オフィス3〇〇特別公演『少女仮面』に竹中直人・尾上松也・中村獅童・稲荷卓央・和田琢磨・安奈淳 豪華日替わりゲストが決定
2025年6月11日(水)~6月22日(日)ザ・スズナリにて上演されるオフィス3〇〇特別公演『少女仮面』の日替わりゲストが決定した。
1969年、鈴木忠志が主宰する早稲田小劇場に書き下ろされた、唐十郎の傑作戯曲『少女仮面』。岸田戯曲賞を受賞し、これまでに何度も上演を繰り返す極めて唐作品の中でも人気の高いこの戯曲を、渡辺えりの新演出で上演する。唐十郎追悼公演と銘打ち、渡辺えりはもちろん、大鶴佐助、土屋佑壱、吉田裕貴、福本雄樹、新内多賀太夫、岡野一平、宮下浩行、黒島結菜・夢乃・鈴木楓加(トリプルキャスト)、川村毅といった個性豊かで確かな演技力を誇るキャストが揃った。
今回決定した日替わりゲストには、6月13日14:00公演に竹中直人、6月14日14:00公演に尾上松也、6月15日14時公演に中村獅童、6月16日19:00・17日14:00/19:00公演に稲荷卓央、6月18日・19日・20日いずれも19:00公演に和田琢磨、6月21日14:00/19:00公演に安奈 淳が「甘粕大尉」役で出演。さらに、トリプルキャストで出演が発表されていた黒島結菜・夢乃・鈴木楓加の「貝」役も、それぞれの出演日が決定した。
あらすじ
東京都内と思われる地下喫茶、その名も「肉体」。
戦前から今日まで、その名を思い出す度に現れると言っていいその謎の喫茶店を経営しているのはなんと宝塚の伝説の男役スター春日野八千代だった。春日野は「嵐が丘」のヒースクリッフ役の稽古を繰り返しながら相手役キャサリンの登場を待ちわびている。
肉体の介在しない形無き欲望、永遠の愛の対象となりえる永遠の処女を待ちわびているのだ。まるで「サンセット大通り」の映画監督のように春日野に服従しながら演出を續けるボーイ主任とその奴隷とも言っていいボーイたちと終わるともない舞台の稽古を繰り返す日々。宝塚の娘役にあこがれる自称16歳の少女と外見だけ婆さんの少女二人が現れ、地下喫茶「肉体」は再び息づき、現代に姿を現した。
春日野は自称16歳の少女緑丘貝に永遠の処女キャサリンの役を振り、未完成だった作品が完成されるかに見えた。しかし、東京大空襲で家族を失った保険の外交員の妄想や、恋に溺れ愛を乞い愛を失い精神に異常をきたした本番前の腹話術師の自問自答の濃密な時間とが重なり、春日野自身の秘密の過去があばかれ、地下鉄工事のブルトーザーが記憶の「肉体」を破壊していく。第二次世界大戦の爆撃音と近未来への発展のための解体の騒音が重なり、「肉体」と「精神」が炸裂する物語。
宝塚の華麗なるステージにあこがれて地下の「肉体」に降りた少女たちの運命は?そして春日野の運命は?腹話術師たちの未来は?ボーイたちは?狂おしい「愛」「舞台の夢」の奴隷となった登場人物たちの今は?
公演情報
演出:渡辺えり
黒島結菜/夢乃/鈴木楓加(トリプルキャスト) 川村毅
6月13日14:00公演 竹中直人
6月14日14:00公演 尾上松也
6月15日14:00公演 中村獅童
6月16日19:00・17日14:00/19:00公演 稲荷卓央
6月18日・19日・20日19:00公演 和田琢磨
6月21日14:00/19:00公演 安奈 淳
日程:2025年6月11日(水)~6月22日(日)
劇場:ザ・スズナリ
※全席指定・税込
※U-30/当日引換券は一般発売から取扱開始いたします。先行では取扱対象外となりますのでご注意ください。