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リアル・トラウム、ヨハン・シュトラウス・ヴィルトゥオーゾとの共演コンサートが決定 高島健一郎出演オペレッタ『メリー・ウィドウ』ツアー初日レポ&コメントも到着

12:00
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クラシック

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IL DIVOに始まり、日本でもLE VELVETSやTHE LEGENDなど多くのフォロワーを生んできたクラシカル・クロスオーヴァーの男性ヴォーカル・ユニット。メルビッシュ湖上音楽祭やドイツ44カ所のオペレッタツアーに参加するなど国際的なキャリアを歩むテノールの高島健一郎をリーダーとして、東京芸術大学を卒業した同門の声楽家たち4人が集まって結成されたのが、REAL TRAUM(リアル・トラウム)である。ドイツ語で「正夢・夢を実現する」といった意味のグループ名通りに、彼らは、次なる夢の舞台Bunkamuraオーチャードホールでの公演がいよいよ1か月後に近づく中、なんとリアル・トラウムの次なるトラウム(ドリーム)・プロジェクトが発表された。

来る2025年5月30日(金)19時からかつしかシンフォニーヒルズのモーツァルトホールにて、ワルツ王ヨハン・シュトラウス2世の生誕200年を記念して、大阪・万国博覧会に招待されたウィーン・ヨハン・シュトラウス・ヴィルトオーゾとの共演コンサートが決定となったのである。

ヨハン・シュトラウス・ヴィルトゥオーゾは、ヨハン・シュトラウスとその同時代の作曲家たちの音楽に捧げられたウィーンの名高いアンサンブルである。1997年に設立され多くの成功を収めている、シェーブルン宮殿のオランジュリーでのコンサートで知られる「シュテファン・シュトラウス宮殿管弦楽団」のソリストたちで構成され、メンバーはウィーンで生まれ育ち、彼の地の音楽教育を受けたという、生粋のウィーンっ子たちばかり。卓越した音楽性と彼らの演奏に特有の「ウィーン風のスタイル」が生き生きと反映されている。世界中での演奏経験を持つ同アンサンブルは、国際的な活躍を続けており、ウィーンの魅力を世界中の観客に届け、情熱とテクニックで魅了している。

アニバーサリー・イヤーでますます人気と注目の高まるヨハン・シュトラウス2世のワルツやポルカはもちろん、「こうもり」や「ジプシー男爵」といったオペレッタの名曲の数々をリアル・トラウムと共演で聴かせてくれるのだ。高島健一郎の十八番ジプシー男爵のバリンカイのアリアはもちろん、リアル・トラウムが歌い続けているレハールの「君は我が心のすべて」など彼らが得意とする楽曲の数々が、本場ウィーンのサウンドと見事なハーモニーを聴かせてくれそうだ。

そして、筆者は高島健一郎氏のお招きもあり、年末からスタートした「ヨハン・シュトラウス・オペレッタ・ウィーン」がドイツ44か所で展開するレハールのオペレッタ「メリー・ウィドウ」ツアーの初日を見る機会を得たので、その模様もあわせてここでお伝えしたい。