いのうえひでのり「当時、最強と思える布陣で揃えた豪華な座組」~劇団☆新感線 ゲキ×シネ『朧の森に棲む鬼』が1/24に無料BS初放送
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劇団☆新感線 ゲキ×シネ『朧の森に棲む鬼』 (C)松竹/ヴィレッヂ
BS松竹東急にて、2025年1月24日(金)夜6時より、市川染五郎(現・松本幸四郎)を主演に、阿部サダヲ、古田新太らが共演した2007年の舞台、劇団☆新感線 ゲキ×シネ『朧の森に棲む鬼』が無料でBS初放送される。
『朧の森に棲む鬼』は、2007年1~2月に東京と大阪で上演され、高い完成度で話題を集めた劇団☆新感線のオリジナル作品。劇中で、雨や滝に本物の水を使用するなど、趣向を凝らした演出が大きな注目を集め、その完成度は口コミでまたたく間に広がり、話題となった。
現在、『朧の森に棲む鬼』は“歌舞伎NEXT”として歌舞伎ならではの演出や音楽で構成され、2024年12月には東京・新橋演舞場で上演、今年2月には福岡・博多座での公演が控えている。
この度、放送に際し、劇団☆新感線の主宰・演出家で本作の演出を務めた、いのうえひでのりよりコメントが到着。話題の舞台をテレビの前で楽しもう。
いにしえの神々が棲む神秘の森。
累々と重なる死人の山から現れる一人の男、その名をライ(市川染五郎(現・松本幸四郎)。
獣のような野心に満ちた目をギラつかせ、あらゆる嘘を紡ぎ出すその“舌先”を武器に、ひたすらのし上がることを夢見ている。突然ライの前に現れた森の魔物《オボロ》達。その命と引き替えに王の座を約束する。
ひとつの予言と、その舌先同様なめらかに動く剣を与えられ、都に向かうライ。飽くなき野望の行く末は─?
そしてその血塗られた夢の先に、ライが見るものとは─?
「テレビで見る舞台は、お茶の間でリラックスしながら見られる点が最大のメリット」 (いのうえひでのり)
いのうえひでのり 写真=Yoshie Tominaga
ーー『朧の森で棲む鬼』で、いのうえさんが大切にしているメッセージは何でしょうか。
“生きるエネルギー”ですかねぇ。主人公のライは人を騙し、陥れて、殺したりする悪い奴ですが、その、上に昇っていくエネルギーは凄まじい。そこにどこか人は惹かれるんだと思います。つまり“生きる”こと。
ーー当時、出演されていた役者さんとのエピソードで印象深い出来事がありましたら教えてください。
年越しにやったカウントダウン・イベント! いやぁ、大変でした。あの時、1歳だった現・染五郎くんを舞台に出そうとして、ギャン泣きされて諦めたんですよ。その彼が、今は『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』に出ているって、なんかすごいなぁと思いますね。
ーーテレビで見る舞台は、どういった点に注目すると、より楽しめるとお考えでしょうか。
やっぱりお茶の間でリラックスして見られるのは、最大のメリットじゃないですかね。こたつに入ってラーメンをすすりながら見ても誰にも怒られませんから。トイレも自分のタイミングで行けるし。
ーー最後に、視聴者に向けてメッセージをお願いします。
劇団☆新感線のオリジナル『朧の森に棲む鬼』は、古田新太・阿部サダヲ・秋山菜津子・高田聖子・他、当時最強と思える布陣で揃えた豪華な座組。その中でキラキラと色香を放つ染五郎時代の幸四郎さんの、若き日の色悪ぶりをご堪能ください。
放送情報
公演情報
出演:松本幸四郎、尾上松也、中村時蔵、坂東新悟、尾上右近、市川染五郎、澤村宗之助、大谷廣太郎、市川猿弥、片岡亀蔵、坂東彌十郎
日程:2024年11月30日(土)~12月26日(木)
会場:新橋演舞場
日程:2025年2月4日(火)~25日(火)
会場:博多座
ご観劇料(税込):A席 16,500円 B席 10,500円 C席 6,500円
<配役>
ライ 松本幸四郎
サダミツ
(交互出演)
サダミツ
(交互出演)
シキブ 坂東新悟
キンタ 尾上右近
シュテン 市川染五郎
アラドウジ 澤村宗之助
ショウゲン 大谷廣太郎
マダレ 市川猿弥
ウラベ 片岡亀蔵
イチノオオキミ 坂東彌十郎