榊原CEOから説教されたベイノアが“査定マッチ”でケースと激突! 『RIZIN.47』で追加カード
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6月9日(日)の『Yogibo presents RIZIN.47』で、“ブラックパンサー”ベイノアがジョニー・ケースと対戦する
『Yogibo presents RIZIN.47』が6月9日(日)、国立代々木競技場第一体育館(東京都)で開催される。その追加カードとしてジョニー・ケース vs“ブラックパンサー”ベイノア戦が決定した。
RIZIN MMAルール:5分 3R(71.0kg)
ジョニー・ケース vs. “ブラックパンサー”ベイノア
この対戦カードは、RIZINの公式YouTubeチャンネルで行われた「榊原社長に呼び出されました 2024」という配信内で発表された。
この配信では榊原信行CEOに呼び出されたベイノアと井上雄策が登場。2人は4月の『RIZIN.46』で消極的な試合を行ったとして、冒頭でファンに謝罪。榊原CEOから厳しい言葉で“説教”された。
そしてCEOから「禊とは言わないけど、この男が本物かニセモノか、査定マッチで6月9日、ベイノア」とベノイアへ査定マッチを打診。「いやならいいんだけど」というCEOに対し、ベイノアは「いえ、やらせていただけるなら、やらせていただきます」と即答して『RIZIN.47』への参戦が決まった。
「もう相手は用意している」と榊原CEOが言ってあみだくじを用意。1~3番からベイノアは1番を選び、あみだくじの結果、対戦相手はジョニー・ケースとなった。実は1~3のどれを選んでも結果はケースになっており、榊原CEOによればケースの対戦相手を調整していたという。
「ケースが相手だと回ってられないから」と榊原CEOはここでもチクリ。ベイノアは神妙な顔して「やらしていただけるならやります」と対戦が決定した。
ケースからのメッセージも届いており、「なあベイノア。ファイターとしてリスペクトしているが、前回の試合は陸上競技を見ている気分だった。お前はそんなもんじゃないだろ。俺は本気の試合をする。お前もベストな状態で来い。ファンに最高のショーを魅せてやろうぜ」と呼びかけた。
これを見てベイノアも「押忍、やる気しかないです」と気合を入れた様子。コメントを求められた井上雄策は、「自分も試合したいで、ベイノア選手の敵討ちでケースとやらせてください」と懇願。これにはベイノアも「ちょっとちょっと」と異議を唱えていた。
ベイノアは16年にキックボクシングでデビューし、7戦無敗でJ-NET WORKの王座を戴冠。主戦場をRISEに移すと、RISEで4連勝、プロキャリア12戦無敗という輝かしい成績でRISE第2代ウェルター級王座となった。21年6月にはMMAデビュー。2年連続で大晦日に敗戦すると、23年には単身米国へ渡って修行。凱旋試合となった『RIZIN.46』では井上雄策を判定3-0で破って2年半ぶりの勝利を掴むが、消極的な試合内容にブーイングを浴びる結果となった。
対するケースは07年にプロデビュー。13年にMCCライト級王座、14年にUFCデビュー戦を日本で飾り、4連勝でライト級トップの一角に食い込む。18年の大晦日にはRIZINデビュー戦で矢地祐介を相手に2R TKO勝利。その後も、19年のライト級GP1回戦で現王者ホベルト・サトシ・ソウザをKOするなど活躍している。コロナ禍で日本での試合が約3年空いたが、その間にはプロボクシングでデビュー。22年4月にサトシのベルトに挑戦するが、この時は一本負けしている。22年大晦日では大尊伸光を開始36秒でカウンターの右フックに沈めた。
榊原CEOから直々に呼び出され、背水の陣となるベイノア。連勝を積んで再びタイトル戦線浮上を目論むケースと、それぞれの事情をぶつける対戦となりそうだ。
なお、同大会の追加カードとして、武田光司 vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ戦の実施も発表された。これで公開された対戦カードは全部で8戦。当日はどんな戦いが繰り広げられるか楽しみだ。
RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)
武田光司 vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