芦澤竜誠がMMAデビューで太田忍と対戦! 大晦日『RIZIN.45』の追加カードが発表

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2023.11.15
大晦日に行われる『RIZIN.45』の追加カードが発表された

大晦日に行われる『RIZIN.45』の追加カードが発表された

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大晦日恒例の一大イベント『RIZIN.45』が12月31日(日)、さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)で開催される。

同大会の追加カードとして、太田忍vs芦澤竜誠戦、安保瑠輝也vs木村“フィリップ”ミノル戦、スダリオ剛vs上田幹雄戦と、全3カードの実施が記者会見で発表された。

■RIZIN MMAルール:5分 3R(61.0kg)
太田忍 vs. 芦澤竜誠

太田忍vs芦澤竜誠戦はMMAルールで行われ、これが芦澤竜誠のMMAデビュー戦となる。

太田忍は10月の『RIZIN LANDMARK 6』で佐藤将光に判定負けして以来の復帰戦。芦澤竜誠は『RIZIN.41』で皇治に勝利して以来の参戦だが、今回はなんとMMAで試合を行うことになった。

太田忍は奇抜な髪型で登場すると、「デビュー戦で僕とやるっていうのは本当に『芦澤君、凄いな』っていう風に思いました。正直にファイターとして『良いな』と思いました」と、まずは芦澤を称賛。

「でもMMAって本当にそんな甘くない。僕のMMAを一方的に押し付けて、でもデビュー戦なんでちょっと怪我とかはして欲しくないんで、しっかり綺麗に片付けようと思っています」と意気込みを語った。

対する芦澤は、「俺も太田忍は、俺の周りの一緒に練習してる人とかも『太田忍は絶対やめた方がいいよ』ってみんな言ってきたけど、なんかそういう声があったからこそ喧嘩売られて、んで『逃げんじゃねえ』みたいな『お前、男らしくしろ』とかなんか、俺がダセェみたいなことを言われたんで、そもそも逃げるわけないし、なんか逆にめちゃくちゃおいしいし、太田忍とデビュー戦で俺がやれるっていうのも俺すげえ“持ってんな”って感じだから、普通にボコボコにしようと思います!」とコメントしている。

芦澤がMMAデビュー戦で太田を沈めるか、それとも太田が返り討ちにするのか? 注目の一戦となりそうだ。

芦澤竜誠(右)がMMAデビュー戦で太田忍と対戦する

芦澤竜誠(右)がMMAデビュー戦で太田忍と対戦する


■RIZIN キックボクシングルール:3分 3R(70.0kg)
安保瑠輝也 vs. 木村“フィリップ”ミノル

9月の『RIZIN.44』で宇佐美正パトリックに勝利した安保瑠輝也は、勝利後のリング上で木村“フィリップ”ミノルに対戦を要求。しかし、木村のドーピング検査が陽性だったため、すぐには実現せず、今回の大晦日大会で実現する形となった。

安保はマイクを持つと、「このカードはいろいろ言われることもあると思うし、賛否もあると思うんですけど、俺としては立ち技格闘技が面白いってことをRIZINに伝えたくて、それを俺の中で一番体現できるカードになるかなって思ってます」と、このカードに対する自身の考えを話した。

そして「試合としてはめちゃめちゃ面白い、バチバチの殴り合いもありますし、そういうのを見せられるんじゃないかと思ってるので、めちゃくちゃワクワクしています」と語る。

対する木村は、「ここまでBattle-Boxが一丸となってサポートをしてくれて、僕的にはいよいよこの時が来たなっていう気持ちで楽しみです」と、カード決定の素直な気持ちを話した。

そして「安保選手はずっと対戦要求してくれていて、やっとこうやって実現できるっていうことで、心の奥底から力が溢れ出てるんで早くやりたいなって思ってます」と試合への思いを語っている。

なお、このカードに関しては、榊原CEOから木村“フィリップ”ミノルは現在ドーピング検査中であり、検査結果が陰性だった場合のみこの試合を実施し、陽性だった場合は安保の対戦相手を変更するとの説明がなされた。現在検体を取ってアメリカに送っており、検査結果が出るまでに1週間から10日ぐらいかかるという。

