老舗劇団から代表者一名が参加する、日本の劇団による『第十七捕虜収容所』が開幕 舞台写真&オフィシャルレポート公開
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『第十七捕虜収容所』舞台写真
2024年4月25日(木)新宿・シアターブラッツにて、日本の劇団による『第十七捕虜収容所』が開幕し、オフィシャルレポートと舞台写真が公開された。
オフィシャルレポート
4月25日(木)~29日(祝・月)、新宿・シアターブラッツで開幕する日本の劇団『第十七捕虜収容所』。日本の劇団とは、10年以上続く老舗劇団の劇団員からそれぞれ代表者一名が参加し、出演者全員劇団員のみで構成される企画。今回は「第二劇」と謳われながらも、2022年2月に下北沢・駅前劇場で上演予定だった『十二人の怒れる男』がコロナ禍により中止となったため、実質「日本の劇団」としての旗揚げ公演となる。
『第十七捕虜収容所』舞台写真
旗揚げにふさわしく、キャラメルボックス、劇団鹿殺し、TRASHMASTERS、スタジオライフ、劇団チョコレートケーキ、劇団青年座、ポップンマッシュルームチキン野郎、劇団桟敷童子、花組芝居、劇団昴、クロムモリブデン、劇団スーパー・エキセントリック・シアターという名だたる十二の劇団から、各劇団で粒だった存在感を示すプロの演劇人たちがキャスティングされた。
『第十七捕虜収容所』舞台写真
『第十七捕虜収容所』は、1944年の第二次世界大戦戦時下に、ドイツの捕虜収容所で生活を送るアメリカ兵たちのヒューマンドラマ。クリスマス間近のある夜、収容所からの脱走を試みたアメリカ人捕虜が射殺されたことをきっかけに、ドイツ軍と通じるスパイの存在が明らかとなり……。
ひとつ屋根の下で捕虜生活を送る捕虜たちの笑いと悲哀、疑惑と信念をテーマに、極限生活の中の人間関係が描がれていく。
『第十七捕虜収容所』舞台写真
『第十七捕虜収容所』舞台写真
劇場に足を踏み入れると、小劇場ならではの薄暗い空間に捕虜たちが寝泊まりする二段ベッドが所狭しと置かれており、1944年の捕虜収容所を思わせる雰囲気が漂う。衣裳や小道具も時代背景に忠実に、細部にまでこだわりの感じられる舞台づくりが垣間見られた。
『第十七捕虜収容所』舞台写真
『第十七捕虜収容所』舞台写真
ドイツ兵とアメリカ人捕虜、そしてスパイの存在と、シリアスな攻防戦が展開されると思いきや、時折ユーモラスなシーンも登場し、笑いと緊張感が絶妙に組み合わさった構成でストーリーが進行。
そして本公演最大の見どころである、各劇団で研鑽を積んだ役者陣による芝居のぶつかり合いはまさに圧巻の一言。是非劇場に足を運び、日本の演劇界を支えてきた“劇団員”による、芝居の真髄を目の当たりにしてほしい。
※上演時間は約2時間(途中休憩なし)。
『第十七捕虜収容所』舞台写真
『第十七捕虜収容所』舞台写真
ある日の夜、ドイツ軍の「第十七捕虜収容所」に収監されている二人のアメリカ人捕虜が仲間に見送られ脱走を試みるも失敗。
「この中にスパイがいる」。
個性豊かな登場人物が織りなす、少しおかしくて時にシリアスなヒューマンストーリー。
公演情報
日程:2024年4月25日(木月)~29日(祝・月)
会場:新宿・シアターブラッツ
翻訳:たかしまちせこ
演出:早川康介(劇団ガバメンツ)
出演:
多田直人(キャラメルボックス)
浅野康之(劇団鹿殺し)
倉貫匡弘(劇団 TRASHMASTERS)
鈴木翔音(スタジオライフ)
岡本篤(劇団チョコレートケーキ)
鹿野宗健(劇団青年座)
井上ほたてひも(ポップンマッシュルームチキン野郎)
原口健太郎(劇団桟敷童子)
永澤洋(花組芝居)
渡辺慎平(劇団昴)
花戸祐介(クロムモリブデン)
栗原功平(劇団スーパー・エキセントリック・シアター)
友情出演:白倉基陽(劇団スーパー・エキセントリック・シアター)
パンフレット付:7,000円 ※パンフレットは物販での販売品(1,500円)と同様の商品となります。
一般:5,800 円 当日券:6,000円
主催:スーパーエキセントリックシアター
公式 HP:https://www.set1979.com/stage/stageinfo202404/
公式 X(旧 Twitter):https://twitter.com/nihonnogekidan @nihonnogekidan