ヤユヨ、上京、メンバーの脱退……変化の先の『BREAK』で見せた第二章――「積み上げてきたものがあるからこそ壊せる」
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ヤユヨ 撮影=ハヤシマコ
「たった一回のさよならで、くよくよしてしまう人生はイヤやなと思います。だから、さよならを希望に変えられる人でありたい」。昨年の8月4日=『ヤユヨの日』に大阪・心斎橋JANUSで行われた自主企画ライブをもって、すーちゃん(Dr.Cho)が脱退。そんな最大の危機に告げられたリコ(Vo.Gt)のMCが、ヤユヨというバンドの全てを表していたーー。(レポートはこちら:https://spice.eplus.jp/articles/323736)
2月14日(水)にリリースされた新体制初となるミニアルバム『BREAK』は、そのタイトルに掲げられた通り「型破り」をテーマに制作。昨年、先行配信されたぺっぺ(Gt.Cho)のペンによる「Stand By Me」「YOUTH OF EDGE」、ライブ会場限定盤「SALTY」に収録されたリコ作の「チョコミンツ」、はな(Ba.Cho)が作詞作曲に初挑戦した「Cosmic beatle」ほか全6曲は、ヤユヨのポテンシャルを再認識させる、第二の青春の幕開けにふさわしい仕上がりとなっている。4月29日(月・祝)千葉・千葉LOOKより、『真面目にぶっ跳べファンキー!ツアー2024』もスタート。移りゆく環境や状況の変化に翻弄されながらも、結成5周年を迎えた不器用で愛すべき大阪発のガールズバンドが、その未来を語る。
リコ(Vo.Gt)
自分で動き出さないといけないとすごく感じた一年だった
――年明け早々の1月に地元大阪で、リコさんが昨春まで約1年半パーソナリティを担当していたラジオ番組主催のライブイベント、『ABCミュージックパラダイスpresents「ライブ丼(ボウル)」vol.1』に出演しましたが、まずは振り返ってどうでした?
リコ:地元での今年初ライブは自分たちとしてもうれしかったですし、何より1月で結成5周年を迎えたので、「これからも頑張っていこう!」という気持ちになれるライブでしたね。
はな:自分たちにとってうれしい発表も、悲しいお知らせもしてきた、いろんな思いの詰まった心斎橋JANUSという大切な場所で新年を、5周年を迎えられたのがすごくうれしくて。
ぺっぺ:東京に出て物理的な距離が大阪とはできたんですけど、離れたからこそホーム感をより強く感じた気がして。ライブをしていても「あー大阪やな」ってしみるのが自分的にはうれしかったし、リコがミューパラ(=『ABCミュージックパラダイス』)を卒業してからもこうやって縁が続いて、一緒にパーソナリティをやっていたアナウンサーの北村真平さんも見に来てくれて……そういう心の温かさをすごく感じました。
ぺっぺ(Gt.Cho)
――前作『SPIRAL』以降、ここ半年間でバンドの環境は大きく変わって。2023年は忘れられない一年になりましたね。
リコ:上京して音楽をやる環境も生活も変わったし、メンバーの脱退もあって、より一人の大人として「強く前に進んでいこう」とか、「もっとしっかりしなくちゃ」みたいな気持ちで過ごしてきたので、それを今回のミニアルバム『BREAK』では、ちゃんと曲で表現できたかなって。
はな:大好きな阪神タイガースの日本一はもちろんうれしかったですけど(笑)、2023年はほとんど東京の記憶で。家族がいない自分だけの空間で生活していく中で、音楽を頑張らないといけない。でも、環境も整えないといけない、忙しい日々でした。生活においても、バンドにおいても、自分で動き出さないといけないとすごく感じた一年だったなと思います。
はな(Ba.Cho)
――今作では作詞作曲に初挑戦したり、こういったインタビューでの発言を見ても、はなさんが一番変わったというか、存在感が増したと思いました。一方で、はなさんは看護学校卒というのもあるし、活動拠点を変えるときやメンバー脱退のタイミングで、自分の今後について迷わなかったのか気になって。
