GOALOUS5ファンイベント『声福大作戦〜Ultra Show Mix〜』夜の部レポート

男性声優5人組グループ「GOALOUS5」（ゴーラスファイブ）のファンイベント『声福大作戦〜Ultra Show Mix〜』が8月16日（土）、東京・J:COMホール八王子にて開催され、GOALOUS5メンバーの熊谷健太郎、小松昌平、寺島惇太、仲村宗悟、深町寿成が集結。さらに、ゲストとして謎のアイドル「R BOYZ」も登場、会場に集まった「構成員（ファンの呼称）」と共にイベントを盛り上げた。

■2025.08.16『声福大作戦〜Ultra Show Mix〜』@東京・J:COMホール八王子

イベントがスタートしステージに設置された大きなスクリーンに「R BOYZ」の文字が浮かぶと、観客は大興奮。寺島は耳に手を添え「声が聴きたい！」というジェスチャーを見せると、会場からは大きな歓声が沸き起こり、ちょっぴりおどおどする様子を見せながら登場する仲村にはクスクスと笑い声が。深町のキュートな動きには「かわいい！」の声も。熊谷はステージに滑り込んで登場し、投げキッスのプレゼント。スマートに登場した小松がピースをすると会場のあちこちで「キャー！」という声が飛び交っていた。R BOYZの5人が勢揃いしたところで「あの先には何かがいる」をパフォーマンスし、会場はカラフルなサイリウムで埋め尽くされた。

「曲フリぴったりチャレンジ」ではライブのMCから曲フリまでの時間を体内時計で測定し、曲がスタートする直前ぴったりに曲フリができるのかにチャレンジ。チャレンジごとにお題の時間設定が42秒、70秒、81秒、98秒と増えていく展開に「尺が余ってるの？」といったコメントが飛び出す場面も。

さらに、スーパーベジータ様やピッコロといったワードが飛び交う流れでは「円盤化不可能だ」「R BOYZのコーナーがカットになる」「出演してなかったことになる？」「権利上の都合で無音になるパターンだ！」などと心配そうな様子を見せたりしつつも、最後には全員で顔を見合わせ吹き出すなど自由なトークで企画コーナーを楽しむ姿に、会場も大爆笑だった。このコーナーの優勝者は「全員！」という結果に。最後は「また会いに来てもいいかな？」と会場に問いかけ「いいよ〜！」という声が返ってくると、R BOYZの5人は大満足の表情を浮かべ元気にステージを後にした。

幕間にはこの日のイベントで配信決定が発表された「ゴーラス旅」の映像の一部が流れる時間も。この企画は6周年記念として深町の出身地である山形県にメンバー5人で旅をするというもの。活動開始から6年で“初”となるメンバーの出身地への旅企画だ。

幕間映像後には黒の衣装を纏ったGOALOUS5メンバーがセクシーに登場し、「Sixy」をパフォーマンス。ダンサーのヒーロー3たちからゴーラスホワイト・仲村にはバスローブとグラス（の中には花びらが）、ゴーラスグリーン・小松にはぬいぐるみ、ゴーラスピンク・深町にはダンベル、ゴーラスブルー・熊谷には銃、ゴーラスイエロー・寺島にはバナナ（の抱き枕）など、手渡された小道具を使いながら、歌い踊り盛り上げる。途中香水を振りまくという演出もあり、セクシーと面白が混ざり合う不思議な世界観が完成する中、待ちに待ったGOALOUS5メンバーの登場に構成員のボルテージもさらに上昇していた。

会場を見渡し「広いね〜」と笑顔の小松は「なんだか解放された気分」とコメント。「ゲストが先に出るなんて」「R BOYZはみんな性格がよくない」「あの感じで20歳を超えている」など愛あるR BOYZイジリのトークで笑い合ったGOALOUS5メンバー。さらにR BOYZの企画コーナーで著作権が気になる単語が飛び交っていたことに触れ「ここからが今日のイベントになるかも！」などとR BOYZの登場をなかったことにするようなトークを展開し、会場を笑わせた。

