姫川図書之助(市川團子)の真っすぐな眼差しと凛々しい姿のスチール写真が公開 屈指の名作『天守物語』が上演

2024.11.11
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舞台

『天守物語』姫川図書之助=市川團子          撮影:岡本隆史

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2024年12月3日(火)~26日(木)歌舞伎座にて行われる、『十二月大歌舞伎』の第三部では、文豪・泉鏡花の戯曲のなかでも屈指の名作とされる『天守物語』が上演される。この度、姫川図書之助を勤める、市川團子のスチール写真が公開された。

『天守物語』は、白鷺城(姫路城)の天守閣にまつわる伝説をもとに、天守閣の最上階に棲む美しく気高い天守夫人・富姫と、若き鷹匠・姫川図書之助の恋が描かれる夢幻の物語。

『天守物語』姫川図書之助=市川團子          撮影:岡本隆史

『天守物語』姫川図書之助=市川團子          撮影:岡本隆史

今回は、演出をする玉三郎が本興行では平成26(2014)年以来10年ぶりに富姫を勤め、市川團子が初役で姫川図書之助を勤めることでも話題となる舞台。

『天守物語』姫川図書之助=市川團子          撮影:岡本隆史

今回、公演に向けて撮りおろした團子演じる図書之助のスチール写真が公開。図書之助は、昭和40(1965)年1月日生劇場にて、團子の祖父にあたる二世市川猿翁(三代目猿之助)も勤めた所縁ある役。團子は祖父・猿翁の写真を傍らに置き、時折じっと写真を見つめてスチール撮影に臨んだ。團子勤める図書之助の真っすぐな眼差しと凛々しい姿に、公演への期待が高まる。

公演情報

『十二月大歌舞伎』
 
日程:2024年12月3日(火)~26日(木)
会場:歌舞伎座
 
【休演】11日(水)、19日(木)
【貸切】※幕見席は営業 第一部:21日(土)
 
※下記日程は学校団体様がいらっしゃいます
第一部:4日(水)、5日(木)、6日(金)、12日(木)、18日(水)、20日(金)、23日(月)、24日(火)
第三部:4日(水)、10日(火)
 

第一部 午前11時~

発刊30周年記念
きむらゆういち 原作(講談社刊)
今井豊茂 脚本
藤間勘十郎 演出・振付

あらしのよるに
二代目澤村精四郎襲名披露
 
がぶ:中村獅童
めい:尾上菊之助
たぷ:坂東亀蔵
みい姫:中村米吉
はく:市村竹松
のろ:市村光
幼いころのめい:中村陽喜
幼いころのがぶ:中村夏幹
ばりい:
國矢改め澤村精四郎
山羊のおじじ:市村橘太郎
絵師:市川門之助
がい:河原崎権十郎
狼のおばば:市村萬次郎
ぎろ:尾上松緑
 
 
第二部 午後3時~
 

河竹黙阿弥 作
盲長屋梅加賀鳶
一、加賀鳶(かがとび)
本郷木戸前勢揃いより
赤門捕物まで

天神町梅吉/竹垣道玄:尾上松緑
日蔭町松蔵:中村勘九郎
春木町巳之助:中村獅童
魁勇次:坂東彦三郎
磐石石松:坂東亀蔵
虎屋竹五郎:中村種之助
天狗杉松:中村玉太郎
昼ッ子尾之吉:尾上左近
お朝:中村鶴松
妻恋音吉:尾上菊史郎
金助町兼五郎:尾上菊市郎
数珠玉房吉:國矢改め澤村精四郎
御守殿門次:中村吉之丞
番頭佐五兵衛:市村橘太郎
雷五郎次:市川男女蔵
御神輿弥太郎:中村松江
伊勢屋与兵衛:河原崎権十郎
女按摩お兼:中村雀右衛門
 
二、鷺娘(さぎむすめ)
 
鷺の精:中村七之助
 
 
第三部 午後6時20分~
 

萩原雪夫 作
一、舞鶴雪月花(ぶかくせつげっか)
上の巻 さくら
中の巻 松虫
下の巻 雪達磨

桜の精/松虫/雪達磨:中村勘九郎
松虫:中村長三郎

泉 鏡花 作
坂東玉三郎 演出
今井豊茂 演出

二、天守物語(てんしゅものがたり)

富姫:坂東玉三郎
姫川図書之助:市川團子
亀姫:中村七之助
小田原修理:中村歌昇
腰元:中村歌女之丞
薄:
上村吉弥
朱の盤坊:市川男女蔵
舌長姥:市川門之助
近江之丞桃六:中村獅童
 
 
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