佐藤流司×高橋克典×花總まり競演で灰原薬氏の歴史漫画『応天の門』を舞台化 12月に明治座で上演(コメントあり)
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左から、花總まり、佐藤流司、高橋克典 題字=武田双雲
舞台『応天の門』が12月に東京・明治座で上演されることが決定。第一弾キャスト情報が発表された。
『応天の門』は、2013年より『月刊コミックバンチ』『コミックバンチ Kai』(新潮社)で連載中の、灰原薬氏による歴史漫画。平安時代を舞台に、学問の天才と称される菅原道真と、都で随一の色男・在原業平がタッグを組み、京の都で起こる怪奇事件を次々と解決していく様を描いた作品だ。2017年に灰原氏は、同作で第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞している。
『応天の門』原作書影 (C)灰原薬/新潮社
舞台『応天の門』では、唐にあこがれ優れた洞察力で事件を解決していく引きこもりのエリート文章生・菅原道真を佐藤流司が演じる。また、高橋克典が、道真とタッグを組む検非違使の長で、京随一の色男と噂される歌人・在原業平役に。さらに、唐からの渡来人で、都の遊技場を仕切る女主人・昭姫役で花總まりが出演。KAKUTA 主宰で『甘い丘』『ひとよ』などで知られる桑原裕子氏が脚本、歌舞伎『極付印度伝 マハーバーラタ戦記』や劇団四季オリジナルミュージカル『バケモノの子』の青木豪氏が演出を手掛ける。なお、公演の題字は、書道家・武田双雲氏がしたためている。
原作者の灰原薬氏、佐藤流司、高橋克典、花總まりのコメントは以下のとおり。
灰原 薬(原作者)
歌劇に続きまさかの二度目の舞台化、まだ騙されてるのでは?と疑い半分ですが明治座という大きな舞台で、豪華なキャストでどのような京のドラマを見せていただけるのか今から楽しみでなりません。
この発表までに色々なチェックをさせていただいておりますが、ああ! それよそれ! というような、原作の意図を汲みに汲んでくださっているスタッフ皆様のプロのお仕事ぶりと解像度の高さに安心してお任せしております。
どうぞ皆様もご期待くださいませ。
佐藤流司(菅原道真 役)
今回、新しい挑戦の機会をいただけたこと、とてもワクワクしています。
菅原道真は、静と動で言えば「静」の人間。
彼が平安の世をどう生きていたか、何を感じていたかを大切に演じていきたいです。
明治座での公演も人生初めてなので、非常に楽しみですし、
劇場でたくさんのお客様にご覧いただきたいと思っています。
皆さんに観に来てよかったと思っていただける舞台にできるよう頑張ります。
高橋克典(在原業平 役)
2024年大河ドラマ「光る君へ」でも話題の平安時代。この平安時代を舞台に描かれた大ヒット漫画「応天の門」。
引きこもり学生の菅原道真と共に事件を解決してゆく少将「在原業平」を演じさせていただきます。
物語の中では、デキるのか抜けているのか、どこか掴みどころのない、女性にモテモテの公卿様。
明治座公演ともあって、皆様が何度も観劇していただきたくなるような、魅力的で、かつ深い舞台となりますよう。
あまり馴染みのない平安の時を楽しんでいただけますよう全力で努めてまいります。
切れ者の道真との歴史物クライム・サスペンスをどうぞお楽しみに。僕もとても楽しみです。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
花總まり(昭姫 役)
道真にとって頼れる存在である・昭姫。
遊技場を束ねる主人で、唐から来たバックグラウンドも持つ女性ですので、お稽古を積み重ねて、彼女の内面にある信念や葛藤を丁寧に表現していきたいです。
皆様にお楽しみいただけるよう精一杯演じますので、是非劇場に足をお運びいただけますと幸いです。