はな:やっぱり今できるこの音楽を大事にしたいなと思って、東京に出るという大きな決断をしました。3人になったことで、自分以外の2人が作詞作曲を頑張っているのを見て、自分の存在意義についてもすごく考えるようになって……。まだまだな部分が多いんですけど、自分にできることを探しながら、これからも進みたいなと思っています。
――ぺっぺさんは、自身の「UK音楽トップ2アーティスト」というリアム・ギャラガーやアークティック・モンキーズのライブを見たり、音楽的な充足感を味わった2023年だったのと同時に、バンドのリーダーでありソングライターという意味でも、思うところはあったのかなと。
ぺっぺ:メンバーの脱退は少なからずマイナス面もあって。でも、ありがたいことにその翌日にすぐ、新曲として「Stand By Me」を出すことができた。そういうふうに前を向いていくスタンスを分かりやすく示せたし、流れに必死にしがみつきながら2023年を走り抜けて……気持ち的な面ではいろいろと思うところは正直ありましたけど、最終的にはいい意味で、プラスマイナスゼロの一年になったんじゃないかなと思いましたね。
自分たちが思ってる以上に自分たちのことを歌ってる
ヤユヨ
――前作『SPIRAL』は、とにかく「変化」を感じさせたかったというのがテーマとしてあって。今作の『BREAK』はどうでしょう?
リコ:積み重ねてきたものは大事にしつつ、タイトルのように「今までの自分たちを壊していこう!」みたいなテーマで作りました。去年の春に上京して拠点を移したことがまず、音楽人生における一つの「型破り」でもありますし、3人それぞれが挑戦しながら曲を書いていきました。
――例えば、前作における「POOL」は浮遊感漂うアンビエントな新境地でしたけど、今作でどっぷりそっち方面に行くかと思ったら、そうではなくて。
リコ:そうですね、意外と。でも、前作の「POOL」とか「愛をつかまえて」のキーボードアレンジでヤユヨの新しい姿を見せられたところを、ちゃんと武器にして『BREAK』を作れたとは思うので、やっぱりつながってるなって。
――今作を聴いて、リコさんの書く曲が「ヤユヨの幅」で、ぺっぺさんの書く曲が「ヤユヨの軸」のような印象を受けました。
リコ:言われてみれば、ぺっぺの書いた「Stand By Me」とかは特に、ライブでやっていても、これからの自分たちも含めたバンドの軸になっている感じはしますね。
ぺっぺ:私は基本的に詞先で楽曲を作ってきて、実際にあったことよりはストーリーを考える創作が好きだったんです。でも、2023年はいろいろあって……「Stand By Me」は東京に出て最初にできた曲で、それこそ、すーちゃんが脱退を発表した後ぐらいに作って。さっきリコが話していたように、型を破っていきたい思いもあったし、一度シンプルに自分の本音を曲にしてみようというチャレンジの一つが「Stand By Me」で。初めて自分のことを書いた歌なんですよね。
――ロック然としたサウンドとの相性の良さを改めて感じさせる歪んだギターが最高で、オアシスのようなスケール感もありますね。
ぺっぺ:ありがとうございます! サウンドにおいても自分を詰め込みたかったので好きな感じが現れているし、キーボードアレンジも前作でちょっと自信がついたので、結構こだわりましたね。すーちゃんとの最後のライブのとき、演奏しながら「ヤユヨの楽曲は自分たちが思ってる以上に自分たちのことを歌ってるかも」って、ふと思ったんですよ。『BREAK』ではそれをもっとちゃんと歌にしてみようと。
――個人的に思ったのは、この曲の詞の乗せ方はロックミュージックなんですけど、字面的にはヒップホップの雰囲気も感じて。<背負う意味がある光>とかも、めちゃくちゃヒップホップのパンチラインっぽいなと。
ぺっぺ:実は去年ぐらいからめっちゃヒップホップにハマっていて(笑)。その辺をちょっとやってみようと思ったところはありますね。
