大晦日『RIZIN DECADE』で元ボクシング暫定王者ライアン・ガルシアと安保瑠輝也が対戦！　会見でも一触即発

12月31日（火）、さいたまスーパーアリーナ（埼玉県）にて開催される『RIZIN DECADE』で、プロボクシング元WBC世界ライト級暫定王者のライアン・ガルシアと安保瑠輝也の対戦が決定した。

対戦方法は、2分8ラウンドのボクシングに準じたルールで行われる。安保は7月に行われた『超RIZIN.3』で、プロボクシングの元世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオとボクシングに準じたルールで闘い、パッキャオをぐらつかせる場面もあるなど大善戦した。

同戦を観戦していたガルシアは、安保vsパッキャオの試合後にリングに上がり、安保を前に「3RでKOできる」と対戦をアピールしていた。

ライアン・ガルシアと安保瑠輝也は、11月26日（日本時間11月27日）に米ロサンゼルスで会見を実施。安保は「ガルシアは酒を飲んで、プロフェッショナリズムに欠けるような問題を抱えている選手。スポーツマンシップもなく、リスペクトもない。にも関わらず自分のことを『キング』と呼ぶ。試合の日に日本の武士道を彼にたたき込みたい」と話し、さらには「ファック・ユー」とガルシアを罵倒した。

これに対しガルシアは、「いまだに彼が誰だか知らないし、興味もない。ボクシングを教えてやる。普通にやってKOして、自分は楽しみながら帰国したい」と、安保は眼中にないといった態度を示した。

■スペシャルエキシビジョンマッチ
RIZINスタンディングバウトルール：2分8R（69.4kg）
ライアン・ガルシア vs 安保瑠輝也

ライアン・ガルシアはアメリカ出身の26歳。ボクサーとしてアマチュアで215勝15敗の戦績を残し、2016年にプロデュー。2021年1月にはWBC世界ライト級暫定王座決定戦でTKO勝利し、暫定王者となった。しかし、4月メンタルヘルスの問題を公表し、7月の試合を欠場し、王座を剥奪された。今年4月にはWBC世界スーパーライト級王座に挑戦するが体重超過に。試合は判定勝利したが、ドーピング陽性で無効試合となり1年間の出場停止処分となった。7月の『Yogibo presents 超RIZIN.3』で行われた「マニー・パッキャオ vs 安保瑠輝也」の試合後にリングに上がり、安保を前に「3RでKOできる」と対戦をアピールしていた。

一方、29歳となる安保瑠輝也は兵庫県出身。幼少期に空手を始めて、小学5年でK-1を目指しグローブ空手に転向。2012年8月に『Krush』でプロデビューを果たし、2019年6月には第4代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王王者に。2023年5月に『RIZIN』初参戦。元K-1王者ブアカーオ・バンチャメークと対戦するも引き分けという結果となった。今年7月には、負傷欠場の鈴木千裕に代わり、史上2人目のボクシング世界6階級制覇王者マニー・パッキャオと対戦。こちらも引き分けとなったが、その健闘が賞賛された。

実力は認められるものの騒ぎを起こし続ける問題児ボクサーと、ボクシング界のレジェンドに真っ向勝負を挑んだ格闘家。注目の一騎打ちを制するのはどちらか？

また『RIZIN DECADE』では、以下の6試合がすでに決定している。

■フェザー級タイトルマッチ（RIZIN MMAルール：5分3R／66.0kg）
鈴木千裕 vs クレベル・コイケ

■RIZIN MMAルール：5分3R（66.0kg）
久保優太 vs ラジャブアリ・シェイドゥラエフ

■RIZIN MMAルール：5分3R（120.0kg）
貴賢神 vs エドポロキング

■RIZIN MMAルール：5分3R（120.0kg）
上田幹雄 vs キム・テイン

■RIZIN MMAルール：5分3R（71.0kg）
矢地祐介 vs 桜庭大世

■RIZIN MMAルール：5分 3R（66.0kg）
YA-MAN vs カルシャガ・ダウトベック