METライブビューイング2024-25第二弾はジャニーン・テソーリの新作オペラ《グラウンデッド 翼を折られたパイロット》～トニー賞作曲家が描く、母となった戦闘機パイロットの苦悩

ニューヨークに位置する世界最高峰のメトロポリタン・オペラ（通称： MET）の最新ステージを、日本に居ながらにしてスクリーンで楽しめる「METライブビューイング」。超人気演目＆実力と個性が光るライジングスター大集結の2024-25シーズンが、現在、全国の映画館にて開幕中だ。

新シーズンの第2作目には、『シュレック・ザ・ミュージカル』『VIOLET』『モダン・ミリー』などのミュージカル作品を手掛け、トニー賞に6回ノミネートされ、2回受賞を果たした人気作曲家ジャニーン・テソーリによる新作オペラ、《グラウンデッド 翼を折られたパイロット》MET初演が、2024年12月13日(金)より1週間限定公開となる（※東劇のみ12月26日(木)までの2週上映）。ドローン戦争、ジェンダーの問題など現代に通じる悲劇を描いた話題の新作オペラである。

《グラウンデッド 翼を折られたパイロット》の原作は、世界最大の芸術祭エディンバラ・フリンジで初演された独演舞台で、 ニューヨークでは『ライオンキング』のジュリー・テイモアが演出し、アン・ハサウェイ主演で 上演され話題となった。オペラ化にあたっては、原作戯曲の作者ジョージ・ブラントが台本を担当し、2007年のトニー賞を総なめにした『春のめざめ』などで知られるブロードウェイの鬼才マイケル・メイヤーが、没入感溢れる3D映像と音声起動型のLEDパネルを駆使した迫力の演出を手掛けた。主演は、作曲家ジャニーン・テソーリがヒロインの役を当て書きした、美貌と美声で世界を魅了する若手メゾソプラノのエミリー・ダンジェロ。母となり男社会の中で戦う女性戦闘機パイロットの苦悩を熱演する。