ネガティブなことすらも歌にして前に進んでいく
リコ(Vo.Gt)
――「Anthem」を聴いて再確認したのは、リコさんのボーカルの魅力と、こんな歌い方もできるんだという多様さで。
リコ:この曲は元々、ギター、ベース、ドラムだけで録ろうと思っていたぐらいシンプルな曲で、確かに歌が強い印象はあったので、その意識がレコーディングにも出たかもしれないです。あと、今作の歌詞は前に進んでいきたい人の背中を押しつつ、変わりたい、殻を破りたい自分自身への応援ソングでもあるので、その言葉の意味が歌にも入ったのかなって今、思いました。
――この曲しかり『BREAK』に青春を感じさせる曲が多いのは、タイアップの影響はもとより、バンドが生まれ変わって「またやってやるぞ!」という時期だからかもしれないですね。どっしりとしたメロディは大衆性を備えつつ、いやらしくないというバランスが素晴らしいです。続く「チョコミンツ」は、さっき言ったところの「ヤユヨの幅」の一曲で。
リコ:この曲は「Stand By Me」と同時期に録った曲で、東京に出てこれから頑張っていこうという思いだったり、メンバーが脱退すると決まって、ネガティブなことすらも歌にして前に進んでいくところを、ちゃんと分かってもらえる曲を作ろうという話し合いの中から生まれました。イメージは東京なんですけど、ネオンが輝く東京というよりは、ちょっと懐かしさとか親しみのある、どっちかと言えば都会じゃない方の東京だったので、昔の歌謡曲とか90年代のバンドの曲を聴き込みながら作りました。
――サビは細野晴臣さんの「ろっかばいまいべいびい」をほうふつとさせるフレーズですね。
リコ:ちょうど作っていた頃、めっちゃティン・パン・アレーを聴いていたので(笑)。最初はバラードだったんですけど、この別れを忘れずにちゃんと前に進んでいく堂々とした感じが欲しかったので、小沢健二さんの渋谷系っぽい跳ねたノリというか、心が弾むようなリズムをアレンジの参考にしましたね。
誰が聴いても分かるような、ちゃんと伝わる曲にしたかった
ぺっぺ(Gt.Cho)
――「YOUTH OF EDGE」は本当にキラキラとした躍動感があって、ヤユヨの正常進化の姿かなと。MVはもうとにかく少年たちがかわいいという(笑)。
ぺっぺ:この曲は「Stand By Me」の次に作った曲なんですけど、今の自分たちがあるのは、ライブに来てくれるお客さんとか、アプリとかSNSを見てくれたり、曲を聴いてくれる人たちのおかげだなと思うことがあって。だったら、いつも応援してくれてるそういうみんなの背中を、直接押せるような曲を作ろうと。「Stand By Me」は自分のために、「YOUTH OF EDGE」はみんなのために作ろうというのが、自然と出てきた考えでしたね。全国高等学校ダンス部選手権(DCC)大会公式応援ソングでもあったので、彼女たちのそういう思いも乗せられたらとリンクさせて書きました。
――この曲の<誰かのトクベツに拘り続けるな>という一行は、言葉的にもリズム的にも耳に残るラインですね。
ぺっぺ:高校生のダンス部の人たちが一生懸命大会を目指している背景を教えていただいて、「自分が高校生の頃はどういう思いで過ごしていただろう?」と回顧したことがあったんです。人と同じにはなりたくないけど、浮きたくもない。そういう思春期ならではの思いが当時の自分にもあって、それを肯定してあげると言うとちょっと上からかもしれないですけど、今を生きている子たちにも伝わればいいなと思って、この一文は書きました。
――曲調は王道のポップスで、シンセで鳴らしたホーンやカスタネットのような装飾音はある意味ベタですけど、入っていると気持ちいい。
ぺっぺ:誰が聴いても分かるような、ちゃんと伝わる曲にしたかったのでポップスにしたのもあるし、ベタな音も入れようと。歌い方も「いつもの通りのリコというよりは、ちょっとアイドル感強めで」とお願いしました(笑)。
