菅田将暉がNetflix実写シリーズ『寄生獣 -ザ・グレイ-』出演を振り返る「これが今勢いのある韓国ドラマの作り方なのか」(場面写真2点)
-
ポスト -
シェア - 送る
菅田将暉 Netflixシリーズ『寄生獣 -ザ・グレイ-』独占配信中 (C)岩明均/講談社
Netflixで独占配信中の『寄生獣 -ザ・グレイ-』から、菅田将暉の出演カット2点とコメントが解禁された。
『寄生獣 -ザ・グレイ-』は、岩明均氏の漫画『寄生獣』(講談社刊)をベースに、韓国を舞台に描くNetflixの実写シリーズ。原作漫画の『寄生獣』は、30 以上の国と地域で累計発行部数2,500万部を突破。人間の脳を乗っ取って肉体を操り、他の人間を捕食することを目的とした謎の寄生生物・ミギーと平凡な高校生・泉新一の奇妙な共存生活、そして”人間”と”パラサイト”による生存争いが描かれた。映像化作品としては、アニメ『寄生獣 セイの格率』や山崎貴監督による実写映画などが制作されている。
Netflixシリーズ『寄生獣 -ザ・グレイ-』独占配信中 (C)岩明均/講談社
新たな実写作品となる『寄生獣 -ザ・グレイ-』では、映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』などで知られるヨン・サンホ監督がメガホンをとり、脚本も兼任している。同じく『新感染 ファイナル・エクスプレス』のリュ・ヨンジェ氏も脚本で参加。劇中では、人間を宿主にして勢力拡大を目論み、世界を“人知れず”騒がせる謎の寄生生物=パラサイトが韓国に襲来。各地で事件を起こす彼らを阻止するべく立ち上がった特殊部隊“ザ・グレイ”とパラサイトとの衝突が始まるなか、パラサイトと共生することになったチョン・スインの物語が描かれる。
チョン・スインは、母親に捨てられ、父親からは日常的に暴力を振るわれる悲痛な幼少期を過ごしていた。天涯孤独に生きる道を選んだ彼女は“自分は誰からも愛されない人間なんだ”と悩みながらも、生きていくために真面目に働いていた。しかし、そんな彼女をさらなる悲劇が見舞う。ある事件に巻き込まれ瀕死状態となった身体をパラサイト“ハイジ”に乗っ取られてしまったのだ。しかしハイジは宿主であるスインの身体を治すため力を使ったことで、脳の乗っ取りに失敗、スインとハイジは予想もしなった奇妙な共存関係に陥ることになる。
本作では、映画『ソウルメイト』などのチョン・ソニが主人公チョン・スインを演じる。また、Netflixシリーズ『D.P.-脱走兵追跡官-』や映画『新感染半島ファイナル・ステージ』などのク・ギョファンが、消えた妹を探すためにパラサイトを追うソル・ガンウ役で出演。映画『リミット』『新感染半島ファイナル・ステージ』などのイ・ジョンヒョンが、寄生生物を阻止しようとする特殊部隊“ザ・グレイ”のチーム長チェ・ジュンギョンを演じる。そのほか、Netflixシリーズ『D.P.-脱走兵追跡官-』シーズン2などのクォン・ヘヒョがスインを守ろうとする警察署の先輩刑事キム・チョルミン、映画『呪呪呪死者をあやつるもの』『長沙里 9.15』などのキム・イングォンがチョルミンの後輩カン・ウォンソクをそれぞれ演じている。
スイン/ハイジ Netflixシリーズ『寄生獣 -ザ・グレイ-』独占配信中 (C)岩明均/講談社
本作は、4月5日(金)より配信がスタートすると、3日間で630万views(※views:作品の総視聴時間を作品の総尺で割った値)を記録し、Netflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)で1位を獲得。日本を含む世界68ヵ国でTOP10入りを果たした。また、菅田将暉が原作の主人公である泉新一を演じ、同作に登場していることが明らかになっている。
新たに解禁されたのは、その菅田が演じる泉新一の姿を切り取ったもの。泉新一は、日本で実写映画化された『寄生獣』『寄生獣 完結編』の2作品では、染谷将太が演じたキャラクター。同じくNetflixで配信中のアニメ『寄生獣 セイの格率』では、島﨑信長が声を務めている。
菅田将暉 Netflixシリーズ『寄生獣 -ザ・グレイ-』独占配信中 (C)岩明均/講談社
公開されたカットでは、新一が右手を差し出すシーンなどを解禁。原作では、新一は自身の右手に寄生したパラサイト“ミギー”と共生する様子が描かれていた。解禁された“泉新一が登場し右手を差し出す”場面には、本作と原作の世界が交わっていることを象徴する役割があったとのこと。ヨン・サンホ監督は「エンディングに登場する『泉新一』と『ミギー』はとても重要な役柄だった」と明かしている。
本作への出演について、菅田は「『地獄が呼んでいる』を見ていたので、ヨン・サンホ監督の作品に出られる嬉しさと驚きがありました。また、小学生の頃に読んだ『寄生獣』の泉新一を演じられるという事で、ワクワクしていました」とコメント。さらに、初の韓国ドラマ出演を振り返り、「撮影している景色としては日本とあまり変わらなかったです。でも、元アニメーション作家であるヨン監督ならではの、現場のシステム作りというものに感動しました。CGも多い現場だったので、撮影前にアニメーションでイメージ映像を見せてもらい、撮影後にすぐ簡易的に画を繋いで合成パートの確認もしていました。これが今勢いのある韓国ドラマの作り方なのか、と思いました」と語っている。
さらに、菅田は「日本が誇る名作『寄生獣』をベースにした作品に日本人キャストとして、世界各国に配信される事をとても嬉しく思います。現代社会を反映した作品でもあるので、僕自身も楽しみです。ただのファンタジーでは終わらない作品になっていると思うので、様々な国の方々が観た時の反応が楽しみです」と締めくくっている。
Netflixシリーズ『寄生獣 -ザ・グレイ-』は独占配信中。