松竹大谷図書館、歌舞伎座6月『祇園祭礼信仰記 金閣寺』上演にちなみ組上燈籠『金閣寺』の特別展示を開催
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「祇園祭禮債功記金閣寺の場 四枚つづき」組立完成形 出版:大正4(1915)年
演劇・映画の専門図書館である松竹大谷図書館では、その活動内容や貴重な所蔵資料を広く知ってもらうため、多彩な特別展示を企画している。
2026年2月からは、歌舞伎座1階ロビーにおいて、歌舞伎座の上演演目にちなんだ当館所蔵資料の組上燈籠展示が開催中だ。6月は『六月大歌舞伎』の『祇園祭礼信仰記 金閣寺』上演にちなみ、当館所蔵資料の組上燈籠『金閣寺』組上完成形が展示される。
こちらの組上は、『祇園祭礼信仰記』の四段目にあたる「金閣寺」の見どころをひとつの構図に盛り込んだ組上燈籠絵。
「祇園祭禮債功記金閣寺の場 四枚つづき」のうち一枚目 出版:大正4(1915)年 このような浮世絵を切って組み立ててあそびます
組上には、天下を狙う松永大膳によって金閣寺の楼上に幽閉されている慶寿院や、名剣倶利伽羅丸を滝にかざして龍を浮かび上がらせる松永大膳、その様子をみて大膳を父・雪村の仇と察する雪姫、大膳の無理難題にも動じず機転を利かせ、手を濡らさずに井戸から碁笥を取り上げてみせる此下東吉と、それぞれの登場人物の見せ場が再現され、名場面集のようになっている。
「組上燈籠絵」とは、江戸期から昭和期まで流行したおもちゃ絵といわれる浮世絵の一種で、絵の中のパーツを切り出して貼り付け、立体に組み立てて遊ぶ、いわば現代のペーパークラフトのようなもの。松竹大谷図書館では、このような歌舞伎にまつわる「組上燈籠絵」を160点余り所蔵し、デジタルアーカイブで公開している。
松竹大谷図書館オリジナルグッズ 文庫本カバー「金閣寺・風船乗スペンサー」¥300(税込
また、松竹大谷図書館では所蔵資料を身近に感じてほしいという想いから、資料をデザインに活用したさまざまなオリジナルグッズを販売している。文庫本カバー「金閣寺・風船乗スペンサー」は、松竹大谷図書館のほか、歌舞伎座1階お土産処木挽町でも発売中。こちらは、所蔵資料である1891年1月歌舞伎座公演の筋書と絵本番付をデザインに活用したオリジナルグッズとなっている。
歌舞伎座を訪れた際には、松竹大谷図書館で緻密な組上の世界を間近で堪能してみてはいかがだろうか。
展示情報
・開催期間:2026年6月3日(水)~25日(木)歌舞伎座『六月大歌舞伎』公演期間中
・開催場所:歌舞伎座1階上手側ロビー ショーケース
※切符をお持ちの方のみご覧いただけます