主演・山田杏奈の映画『NEW GROUP』2026年公開が決定 不条理ホラー『みなに幸あれ』の下津優太監督が“組体操”をモチーフに描く
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映画『NEW GROUP』ティザービジュアル (C)2025「NEW GROUP」製作委員会
映画『NEW GROUP』が2026年に全国で劇場公開されることが決定した。
『NEW GROUP』(ニューグループ)は、商業デビュー作となった不条理ホラー『みなに幸あれ』(2024年公開)が『第27回プチョン国際ファンタスティック映画祭』最優秀アジア映画賞を受賞した下津優太監督の劇場公開二作目にあたる映画。組体操という「集団行動」における人間の行動心理の根底を、コミカルかつシリアスに描いたという作品だ。
主演を務めるのは、映画『ミスミソウ』や『ゴールデンカムイ』などで知られる山田杏奈。本作では、家族に問題を抱える、引っ込み思案な普通の高校生・愛を演じる。
愛は引っ込み思案な普通の女子高生。家族に問題を抱えている。ある日、転校生の優がやってきた。海外帰りの優は日本の学校の集団行動に馴染めない。愛は優のことが気になるが、自分をなかなか出せない愛に優は苛立ちを感じていた。そんなある日、校庭で一人の生徒が四つん這いになり、動かなくなった。教師や友人が止めようとしても動かない。そして、時間を追うごとにその生徒の横に同じように四つん這いになる生徒が並び始めた。不思議なことに学校も人間ピラミッドを“良いもの”として参加を勧めている。そして、積み重なった生徒たちはみな一様に穏やかな表情を浮かべている。生徒たちはどんどん集まり、集まってくる生徒たちはものも言わず従っていく。愛もなぜか、朦朧となり、ピラミッドに加わりそうになる。これは、その後地域全体を巻き込む、集団怪現象の始まりに過ぎなかった。
「集団行動、ナイス恐怖です。」とのコピーが添えられたティザービジュアルとともに、主演の山田、下津監督からのコメントも到着している。
下津優太(監督)
この物語は、山田杏奈さん演じる“愛”と、転校生である“優”の物語である。つまりは、私(I)とあなた(You)、これは私たちの物語である。人間ピラミッドは思考停止した日本社会の象徴。目を覚まし、団結することを願って。
主演・山田杏奈(主人公・愛 役)
山田杏奈
組体操で攻撃?ピラミッド?と初めて台本を読んだ時はなかなか想像がつかなかったものの。笑撮影が始まるとその世界観に少しずつ浸っていくような感覚がありました。
自分の意思は本当に自分の決めていることなのか、、いろいろなことを考えるきっかけにこの作品はなるかもしれません。
とても刺激的な体験をさせていただきました!
新感覚な映画になっています。
なお、本作は韓国の『第29回プチョン国際映画祭』ワールドプレミア コンペティション部門のほか、スイスの『第24回ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭』のヨーロッパプレミア コンペティション部門、カナダの『第29回ファンタジア国際映画祭』北米プレミア コンペティション部門など、複数の海外映画祭への出品も決定している。
『NEW GROUP』は2026年全国公開。