松平健、コロッケ、久本雅美、檀れいが再集結!無茶ぶりもマツケンサンバもある?!『大逆転!戦国武将誉賑』製作発表レポート
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(左から)久本雅美、檀れい、松平健、コロッケ
2025年9月~10月は、東京・明治座、11月には大阪・新歌舞伎座にて『大逆転!戦国武将誉賑』(だいぎゃくてん!せんごくかーにばる)が上演される。
本作は、松平健・コロッケ・久本雅美・檀れいら日本のエンターテインメント界を代表する4座長と、細川徹が描く奇想天外なストーリーを軸に笑いあり涙あり歌ありモノマネの無茶ぶりあり……そして最後はキャスト全員参加の「マツケンサンバII」で感動のフィナーレ!ありとあらゆるエンターテインメントを詰め込み2023年に大好評を博した『大逆転!大江戸桜誉賑』(だいぎゃくてん!おおえどかーにばる)に続く、“大逆転!シリーズ”待望の第2弾。
8月18日(月)都内で製作発表会見が行われ、松平健、コロッケ、久本雅美、檀れいの4名が意気込みや見どころを語った。
松平健
ーーまずは、ご挨拶をお願いします。
松平健(以下、松平):今回は2年ぶりに細川監督の作品で、この4座長が集まりました。大変豪華な舞台でまた共演させていただけることを大変嬉しく思っております。私は織田信長役です。今までにない、迫力のある役で頑張りたいと思います。よろしくお願いします。
コロッケ:豊臣秀吉役をやるコロッケでございます。私、歴史上の人物をやらせていただくのはほとんど初めてでございまして。それも久本さんが奥さん役。松平健さんの信長とどういう形で交わるのか、檀れいさんとの絡みはどういう風になるのか……。今までに見たことのない秀吉をやらさせていただきたいなと思っております。
久本雅美(以下、久本):2年ぶりにまた松平健さん、檀れいさん、そしてコロッケさんと舞台に立てることが本当に嬉しくて、光栄に思っております。本当に私も歴史の人物のねねをやるのは初めてでございますけれども、とにかく笑いの部分をコロッケさんと2人で盛り上げようかと思っていたところ……意外や意外!松平さんと檀れいさんのシーンがかなり面白くて、台本を読んでもう本当にひっくり返って笑いました(笑)。この4人の化学反応で皆さまに喜んでいただけるよう、しっかり稽古して、最高のエンターテインメントをやらせていただきたいと覚悟をしております。どうぞよろしくお願いいたします。
檀れい(以下、檀):私はお濃を演じさせていただきます。この大逆転シリーズには2年前に初めて松平健さん、コロッケさん、そして久本雅美さんと一緒に舞台に立たせていただいたんですけれども、本当に毎日が楽しくて、お稽古場から大笑いしておりました。そして、また再び集結ということで……1ページ1ページ台本をめくるたびに、何が起こるんだろう、どういうシーンになっていくんだろう、どんなストーリーなんだろうと1番ドキドキするのがこの作品です。皆さんとともに舞台に上がって、そして観に来てくださったお客様皆さんに楽しんでいただけるような舞台にしたいと思っています。
コロッケ
ここで、脚本、演出を手がける細川徹からのコメントが代読された。
「前回やらせていただいた『大江戸桜誉賑』に続いて、まさかの4座長が揃いました。前回、ご一緒して分かったのは、魅力や演技の方法など個性がバラバラの4人の座長が共通しているのが、お客様を楽しませること、何よりご自身がすごくお芝居をすることや舞台を楽しんでいることでした。無茶ぶりにも動じず、楽しそうにやってのけてしまう姿は本当に格好よかったです。そんな4人とまたご一緒できるのが僕自身とても楽しみです。
そんなわけで、今回の戦国も史実を気にせず自由に書いた結果、前回以上の無茶ぶりも入って盛りだくさんになりました。この場を借りて、松平さん、檀さん、コロッケさん、久本さん、無茶ぶり、すみません。立花(裕大)くん、赤澤(遼太郎)くんらをはじめ、新キャストたちも加わり、稽古が始まるのが楽しみです。キャストスタッフ一同、とにかくお客様を楽しませるためにモリモリでお送りするドエンタメの舞台になっています。ぜひ楽しみにお待ちください」
ーー細川さんのコメント伺って、皆さまいかがでしょうか?
