フランス気鋭のリュカ・ドゥバルグ、『フォーレ:ピアノ独奏曲全集』国内盤を世界に先駆けリリース

2024.3.13
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クラシック

リュカ・ドゥバルグ『フォーレ:ピアノ独奏曲全集』(4CD)


今年、2024年はガブリエル・フォーレ(1845/5/12-1924/11/4)の没百年。フランス気鋭のリュカ・ドゥバルグの新作『フォーレ:ピアノ独奏曲全集』(4CD)が、2024年3月13日(水)国内盤先行発売される(全曲配信は3月22日(金)よりスタート)。 

2015年チャイコフスキー国際コンクールで個性溢れる豊かな才能を世界に知らしめたリュカ・ドゥバルグは2016年のアルバム・デビュー以来、これまで6枚のアルバムをリリースしてきた。知られざる作曲家のレパートリーにも積極的に取り組み、録音の少ないメトネルやシマノフスキ、ギドン・dクレーメルとの共演によるミロシュ・マギン作品集でも注目を集めた。一方では大好きなD.スカルラッティのソナタ集を全4枚組でリリースする等、あくなき探求心で己の道を進み続けている。そんなリュカが2020年パンデミックでコンサート活動が出来なかった時期に大きな衝撃を受け、開眼し魅了されたのがフォーレだった。リュカが以前にも演奏したことがある若書きから深い独創性にあふれた最晩年の作品まで、60年にも及ぶピアノ・ソロ作品の世界でフォーレが歩んだ道を辿る冒険は「音楽の喜びに溢れ、私を人としても音楽家としても変えてしまった」旅路なのだという。

録音は2021-2022年にかけて行われ、作品17「3つの無言歌」から作品119「夜想曲第13番」まで全68トラック=合計4枚組CD総再生時間はゆうに4時間、260分をこえる。演奏楽器にも徹底的なこだわりを見せ、フォーレの独奏曲のレコーディングには理想的な楽器だとリュカが語る102鍵からなるポレロ社のコンサートグランドOpus102を演奏している。

現在もアルバムから以下6曲がすでに配信中(3つの無言歌作品17より第3番、舟歌第1番作品26,3つの夜想曲作品33より第3番、主題と変奏作品73より第6変奏、8つの小品作品84より第5番即興曲、9つの前奏曲作品103より第3番)。なお、ブックレットには、なぜ今フォーレに魅了されてやまないのか。その理由を綴った読み応えあるリュカ自筆ライナーノーツが掲載されている。

リリース情報

『フォーレ:ピアノ独奏曲全集』(4CD)
 
リュカ・ドゥバルグ(ピアノ)
3月13日(水)国内盤先行発売
3月22日(金)全曲配信スタート(24-96ハイレゾ音源同時配信)
品番BSC2:SICC30841-4(4CD)/定価:6600円(税込)
 
ガブリエル・フォ-レ(1845-1924)
●CD1
3つの無言歌 作品17
バラード嬰ヘ長調 作品19
即興曲第1番変ホ長調作品25
舟歌第1番イ短調作品26
ヴァルス・カプリス第1番イ長調 作品30
即興曲第2番ヘ短調/ヘ長調 作品31
マズルカ変ロ長調作品32
3つの夜想曲 作品33
 
●CD2
即興曲第3番変イ長調作品34
夜想曲第4番変ホ長調 作品36
夜想曲第5番変ロ長調作品37
ヴァルス・カプリス第2番変ニ長調 作品38
舟歌第2番ト長調作品41
舟歌第3番変ト長調作品42
舟歌第4番変イ長調作品44
ヴァルス・カプリス第3番変ト長調 作品59
ヴァルス・カプリス第4番変イ長調 作品62
夜想曲第6番変ニ長調作品63
 
●CD3
舟歌第5番嬰ヘ短調作品66
舟歌第6番変ホ長調作品70
主題と変奏 嬰ハ短調 作品73
夜想曲第7番嬰ハ短調作品74
8つの小品 作品84
舟歌第7番ニ短調作品90
即興曲第4番変ニ長調作品91
舟歌第8番変ニ長調作品96
夜想曲第9番ロ短調作品97
 
●CD4
夜想曲第10番ホ短調作品99
舟歌第9番イ短調作品101
即興曲第5番嬰ヘ短調作品102
9つの前奏曲 作品103
2つの小品 作品104
(第1番:夜想曲第11番嬰へ短調/第2番:舟歌第10番イ短調)
舟歌第11番ト短調作品105
舟歌第12番変ホ長調作品106
夜想曲第12番ホ短調作品107
舟歌第13番ハ長調作品116
夜想曲第13番ロ短調作品119
 
演奏:リュカ・ドゥバルグ(ピアノ)
録音:2021年2月15-20日、4月20-26日/2022年6月27日—7月3日ヴィルティエリー、フランス
Recorded :France,Villethierry,Stephen Paulello Workshop and Recording Studio
Recording Producer&Mastering Engineer:Hans Kipfer