歌舞伎町で生きたウシジマくん20年の軌跡がここに…『闇金ウシジマくん』20周年記念原画展レポート

金を貸す側・借りる側が紡ぎ出すヒリつくような人間ドラマを描いて人気を博した傑作コミック『闇金ウシジマくん』。連載スタートから20周年​を迎えたことを記念した原画展が、作品の舞台・歌舞伎町にほど近い新宿マルイ メンにて4月6日まで開催中だ。数々の名場面を生原画で楽しめたり、キャラの魅力を活かしたユニークな記念グッズの数々など、『闇金ウシジマくん』ファンなら楽しめること間違い無しのイベントの様子をお送りする。

■お金を巡る壮絶な人間の業や、わずかに差し込む救いの光……生原画で体感する『ウシジマくん』のドラマ

2004年から2019年にかけて、『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載された『闇金ウシジマくん』。金の貸し借りを巡る人間模様と社会の闇、そんな中でも懸命に生きる人々の姿の生き様を描いて人気を博した今作の魅力は、真鍋昌平先生の緻密な筆致で描かれたドラマと魅力的なキャラクター達だ。それを体感できる生原画の数々がテーマ別に多数展示されている。

会場に入ってすぐに登場するのは丑嶋を始めとするカウカウファイナンスの面々。

G10（ゴト）くんとのツーショットが撮れたり、ダメ会社員・板橋になりきれるフォトスポットも。板橋のボードの裏には真鍋昌平先生直筆のイラストメッセージも描かれているのでお見逃しなく！

会場を出ると印象深い最終回の丑嶋が待っている…最終回も全ページ原画展示されているので必見だ。

『ちいかわ』の作者であるナガノ先生とのコラボグッズも登場。いち早く完売したぬいぐるみとマスコットは真鍋昌平先生の私物がサンプル展示され、何と直筆のメッセージと名前が書かれたウサギ型名札付き！

物販コーナー奥にはカウカウファイナンスのオフィスも再現！

物販コーナーで5000円以上買い物をすると、原作第1話のネームを収録した非売品ブックレットがプレゼントされる。

生原画を通して『闇金ウシジマくん』の魅力をとことん堪能できる今回の20周年原画展。7月11日からは大阪・なんばマルイでも開催されるので、あの作品世界に浸りたい人はぜひ足を運んでほしい。

※本展では、フォトスポット、一部の展示を除いて撮影はご遠慮いただいております。
今回は取材のため特別に許可を得て撮影しております。ご了承ください。

取材・文・撮影：斉藤直樹