コロッケ:必ず無茶ぶりを入れてくるなと思っていました(笑)。無茶ぶりと言いましても、私が皆さんに無茶ぶりをするのか、それともご本人が勝手に無茶ぶりをやってしまうのか。それは見てのお楽しみになると思うんですが、すごく楽しい場面になると思います。
松平:そうですね、頑張らないといけないと思います。自分自身もやっぱり楽しんで、それを観てくださるお客様の反応がすごく楽しみです。
檀:どんな無茶ぶりが来ようとも、観に来てくださるお客様が楽しんでいただけるのならば、頑張りたいと思います。
久本:本当に無茶ぶりのシーンが大好きなんですけども、無茶ぶりされる側もすごく素敵です。今回はどういう風な無茶ぶりなのかを期待していただいて、大いに喜んでいただければと思っております。
檀れい
ーー劇中では夫婦役を演じられる皆さまですが、ご自身のお相手の方に対して、「こういうところが素敵だな、素晴らしいな」と思うところがありましたら、教えていただきたいです。
松平:(檀れいさんは)大変上品な方で……こんなことまでするのかという。なんでもやってくれるというのがすごく魅力的。
久本:健さん、最初の文と後半の文が全然違っています(笑)。大変上品な方なのに、こんなことまでって(笑)。……健さんと檀さんは2人で無茶ぶりされる側なんですけども、檀さんが無茶ぶりに対して結構うまくやることが多かったんですね。それで、健さん、袖で落ち込んでたんです。「うまいなぁ、檀さん。俺なんてさ〜」って(笑)。人の芝居を観ずに、袖でずっと反省していましたもんね。もう、ぜひその辺を楽しんでいただいて!
檀:ありがとうございます。(松平健さんは)いいところがもう、たくさんあります。やはり長い間この世界の第一線でご活躍されていらっしゃるので、たくさんの引き出しをお持ちだと思うんですけれども、それでもまだ追求する。お芝居にしても無茶ぶりにしても、全てにおいてもっともっともっとと追求していく姿を、2年前の舞台の稽古場、そして舞台上でも拝見して。まだまだ追求されるんだって。本当に職人さんのようで、素晴らしいです。だからこそ、ずっと多くの方に愛される俳優さんなんだなと感じました。
久本雅美
ーーでは、もう1組のペアも伺えればと思います。
コロッケ:(久本雅美さんのことは)もう本当に頼りにしています。それしかないですね。私がセリフを忘れたときも全部カバーしていただけるので(笑)。私、結構ギリギリまでセリフを覚えられない人で、本番中でも結構注意されたりとかして、注意されたことによって思い出したりするものですから。(久本さんと)一緒にやれることが本当に光栄ですし、安心感もあります。久本ちゃんと一緒にできることで生まれる笑いもたくさんあると思いますし、もうとにかく嬉しいし、ありがたいです。
久本:私は自分のセリフとコロッケさんのセリフを覚えなくてはいけません(笑)。コロッケさんはモノマネのすごさを全国に知らしめた、No.1のモノマネ王だと思っています。コロッケさんはどこまでも進化し続けていて、そのチャレンジ精神を大大大大尊敬しておりまして。舞台に立ったときも「ああやった方がいいね」なんて2人でわいわい言いながら、笑いを増やしていって。何でも言いやすいし、それをまた受け止めていただけるし、とてもやりやすくて、今回も楽しみにしております。ただ、本当にセリフ覚えは悪いです(笑)
コロッケ:もう本当にありがとうございます。僕がセリフを忘れると、久本ちゃんが「また忘れた?」って、セリフにないセリフを言ってくれて、また笑いが起きたりして(笑)。今度はちゃんと覚えるようにします……!(笑)
コロッケがモノマネを披露したり、久本が初演時の思い出を語ったりと笑いの絶えない会見だった
ーー今回は第二弾ということで、今回ならではの見どころがあったら教えていただけますでしょうか?
松平:今回はまた時代背景が全く違うもので、歴史に則ったところがやっぱりちょっとありまして、そういったところは全く前回とは違います。私は信長で、最初に死んじゃうんですね(笑)。あとはもう幽霊として活躍していくので、すごく楽しみです。お客さんにも楽しんでいただけると思います。
ーー幽霊ということは、フィナーレのマツケンサンバは幽霊で……?
松平:いやいや、それはまたフィナーレなので。ガラッと変わって、現代に戻ります(笑)
松平健
ーーコロッケさんはいかがですか?
