アーサー・コナン・ドイルとシャーロック・ホームズが小説と現実の狭間で攻防を繰り広げる ミュージカル『最後の事件』の上演が決定

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ミュージカル『最後の事件』

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2026年2月7日(土)~3月8日(日)東京・博品館劇場、3月13日(金)~3月16日(月)大阪・サンケイホールブリーゼにて、ミュージカル『最後の事件』が上演されることが決定した。

ミュージカル『最後の事件』は、アーサー・コナン・ドイルが1893年に発表した短編集『シャーロック・ホームズの回想』の「最後の事件」をモチーフに創作された2人芝居で、2021年2月に韓国のドリームアートセンター2館にて初上演された。そして、日本では2023年に初開催された韓国ミュージカルの紹介イベント『K-Musical Roadshow in TOKYO』(司会:加藤和樹)にてお披露目された。

本作は、世界一有名な探偵のひとり「シャーロック・ホームズ」を生み出した作家アーサー・コナン・ドイルの知られざる心の内面と苦悩、そして彼にまつわる隠れた実話をもとに、ミュージカルとして新たに創作された作品。世界的な名探偵を生み出した彼が、なぜ自身のキャラクターと対立することになったのか。成功の裏にあった夢と葛藤の物語が、舞台上で明らかになる。

脚本・作詞・演出は、『SINGLES』(08)で第2回ミュージカルアワード最優秀賞及び作詞/脚本賞を同時受賞に続き、『READY TO FLY』(19)で第3回韓国ミュージカルアワード・ニューウェーブ賞を受賞、そして脚本・作詞・演出を担当した『CAFFEINE』と『RUN TO YOU』(原題:「StreetLife」)を韓国で初演後に日本進出も果たし、その他にも『MUSIC BOX』、『地球滅亡30日前』など様々な作品を幅広く演出してきたソン・ジェジュンにより上演する。

シンプルな2人芝居だからこそ、俳優たちの持つ魅力のすべてが鮮烈に浮かび上がり、キャストの組み合わせも変わるため、物語に無限の表情を与えて何度観ても楽しめる作品。

アーサー・コナン・ドイル役、シャーロック・ホームズ役は、それぞれ3名の俳優が演じる。アーサー・コナン・ドイル役を演じるのは、ミュージカル『フランケンシュタイン』『MATAHARI』『ジャックザリッパー』など韓国創作ミュージカルにも多数出演、歌手・声優などマルチに活躍し、今年12月より上演予定のミュージカル『サムシング・ロッテン!』の出演を控える加藤和樹、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』(24・25)、ミュージカル『ボニー&クライド』『最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote』(25)など、確かな演技力で存在感を発揮している矢崎 広、ダンス&ボーカルグループ「WATWING」のメンバーであり、舞台『デスノート THE MUSICAL』(20)、ミュージカル『ジェイミー』((21・25)で主演ジェイミー役を務め、俳優としても大きな躍進を続けており、今年11月より上演予定ミュージカル『アトム』の出演を控える髙橋 颯、シャーロック・ホームズ役を演じるのは、ミュージカル『スワンキング』(22)『20世紀号に乗って』『next to normal』(24)、舞台『1789 -バスティーユの恋人たち-』『ジェイミー』(25)など、演技力が高く評価されている渡辺大輔、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ、『ロミオ&ジュリエット』(24)、『ダンス オブ ヴァンパイア』(25)など様々なジャンルの作品にて主要キャストを務め、今年12月にはミュージカル『十二国記 -月の影 影の海-』の上演が控える太田基裕、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズやミュージカル「黒執事」~緑の魔女と人狼の森~など2.5次元作品で活躍するほか、ミュージカル『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(24)『ミセン』(25)などでもその実力を発揮している糸川耀士郎と、個性豊かな俳優陣が集結し夢の共演が実現する。

そして今回解禁されたのは、アーサー・コナン・ドイル役とシャーロック・ホームズ役の俳優陣が集結した気迫に満ちたビジュアル。さまざまな個性を持つ俳優たちの競演は、唯一無二の緊張感と、濃密な空間を創り出す。お気に入りのペアを見出すことはもちろん、全ての組み合わせが織りなすそれぞれの物語を堪能できたり、様々な角度から作品を楽しむことができる。

小説の世界と現実が交錯する、2人だけの濃密なミュージカルに期待しよう。

 
【あらすじ】
患者が訪れない病院の医師であり、読者に見放された作家、アーサー・コナン・ドイルは人生を変えるため探偵小説を書き始める。その小説の主人公の名はシャーロック・ホームズ。ホームズは完璧なプロファイリング能力を備え、探偵として必要な全てを兼ね備えた最高の探偵である。
作家と小説の中の登場人物でありながら、ドイルとホームズは最高のパートナーとなり、探偵短編小説を完成させていく。
小説内の様々な事件を華麗に解決していくホームズに、人々は熱狂していった。ドイルはホームズが主人公の探偵短編小説で成功している中、長年夢に見てきた歴史長編小説を書きたいと願うが、出版社からは「ホームズが登場しない小説は必要ない」という拒絶ばかりを受ける。
ドイルは自身の夢を叶えるため、ホームズとの運命を変える重大な決断を下す。
小説と現実が入り混じる中、果たして二人の結末はどうなるのか—


脚本・作詞・演出:ソン・ジェジュン コメント

⚫︎韓国語原文

<마지막 사건>은 아서 코난 도일이 셜록 홈즈를 탄생시킨 이후의 이야기를, 

작가적 상상력으로 재창조한 작품입니다. 오리지널 연출가로서 

일본 공연에도 함께할 수 있게 되어 매우 기쁘게 생각합니다. 