安保瑠輝也vs木村“フィリップ”ミノル戦は、木村のドーピング検査結果次第となる

安保瑠輝也vs木村“フィリップ”ミノル戦は、木村のドーピング検査結果次第となる


木村“フィリップ”ミノル(右)との対戦を熱望していた安保瑠輝也(左)の願いが叶うか注目される

木村“フィリップ”ミノル(右)との対戦を熱望していた安保瑠輝也(左)の願いが叶うか注目される


■RIZIN MMAルール:5分 3R(120.0kg)
スダリオ剛 vs. 上田幹雄

上田は6月の『RIZIN.43』で関根“シュレック”秀樹にTKO勝利。さらに、9月には『K-1』に参戦してKO勝利している。

記者会見で上田はマイクを持つと、「率直にまずこの試合が決まってワクワクしていますし、自分としては『RIZIN全日本大会決勝戦 ヘビー級の部』みたいな、そんなイメージでいます」とカードへの印象を話した。

さらに「僕がプロに上がった最大の意味は、やっぱりファンの皆さんが見たい試合をするってこと。今回この試合が一番ファンの皆さんが見たいっていう試合だろうと、僕としてはもうやらない意味がないってことで受けました。ここをしっかり勝って、ヘビー級の日本代表は上田幹雄だってことを示す。そして来年からは世界と戦っていきたいと思います」と続けた。

記者からこの試合が決まった率直な気持ちを聞かれると、上田は「一番は『ここで来たか』っていう。でもやっぱり大晦日なんで、ここでやらないでいつやるんだっていう気持ちが強かったですし、僕としてはこの大晦日、今年はもう大晦日以外考えていなかった」とコメント。

「ちょっと話は変わるが、今フェザー級やフェザー級の近い階級、つまり軽い階級が盛り上がっている。けどやっぱり僕としては、このヘビー級が盛り上がってこそ日本の格闘技界がまたさらに輪を掛けて盛り上がると思っている。そんな試合をこの大晦日で見せたい」と話した。

一方、アメリカ滞在中のスダリオ剛のコメントは以下の通り。

「僕は今後、日本人選手と闘うことはないと思ってましたし、敵はいないと思ってました。国内で群れて仲良しこよしで気持ちの良い練習だけをする、そんな人たちと戦うレベルには無いと自分を高めていました。

ですが最近、上田幹雄選手が良い勝ち方を続けていて、ファンの方たちの中でも彼との対戦を熱望されてたのもわかっていました。上田選手とは練習する関係であったので、対戦はないかなと思っていましたが、RIZINから『ファンは、選手がやりたくないと思っている対戦こそ、見たい試合だ』と話をされ、プロですし、これはビジネスなので練習してる仲とはいえ戦うことを望まれればやるしかないので決意しました。

目の前に立つ相手が誰であろうが、とことん潰しにいきます。今回の相手を潰せば事実上ヘビー級の日本一になると思っているので、これまでと同じくやられる覚悟で殺しにいきます。ファンの方々に『RIZINヘビー級すごい』『スダリオは強い』と言っていただけるような試合を見せられればと思います。今年最後の僕のHuntingを楽しんでください」

「RIZIN全日本大会決勝戦 ヘビー級の部」をイメージすると語る上田幹雄(右)

「RIZIN全日本大会決勝戦 ヘビー級の部」をイメージすると語る上田幹雄(右)


「ヘビー級が盛り上がってこそ日本の格闘技界がまたさらに輪を掛けて盛り上がる」と語る上田幹雄

「ヘビー級が盛り上がってこそ日本の格闘技界がまたさらに輪を掛けて盛り上がる」と語る上田幹雄


すでに『RIZIN.45』では、バンタム級タイトルマッチのフアン・アーチュレッタvs朝倉海戦、フライ級タイトルマッチの堀口恭司vs神龍誠戦をはじめ、RIZINフェザー級 第3代王者のクレベル・コイケが初代王者の斎藤裕と、フライ級の扇久保博正がRIZIN2連勝中のジョン・ドッドソンと対戦することが決定している。大晦日の『RIZIN.45』に向けて、今後も追加カードが続々と発表されていくことだろう。

同大会の観戦は11月18日(土)12:00から、イープラスでプレイガイド最速抽選先行販売を実施。11月25日(土)10:00には先着先行も始まり、11月26日(日)から一般販売される。いち早くを手に入れたければ、先行販売が便利だ。

■イープラスプレイガイド最速抽選先行
11月18日(土)12:00~11月21日(火)18:00

■イープラス先着先行
11月25日(土)10:00~11月25日(土)23:40

■一般発売
11月26日(日)10:00

イベント情報

『RIZIN.45』

 日時:12月31日(日)12:00開場/14:00開始
 場所:さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)

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