唐橋充、藤原祐規がシアターGロッソで大暴れ！「おん・すてーじ　真夜中の弥次さん喜多さん」ゲネプロ

しりあがり寿の漫画『真夜中の弥次さん喜多さん』（マガジンハウス刊）と『弥次喜多inDEEP』(エンターブレイン刊)を原作に、神楽澤小虎（MAG.net）が脚本を、SUGARBOYの川尻恵太が演出を務めた舞台「おん・すてーじ『真夜中の弥次さん喜多さん』」が1月10日（日）からシアターGロッソにて上演される。

原作の『真夜中の弥次さん喜多さん』は2005年に映画化。宮藤官九郎監督のもと、TOKIO 長瀬智也・中村七之助が主演を務め、ゲイカップル（加えて喜多さんはヤク中）の弥次喜多コンビが繰り広げるシュールな世界観が話題となった。また、映画に先立つ2002年7月にKUDAN Projectが少年王者舘の天野天街の脚本・演出で舞台化され、以後再演を繰り返して来た名作かつ問題作としても知られている。

初日に先駆けて9日夜、ゲネプロが公開された。この模様をお届けしよう。

弥次さんと喜多さん・・・
薄っぺらな江戸の町からリヤルを求めて旅に出る。
お伊勢さんに行けば全部叶うんだぃ！

しかし、途中の関所は奇妙奇天烈なところばかり…
出逢う人も、出来事も不思議なことばかり…

はたして！
弥次さんと喜多さんは、お伊勢さんにつけるのか…
お客様はリヤルを実感することができるのか…

ゲネプロ終了後、藤原と唐橋からそれそれ初日に向けてコメントが寄せられた。

藤原「長いようで短い稽古を経てこの日を迎えます。でもみんな大好きなメンバーだったので非常に楽しくやってこれました。今日のゲネプロも楽しんだけれど、明日からはもっと楽しめるんじゃないかなと思っています」

唐橋「計算された“間”を再現できるようにひと月かけてやってきたが、それがいつしか自分の“間”に変わってきたんだなあと思えてきました。キャストそれぞれがこの『真夜中の弥次さん喜多さん』の作品の“間”をつかもうとして、どうやって舞台として作り上げていくのか、試行錯誤してきました。でも、初日を迎えてみないとね。お客様に作品をドンとぶつけて…怖いところでもありますが、きっと大丈夫だろうと！」

漫画原作の舞台は数あれど、きわめて独特な世界観を持つ本作。それをステージ上で見事に表現している点は必見。見ているうちに今どこにいるんだろう、ここはリヤルなのかそれとも…と弥次喜多目線で楽しんでいただきたい。