リコ:レコーディング前に若さ溢れる女性シンガーの曲をたくさん頭にインプットしたので、歌っていて新しい扉が開いたのは楽しかったです(笑)。若者の無邪気さとかハツラツとした感じを、ちゃんと声で表現できた達成感もあったので。ただ、ライブだとアドレナリンが出ていつもの自分に戻っちゃいそうになるので、意識してツアーでは歌いたいなと思ってます(笑)。
初めてでしたけど、結構好きにやらせてもらった感じがします(笑)
はな(Ba.Cho)
――ここまで菩薩のように微笑み見守り続けてくれた、はなさんがついに登場です(笑)。今作には初の作詞作曲を手掛けた「Cosmic beatle」が収録されましたね。
はな:フフフ(笑)。まず今作の制作についてみんなで会議をしたとき、型を破っていこう、それぞれが今までにやったことがないことに挑戦しようということで、「作詞作曲をやってみたらどう?」という案をいただいて。今までは「おとぎばなし」でちょっと詞を書いたり、メモに言葉を残してはいたんですけど、作曲はしたことがなくて。初めてでしたけど、結構好きにやらせてもらった感じがします(笑)。
――好きにやらせてもらった感、めっちゃありますね(笑)。ミュートのかかったベースラインも特徴的で、他の2人に比べて感覚的に映る歌詞とともに、独特のムードを醸し出しています。今作のスパイスになっていますね。
はな:好みな曲調ですし、『BREAK』=型破りについて考えたとき、自分が成長していく上で必要なワードを散りばめられた感じがします。
リコ:最初にちょっとしたイントロのリフをもらったときは、こんなにカッコよくなるとは思ってなかった(笑)。自分が歌ったことがない曲調で、キーも自分が作る曲より低めではあったんですけど、はなは「好きにやらさせてもらった」と言いつつちゃんと考えてるというか、自分なりのこだわりを伝えてくれたのがすごくうれしかったです。その気持ちを受け取って、一生懸命歌わせてもらいました。完成した曲を聴いて、私たちが掲げている「ジャンルに縛られない」ということだったり、今回の「型破り」というテーマを、はなちゃんが一番分かりやすく表現してくれたんじゃないかなと思いました。「ヤユヨの幅」を広げてくれる楽曲になったと思います。
ぺっぺ:正直、一人の作曲家としてめちゃくちゃうらやましかったです(笑)。今まで曲を作ったことがない分、発想も自由だし、自分もリコも多分そうですけど、今までの経験値から「これもダメ、あれもダメ」みたいにちょっと逃げてしまったり挑戦できない部分が絶対にあるので、「こういう風に作ったらこう思われるやろうな」とか考えてしまうんですよね。でも、自分とリコが作曲で悩んだり苦しんできたことをはなも経験できたと思うし、そうやってメンバー全員が足並みをそろえるじゃないけど、気持ちを分かり合える一つのきっかけにはなったんじゃないかな。次回作以降、そこがもっと生きてくると思うので。
不器用で欲張りなままだとしても、それが自分たちらしさにもなる
ヤユヨ
――最後の「リプレイ」は、最近のヤユヨでは逆に珍しいオーソドックスなラブソングで。
ぺっぺ:『BREAK』というタイトルが決まった後に作ったんですけど、今作の発売日が2月14日=バレンタインというのもあるし、ラブソングを一曲は入れなあかんやろと(笑)。最近は手を付けてなかったし、ちょっとホッとするような曲が作れたらなと思って。
――これは本当に安心して聴ける、ヤユヨを感じる一曲ですね。
リコ:今ぺっぺが言ってくれましたけど、「ホッとする曲」というのは聴いたときに思いました。キーもあまり高くない絶妙なメロディラインだからこそ、ちょっと余裕もあるし、窮屈な感じがしない。例えば息を含ませるとか、そのラインだからできる歌い方もあるので、ボーカリストとしての表現を引き出してくれた曲だと思います。バレンタインは思いを渡す行事だし、そういう曲を受け取ってもらって作品を締めくくれるのはいいなって。
はな:オーソドックスにいい曲だなというのは自分も感じました。ドラマのエンディングのような2人を描いたところがキュンとするし、バレンタインにピッタリな曲だなと。ぺっぺの曲って、コードの流れや曲調がすごく心地良くて……ライブでやるのが楽しみです。
