官能文学『エマニエル夫人』を『あのこと』のオードレイ・ディヴァン監督が“新解釈”映画化 『エマニュエル(原題)』日本公開が決定
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映画『エマニュエル(原題)』 (C)2024 CHANTELOUVE - RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – PATHÉ FILMS
映画『エマニュエル(原題)』(英題『EMMANUELLE』)が2025年1月10日(金)に日本で公開されることが決定。あわせて、場面写真3点が解禁された。
『エマニュエル(原題)』は、フランスの女性作家エマニュエル・アルサンの官能文学『エマニュエル夫人』を映画化するもの。同小説は、チェザーレ・カネヴァリ監督による『アマン・フォー・エマニュエル』(1969年)、ジュスト・ジャカン監督による『エマニエル夫人』(1974年)など、幾度となく映像化されてきた。
映画『エマニュエル(原題)』 (C)2024 CHANTELOUVE - RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – PATHÉ FILMS
映画『エマニュエル(原題)』 (C)2024 CHANTELOUVE - RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – PATHÉ FILMS
今回の『エマニュエル(原題)』は、『あのこと』で第78回ヴェネチア国際映画祭・金獅子賞を受賞した女性監督オードレイ・ディヴァン氏が“全く新しい解釈”で映画化。『燃ゆる女の肖像』(2020年)や『TAR/ター』(2023年)で知られるノエミ・メルランが主演を務め、ウィル・シャープ、ナオミ・ワッツらが共演する。
左から、ノエミ・メルラン、オードレイ・ディヴァン監督 (C)Getty Images
ノエミ・メルラン (C)Getty Images
ノエミ・メルラン (C)Getty Images
ノエミ・メルラン (C)Getty Images
左から、ノエミ・メルラン、オードレイ・ディヴァン監督 (C)Getty Images
現地(スペイン)時間9月20日(金)には、第72回サン・セバスティアン国際映画祭(SSIFF)が開幕。『エマニュエル(原題)』は、同映画祭のオープニングを華々しく飾った。オープニング上映前に行われた記者会見で「今作はかつての『エマニエル夫人』からは監督の手法もアプローチもまったく違いますが、リメイクされるにあたって苦労されたことは?」と聞かれると、ディヴァン監督は「今作をリメイクとは考えていません。“エロティシズム”というのは何を隠し、何を見せるかということだと考えています。70年代最初に映画化された作品は、その枠を拡大しようとするものでした。そして、実際に拡大されたため、人々の記憶に強く残りました。私は、今回異なる試みをしました。あえて枠を設けてみたのです。観る者の想像力をかきたて、画面外の状況も利用して引きこめるのか。今はすべてを見たければ、インターネットやポルノがあります。そういう時代でも、エロティックな映画に人を引きこめるのか。それを考えて取り組みました」とコメント。
(C)Getty Images
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さらに、主演のノエミ・メルランは「私はオードレイ監督も『あのこと』も大好きで、彼女のまなざしや作品のファンなので、お声がけいただいて嬉しかったですし、興味をそそられました。ワクワクしながら脚本を読んで、とても強いつながりを感じました。エマニュエルの中に、私がいたんです。映画の冒頭では、エマニュエルは抜け殻のように心と身体が解離しています。彼女は社会の要求に応えていて、自身の悦びはありません。そこから、本当のエマニュエルになろうとする彼女の旅、物語がはじまります。本当の自分とつながり、悦びを得て、すべてから解放されるために。私にはストーリーがすんなり腑に落ちたので、お受けしました」と、本作への出演について明かし、自身とエマニュエルのキャラクターについてや、監督への信頼についても語った。オープニングではスタンディングオベーションも起こり、9月25日(現地時間)のフランス公開にむけて弾みをつけた。
(C)Getty Images
ノエミ・メルラン (C)Getty Images
ノエミ・メルラン (C)Getty Images
ノエミ・メルラン (C)Getty Images
オードレイ・ディヴァン監督 (C)Getty Images
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『エマニュエル(原題)』はギャガ配給で、2025年1月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国の劇場にて日本公開される予定。10月28日(月)から11月6日(水)の期間に開催される第37回東京国際映画祭の「ガラ・セレクション」部門での上映されることも決まっている。
『エマニュエル(原題)』は2025年1月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国の劇場で公開。