):坂東亀蔵
風韋摩王子(びーまおうじ):中村萬太郎
汲手姫(くんてぃひめ):中村米吉
阿龍樹雷王子(あるじゅらおうじ)/梵天(ぼんてん):中村隼人
納倉王子(なくらおうじ):中村鷹之資
我斗風鬼写(がとうきちゃ)/ガネーシャ:尾上丑之助
鶴妖朶王女(づるようだおうじょ)/ラクシュミー:中村芝のぶ
沙羽出葉王子(さはでばおうじ):上村吉太朗
森鬼獏(しきんば):尾上菊市郎
森鬼飛(しきんび):上村吉弥
道不奢早無王子(どうふしゃさなおうじ):市川猿弥
亜照楽多(あでぃらた):河原崎権十郎
羅陀(らーだー):市村萬次郎
多聞天(たもんてん):市川團蔵
大黒天(だいこくてん):坂東楽善
那羅延天(ならえんてん):尾上菊五郎
那羅延天(ならえんてん):尾上菊五郎
夜の部 午後4時30分~
一、秀山十種の内 松浦の太鼓(まつうらのたいこ)
両国橋の場
松浦邸の場
同 玄関先の場
松浦鎮信:片岡仁左衛門
大高源吾:尾上松緑
近習鵜飼左司馬:市川猿弥
同 江川文太夫:中村隼人
同 渕部市右衛門:中村鷹之資
同 里見幾之丞:中村吉之丞
同 早瀬近吾:市村橘太郎
門番平内:片岡松之助
お縫:中村米吉
宝井其角:中村歌六
二、鎌倉三代記(かまくらさんだいき)
絹川村閑居の場
三浦之助義村:中村時蔵
時姫:梅枝梅枝
おくる:市川高麗蔵
阿波の局:中村歌女之丞
讃岐の局:中村梅花
富田六郎:中村松江
母長門:中村東蔵
佐々木高綱:中村芝翫
三、顔見世季花姿繪(かおみせづきはなのすがたえ)
春調娘七種
三社祭
教草吉原雀
〈春調娘七種〉
曽我五郎:中村種之助
静御前:尾上左近
曽我十郎:市川染五郎
〈三社祭〉
悪玉:坂東巳之助
善玉:尾上右近
〈教草吉原雀〉
鳥売りの男実は雀の精:中村又五郎
鳥刺し実は鷹狩の侍:中村歌昇
鳥売りの女実は雀の精:片岡孝太郎