――「YOUTH OF EDGE」のリリース時にぺっぺさんがXで、「カッコ良く生きたいからロックでありたいし、みんなから愛されたいからポップスでもありたい」とポストしていて。『BREAK』や今のヤユヨを表しているようで、とても印象的でした。
ぺっぺ:基本的にヤユヨは不器用の集まりなんですよね。なのに「こうしたい、ああしたい」って欲張りというか(笑)、自分の気持ちを伝えることもそうやし。それをうまく整理するのも一つの方法ですけど、不器用で欲張りなままだとしても、それが自分たちらしさにもなる。だからこそ、そういう思いは大切にしたいなって。
――そのポストの続きには、「大人になるにつれて大切なことを忘れそうですが、いつでも私たちは青春との境界線を歩いていることだけ忘れたくない。次の一歩をどこに出すか」とも。『BREAK』はまさにその次の一歩のような作品ですね。
まだまだ型を破っていけると思った
ヤユヨ
――4月29日(月・祝)千葉・千葉LOOKより、『真面目にぶっ跳べファンキー!ツアー2024』がスタートします。昨年よりDrop's他の石川ミナ子さんをサポートドラマーに迎え、ライブを重ねてきてどうですか?
リコ:ミナ子さんのおかげでライブができるので感謝やうれしい気持ちはありますし、すごくロックで上手な方で、私たちの音楽を引っ張ってくれるドラマーなので頼もしいです。一緒にやっていて安心するし、純粋に楽しいので。
はな:ミナ子さんをメンバーのように身近に感じて当たり前になっちゃいそうなんですけど、一人のドラマーとして来てくれている事実を大切に、今後もヤユヨで叩いてもらえるように、ベーシストの自分がミナ子さんをどれだけウェルカムできるかを常に考えたいですね。ライブではお互いが楽しくできるように、自分のパフォーマンスもミナ子さんとの呼吸も意識しています。
ぺっぺ:私がDrop'sが大好きで、ずっと聴いていたのでお誘いさせてもらって。ドラムから伝わる優しさとか力強さがすごくカッコいい方で、そういうミナ子さんがサポートしてくれているからこそ、安心して背中を預けられる。そんなミナ子さんに負けないように、ちゃんとメンバー3人がお客さんを楽しませたり、自分たちの楽曲をより伝えられるようにならないとなって。
――最後に2024年をどういう一年にしていきたいか、一言ずつもらって終わりたいなと!
リコ:少なからず今の生活に悩みを抱えてたり、勇気を出したいけどうまくいかない方って結構いると思うんですけど、自分たちが変わった姿というか、型を破っているところを見せることで背中を押したいし、『BREAK』はそういう方たちに届けたい作品になったので、それを持ってしっかりツアーを回りたいと思います。ぺっぺも言ってましたけど、自分たちのことを歌ってるような6曲でもあると思うので、それを歌うことで自分たちをもっと知っていきたいし、まだまだ型を破っていけると思ったので。
はな:自分たちの記念すべき結成5周年にこういう作品を出したので、自分たちの活動全てにおいて、みんなが驚くよう型を破っていきたい。作詞作曲もしていきたいし、作る側としても積み上げていきたいなと思います。
ぺっぺ:「変わろう」という言葉だけじゃ変われないと、本当によく分かった2023年だったので、だったら「今の自分を壊すぐらいの勢いで挑戦してみよう!」というのが『BREAK』で。でも、積み上げてきたものがあるからこそ壊せるし、すーちゃんがいてくれたこともそうだし、今までの作品にだって誇りはあるので、それをなかったことにしたいなんて一つも思ってない。『BREAK』でも目に見える変化が形にできたと思うので、それを持ってツアーに挑めることに感謝しながら、全カ所回れたらと思ってます!
取材・文:奥“ボウイ”昌史 撮影:ハヤシマコ
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ツアー情報
¥1,000(フレンチトースト、ドリンク付き)
【ヤユヨ】