「ZIPANGU the Party!!」総勢50組のアーティストに加え大御所・小林幸子がクラブシーンに初降臨
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ZIPANGU the Party!! (C)松竹/TSTエンタテイメント
「ZIPANGU the Party!!」202502.14(fri)ZEROTOKYO
〈ZIPANGU the Party!!〉とは何か? それは新宿歌舞伎町のナイトエンターテインメントの発信地・ZEROTOKYOと、多様なエンタテイメントを手がける松竹とがコラボレーションした、時代や文化を超えた刺激的で新感覚のカルチャーミックス体験。2月14日深夜から15日早朝にかけて開催された〈ZIPANGU the Party!!〉には総勢50組のアーティストに加えて大御所・小林幸子がクラブシーンに初降臨。その模様を潜入レポートしよう。
ZEROTOKYOは地下三層に分かれたダンジョンだが、23時の開場直後からとにかくどこも大盛況。B2フロアの奥の「BOX」では、DJの鴨居×KillUを皮切りに真っ赤な照明の下で爆音が鳴り響き、バーカウンター横の「R-BAR」ではryuuから一気呵成へ、DJのプレーに合わせてドリンク片手に体を揺らすオーディエンスでごった返す。B3フロアの「RING」にも人が押し寄せ、WATARUからRAM RIDERへとノンストップの盛り上がりが引き継がれる。B4フロアの「ENTER」スペースでは、あたたかい水族館からφ(TT,Ngukun,Maple CANE.)へと、通路のすぐ隣でDJがスピンしているのを間近に見られる。テクノ/ハウスやヒップホップ、ボカロ曲等何でもあり、クールでトランシーな音の洪水だ。
☆TAKU TAKAHASHI (C)松竹/TSTエンタテイメント
そして最大スペースの「Z HALL」は、オープニングアクトのSeimeiから、日付が変わって☆Taku TakahashiへとDJのバトンが渡された。ZEROTOKYOが誇る多彩な照明と最新音響のもと、思い思いに体を揺らすオーディエンス。Z HALLを見下ろすB3フロアでは、妖艶なポールダンサーのパフォーマンスも見られる。深夜のクラブらしいムーディーで大人な空気感と、ライブハウスらしい音の開放感を兼ね備えた独特のムード。
MPLUSPLUS (C)松竹/TSTエンタテイメント
石見神楽 (C)松竹/TSTエンタテイメント
本間日陽 (C)松竹/TSTエンタテイメント
時刻は深夜1時15分を回った。ここからいよいよ今夜のメインイベントと言える特別ステージ「ZIPANGUサクラガミ」のショータイムだ。クリエイティヴ集団MPLUSPLUSが手掛ける光、音、映像と共にパフォーマンスを繰り広げるのは、島根県の伝統芸能「石見神楽」の担い手であるチーム「万雷」。まずは元NGT48の本間日陽による可憐なソロ、そして万雷に所属する三原新とのデュオによるコンテンポラリーダンス。続いてMPLUSPLUSの技術とダンスを掛け合わせた唯一無二のテクノロジーダンスクルー・D-Classicsが登場し、ダンスと伝統的な神楽囃子とEDMとの斬新な融合が繰り広げられる。
小林幸子 (C)松竹/TSTエンタテイメント
クライマックスは、全長17メートルのLED大蛇4体とD-Classicsとの格闘、続いて大蛇と三原新との決闘だ。神話的なテーマと現代的テクノロジーを掛け合わせたスリリングな展開に、固唾を呑んで見入るオーディエンス。そして物語のクライマックスに、ついに登場した小林幸子。満場の拍手喝采に迎えられ、光り輝く和装と金の髪飾りで新曲「サクラガミ」を歌う姿を、スポットライトがオーラのように包み込む。本間と三原が華麗な舞とダンスで華を添える。深夜2時の新宿のクラブに小林幸子が降臨する、夢か現かわからなくなるような貴重な時間。
小林幸子 (C)松竹/TSTエンタテイメント
寿司 (C)松竹/TSTエンタテイメント
カーテンコールでは、特別ステージ「ZIPANGUサクラガミ」に出演したすべての出演者がステージに揃う中、歌い終えた小林幸子が謝辞を述べる。また、小林幸子と本間日陽から、次回8月22日(金)に第二弾となるイベントの開催が決定したことと、このステージのために書き下ろされた小林幸子の新曲「サクラガミ」が2月15日㈯から全世界配信されたことが発表された。「幸子コール」が鳴りやまない中、幕が下りて音が止み、これで今夜の特別ステージは終わりか、と思いきや、まだ続きがあった。次の出演者・BPM15Qがパフォーマンスを中断してB3フロアを指さすと、そこに再び登場した小林幸子。オーディエンスと出演者の全員を代表して「乾杯!」の音頭を取り、フロアの興奮をさらに盛り上げる。このあと、GOLD PASS
TeddyLoid (C)松竹/TSTエンタテイメント
kz (C)松竹/TSTエンタテイメント
特別ステージの狂乱が去ってもイベントは続く。Z HALLではTeddyLoidからkz(livetune)へとライブさながらの盛り上がりが引き継がれ、「RING」ではDÉ DÉ MOUSE&RINNEEEが熱狂を巻き起こし、三層のダンジョンはどこもかしこも刺激的な音とダンスと会話とお酒で満ち溢れてなかなか抜け出せない。ハマったら朝まで抜け出せない迷宮のような、それが〈ZIPANGU the Party!!〉。
第二弾は、どのような進化を遂げ、どんなパフォーマンスが繰り広げられるのか――。8月公演では、さらなる驚きと感動が待っているはず。前回を超える新たな演出、圧巻のステージに期待が高まる。情報を待とう。
取材・文=宮本英夫
イベント情報
2025年2月14日(金)ZERO TOKYO
■ZIPANGU特別ステージ「サクラガミ」
小林幸子
石見神楽「万雷」
D-Classics
RYO
本間日陽
☆Taku Takahashi(m-flo, block.fm)
BPM15Q
KOTONOHOUSE
kz(livetune)
Seimei
TeddyLoid
haquxx
Naohiro Yako
tsuchifumazu
Akira Ishiyama
MMT inc.
MIYURI / YUYU / RINA / AOI / KANA
■LINE UP
D-YAMA
DÉ DÉ MOUSE & RINNEEE
DJ WILDPARTY
Marpril
okadada
RAM RIDER
WATARU
WaMi
Hatoto
mønobright
滝紘平
■LINE UP
バイレファンキかけ子 × AXELERATOR
Eye × IQYU
鴨居 × KillU
Lolica Tonica
ヌ・ヒカル × yahmanfightclub
釈迦東京
wagahai is neko
■LINE UP
BUDDHAHOUSE
ディスコ元年
一気呵成 (eitaro sato, Ujörk, judgeman)
MATRICARIA CREW
ryuu
TEMPLIME
Thir(s)ty One Crew
■LINE UP
あたたかい水族館
Ganbare Masashige
Leaf
MAREAM
ninjahamster × SUZUMEME × hatchcatch
Ø (TT, Ngukun, Maple CANE.)