佐久間・後藤がツアー初V狙う！ 『大東建託・いい部屋ネットレディス』は7/18開催

中でも最も優勝に近いと思われるのが佐久間で、今季は『富士フイルム・スタジオアリス女子オープン』で2位、『ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』で2位、『ニチレイレディス』で2位タイと、あと一歩まで迫っている。試合中は「梅干しをおやつに、リズム、アライメントを大切にプレーし、最後まで粘ること」を心がけている。所属プロにとって最も大事な大会で、ツアー初優勝を飾ることができれば、これほどうれしいことはないだろう。

また、JLPGAプロでは佐久間と同期の後藤にも十分、ツアー初優勝のチャンスがある。今季は『明治安田レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント』での7位タイを筆頭に、『ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』と『リゾートトラスト レディス』でともに25位タイとなるなど安定感が出てきた。「大好きな福岡・地元での開催なので、多くのゴルフファンに成長した姿をお見せしたいと思います」と、目の前の一打に集中する。

そして、渡邉には、2022年5月の『ほけんの窓口レディース』以来の、ツアー通算6勝目の期待がかかる。今季は『ヤマハレディースオープン葛城』で21位タイ、『リゾートトラスト レディス』で22位タイの後、『資生堂 レディスオープン』では19位タイまで成績を伸ばしてきた。「今シーズンは切り替えを早くすることを大切に、試合の中でもメリハリをつけてプレーしたいです」と実力者は、静かに闘志を燃やしている。

とくに都は、今季のJLPGAツアーでは『明治安田レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント』35位タイ、『ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ』36位タイで、それぞれベストアマに輝いており、本大会での目標について「予選通過して、トップ10入りしたいです」と意気込んでいる。今季のステップ・アップ・ツアー『大王海運レディスオープン』で優勝しており、ホステスアマとして1桁入りも夢ではない。

また、吉田も負けていない。『ブリヂストンレディスオープン』40位タイ、『KKT杯バンテリンレディスオープン』32位タイで、こちらもベストアマに輝いている。「暑い時期になるので、試合中は集中力が切れないように、自己管理をしてトップ10を目指して頑張ります」と上位進出を狙う。姉の吉田優利に追いつき追い越せと、気合を入れている。

そして注目したいのが、茨城・ルネサンス高の戸髙玲奈だ。2015年に畑岡奈紗、2019年に岩井明愛がともに2年生で優勝した『関東高校ゴルフ選手権夏季大会』を、7月9日～10日に1年生で制したばかり。しかも、初日は自己ベストとなる8アンダー64をマークし、勢いに乗っている。