GOALOUS5メンバーによるこの日の作戦は「数珠繋ぎダンスチャレンジ」。リズムにあわせて即興ダンスをし、それを繋いでいくというチャレンジで、1人目がワンフレーズ踊り、2人目は一人目のダンスと自分のワンフレーズを踊る…という形で最後5人目が全てのダンスを踊りきれればチャレンジはクリアとなる。お互いのミスにツッコミを入れたり、みんなで繋いでいくチャレンジなのに厳しい判断を下したり、それぞれの個性が光るコサックダンスなどもありでワイワイ盛り上がるメンバーたち。作戦を立て順番を入れ替えて2度のダンスチャレンジをし、2度目は“なんとなく”で成功という結果となった。

企画コーナーの後はイベントグッズの紹介へ。缶バッジと同じポーズを披露したり、アクリルスタンドには「ポーズに若干の個性が見える」といった感想を伝えるなど、丁寧に紹介していく中、配信中の回線が途切れるというハプニングも。するとブル姉が颯爽と登場し、グリーンの人生相談コーナーを始めるなど、会場に集まった構成員だけが楽しめるスペシャルな時間を届けていた。

イベント紹介後には寺島の誕生日を小さなくす玉とケーキ（型のバルーン）でお祝いするミニコーナーも。さらに重大報告では「テーマソング第7弾」の制作、ライバルグループ「RIVALZ」（狩野翔、濱野大輝）も出演する『MISSION：GO5 SPECIAL PARTY 2025』開催の決定が発表された。

最後の挨拶では「配信では復活したけれど、生で（参加）するのは久しぶり」という小松がしみじみする場面に、仲村が感動を台無しにするコメントを挟むなど安定のトーク展開で笑わせる。

熊谷は「後先考えず叫びすぎた…」とはしゃぎすぎたイベントだったと振り返ると、深町から速攻「いつもだよ、割と」とツッコミが入るなど、最後の最後まで構成員を楽しませる。

5人揃ってこそGOALOUS5と笑顔を見せた深町は小松がいないと「楽屋でみんなからいじられる人がいない。ホワイトもいじりがない感じ」と仲村の顔を覗き込む。「グリーンがいないとじんましんが出る」と小松がいないと寂しいと言った様子で、部屋の隅で膝を抱えるようなポーズで寂しさを表現した仲村。

深町が再び5人揃ったGOALOUS5の安心感に触れ、さらに会場をゆっくりと見渡しながら「我々の戦闘力はここまで来た。そして今はここが限界だ！」と笑わせつつ、「これからどんどん登っていく。これからもついてきてほしい！」と構成員にメッセージを送る。仲村は「ピンクはこれが限界値と言ったけれど、ドーム行きたいっしょ！」と構成員を煽ると、メンバーからは「いやいやいや」との声も。GOALOUS5ドームを作ってR BOYZも動員すれば、観客はかなりの数になるとのアイデアに、「みんな兼任してる（笑）」「どちらかどちらかのアンチかも」と構成員とれいわっこ（R BOYZのファンの呼称）の関係性に触れたりと笑いが止まらないGOALOUS5メンバー。

そんな中、仲村はホワイト推しのコメントが検索しにくいと切り出し、「ホワイターのみんな、つぶやく時は＃ホワイターって入れてね」とマイペースに呼びかけ、大きな拍手を浴びていた。最後に寺島が構成員を増やすためには「できるだけえぐみのない回をおすすめして！」と独特のアドバイス。おすすめするなら「ベストアルバム。尖った曲はダメ」などとリクエストするなど、最後の最後まで笑わせたGOALOUS5メンバーは、バラを手に「RosyBeat」を歌唱し、この日のイベントを締めくくった。

取材・文：タナカシノブ