コロッケ:秀吉役ということで、私が秀吉だったらどういう形で演じればいいのかな、顔芸も含めて、ちょっと派手な動きをやらさせていただきたいなと楽しみにしていますし、無茶ぶり的なところがどういう感じになるのか。……でもよく考えたら、織田信長をやっている松平さんが最後にマツケンサンバをやるだけでもすごい無茶ぶりですよね(笑)
この4人それぞれの役は、普通のドラマの中では考えられないような奇想天外な動きをしておりまして、まさに歴史をひっくり返す物語だと思います。もうどこまで話していいのか……観ていただかないとこれは楽しんでもらえないなと思いますので、皆さんに観に来ていただけるように頑張ります。
モノマネはモノマネでちゃんとやらさせていただくつもりです。例えば五木ひろしさんの真似をするとしたら、「五木ひろ之臣」とか、森進一さんなら「森進之介」とかちょっと名前を変えた状態で無理やりぶっこもうかと。
ーーモノマネも少し時代劇がかったモノマネになるわけですね。
コロッケ:そうですね。例えば五木さんなり森さんなり北島(三郎)さんなりをやるときには、自分なりに殺陣のようなものを入れたり、舞踊っぽい形にしてみたり……これからの稽古の中で相談なんですが。皆さんにちゃんとしたお芝居をお任せして、私はいろいろなところをやらさせていただきたいと思います(笑)
久本雅美
ーー久本さんはいかがでしょうか。
久本:皆さんそれぞれが歴史上の人物、天下を取るためにどうするのかということで、いろいろドラマが起こるわけですけども、いずれにしろ、それぞれの個性を細川さんが大事にしてくださっているなと実感しています。私はこの中で1番歌が歌えないのに、歌わなきゃいけないシーンが唯一ありますので、本当にご迷惑をかけるかもしれませんけども…….しっかり頑張っていきたいなと思っております。
ーー檀さんはいかがですか?
檀:織田信長、豊臣秀吉、ねね、お濃と、皆さん誰もが知っている歴史上の有名な人物なので、みなさん、時代背景やお話を想像するかと思うんですけれども、観にいらっしゃる方は全てそれを取っ払って、自由な心でこの作品を受け止めてほしいと思うぐらい、とてもいろんなことが起こります。想像できないような、いろいろなことが起こります。
その中には無茶ぶりもありますし、先ほど松平さんが仰ったように、幽霊となって織田信長が出てきますし……いろいろな形でこの作品を楽しんでいただけるんじゃないかなと思っています。
檀れい
ーー何度も「無茶ぶり」のお話が出ていますが、前回の公演で大変だった無茶ぶりの思い出を教えていただけますか。
松平:いや、それはやっぱりモノマネですよ(笑)。毎日違うモノマネをさせられた……。檀さんは(モノマネが)うまかったです。
檀:いや、何が難しいって、その場で何のモノマネをするかが分かるんですよ。打ち合わせやお稽古でするのではなくて、舞台上でコロッケさんがやった動物のモノマネに対して、負けず嫌いなキャラクターの松平さんが「わしもできる」とか言ってやるんです。それを側で見ている私も「私もやる」みたいな感じでやっていく。コロッケさんが何の話題を出すのか、いつも恐怖でした(笑)
コロッケ
コロッケ:今回どこら辺でそういう無茶ぶりを入れるかは決まっていないんですけどね。例えば犬の真似と言っても、犬の鳴き声だけではなく、「こういうシチュエーションの犬」などとお題を毎回変えていたので、無茶ぶりを出す方も苦労しました(笑)。
でもそれはやってのけるお二人がすごくて!これは他では絶対に観られない。この舞台でしか観られない。何回も観に来てくださるお客様も楽しみにされているのではないでしょうか。そしてさらにすごいのは、無茶ぶりの後でも1、2秒でちゃんと次のお芝居にすっと入っていく。そういう役者としてのあり方は自分もすごく勉強になりました。
(左から)久本雅美、檀れい、松平健、コロッケ
『大逆転!戦国武将誉賑』は、2025年9月20日(土)~10月19日(日)東京・明治座、11月8日(土)~11月24日(月・休)大阪・新歌舞伎座にて上演。
取材・文・撮影=五月女菜穂
公演情報
出演:松平健 コロッケ 久本雅美 檀れい
立花裕大 赤澤遼太郎/丹羽貞仁 真砂京之介 大堀こういち 冨田昌則 瀬野和紀 梅垣義明
今川宇宙 水湊美緒 カムイ
高倉百合子 夢咲みのり 中冨杏子 千葉のぶひろ 那須沙綾 兵頭有紀
片伯部浩正 村岡友憲 じゃっき~ 佐伯啓 新井美羽 渡辺窓日
公演日程:
◆東京公演 2025年9月20日(土)~10月19日(日)明治座
◆大阪公演 2025年11月8日(土)~11月24日(月・休)新歌舞伎座
◆東京公演(全席指定・税込):[平日]S席14,000円/A席7,000円[土日祝]S席15,000円/A席8,000円
◆大阪公演(全席指定・税込):1階席14,000円/2階席7,500円/3階席4,000円/特別席14,500円
大阪公演公式ホームページ:https://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/20251108.html