이번 공연에서는 역사상 가장 위대한 캐릭터 중 하나인 셜록 홈즈와 

그를 창조한 아서 코난 도일의 이야기가 여섯 명의 뛰어난 배우들을 통해 무대 위에서 펼쳐집니다. 

작품 속 셜록 홈즈의 대사처럼 “다음 할 일을 잊을 만큼 흥미로운 사건”이 될 것입니다. 


⚫︎日本語翻訳文

<最後の事件>は、アーサー・コナン・ドイルがシャーロック・ホームズを誕生させたその後の物語を、作家的な想像力によって再創造した作品です。
オリジナルの演出家として日本公演にもご一緒できることを大変嬉しく思います。
今回の公演では、歴史上最も偉大なキャラクターの中の一人であるシャーロック・ホームズと、彼を生み出したアーサー・コナン・ドイルの物語が、6人の優れた俳優たちによって舞台上で繰り広げられます。
作中のホームズの台詞にもあるように、「次にすべきことを忘れてしまうほどの興味深い事件」となることでしょう。

出演者コメント

【アーサー・コナン・ドイル役】

■加藤和樹
出演が決まり、大変嬉しく思うと同時に大きな挑戦だと感じています。
「1対1で殴り合う」ような、2人だけで演じるミュージカルは初めてなのでとてもワクワクしています。
2人芝居ならではの緊張感や、演者それぞれの力がぶつかり合う点に大きな魅力を感じていますし、1人が複数の役を演じ分けたり、2人の掛け合いから生まれる化学反応が今からとても楽しみです。
2023年に開催された『K-Musical Roadshow in TOKYO』にて本作のショーケースを拝見する機会があり、その時は非常に緊張感がありつつ心和む場面もあり、そして何より、音楽の旋律は非常に美しく、時に激しく、2人で演じているとは思えないほどのエネルギーの詰まった作品で本当に感動しました。
日本の皆様もこの作品の虜になると思いますので、是非楽しみにご期待ください。

■矢崎 広
「最後の事件」の雰囲気やあらすじを拝見してとても魅力的だなと感じました。自分にとって2人だけで演じるミュージカルは新たな挑戦ですが、さらにこれを博品館劇場で上演するというのが、作品の雰囲気と相まって非常にオシャレで、「これはいいぞ!」と直感したことを覚えています。
これまでに少人数での舞台経験はありますし、シャーロック・ホームズの物語にもご縁がありました。『緋色の研究』と『四つの署名』は朗読劇に出演した経験があるので、この2つの事件に関しての理解や深めたことは、ぜひこのミュージカルで活かせられればと思います。
『最後の事件』の物語、2人芝居、そして博品館劇場。この3つの組み合わせが作品の骨組みとしてとても美しく感じており、それはきっとお客様にも刺さり、共感していただけるのではと思っています。これから稽古を重ねて骨組み以上に作品をさらに充実させ、皆様の心に届く舞台を創り上げていきますので、ぜひ観にきていただければと思います。

■髙橋 颯
出演が決まった時は、とても嬉しかったです。歴史ある博品館劇場の舞台に立てること、そしてこの素晴らしい作品に携われることに、今からとてもワクワク、まさにエキサイティングしてます。
実は少人数での芝居は、今回が初めての経験です。私が演じるアーサー・コナン・ドイル役は、複数の役柄を演じ分ける必要があり、自身にとって大きな挑戦ですが精一杯頑張ります。
天才が見せる鮮やかな推理だけでなく、その裏にある苦悩や葛藤など、天才と人間味の絶妙なバランスが物語のスパイスになっているのではないでしょうか。
物語の面白さはもちろん、ホームズとの掛け合いを通して、キャラクターたちの奥深い魅力をお客様にお届けしたいです。

【シャーロック・ホームズ役】

■渡辺大輔
今回2人劇でしかもミュージカル、そして複数ペアでの上演ということで、出演が決まったときはとても嬉しかったです。2人芝居には初めての挑戦になりますが、韓国でも上演されている作品とのことですごく興味深く、今はドキドキワクワクしています。
今回は2人芝居で、アーサー・コナン・ドイルとの難しい駆け引きなども出てくるので、そこも楽しんでいただきたいのと、お久しぶりに共演する加藤和樹さんや何度か共演している矢崎広さん、髙橋颯さんもいて、多分3人とも全然違うコナン・ドイルだと思うので、そこを見て楽しんでいただければと思います。
シャーロック・ホームズ組はシャーロック・ホームズ組なりの楽しい展開をしていきたいと思いますので、ぜひお楽しみください。

■太田基裕
2人芝居は、2人で物語を紡いでいって最初から最後まで演じていかないといけないので、気が抜けず、不安もありますが2人で乗り切ったという達成感と空間を構築していく緻密さみたいなものは非常に勉強になるので、今回も楽しく真剣に演じていけたらいいなと思っております。
架空の探偵「シャーロック・ホームズ」と、その生みの親である作家「アーサー・コナン・ドイル」の対決という設定や、各々の過去、現在、未来への執着が交錯して物語が展開していくという、非常にワクワク、ドキドキするようなミュージカルですので、ぜひ音楽とともに楽しんでいただけたらいいなと思っております。

■糸川耀士郎
作品の題材、そして集まったキャストの皆様のお名前を伺い、とてもワクワクする作品だなと感じました。この中で自分の色をどう出していけるのか今から楽しみです。
これまで1人芝居や3人で演じるミュージカルは経験がありますが、2人きりのミュージカルは初めての挑戦です。そういった意味でも、初めての挑戦というのは自分の中にずっと残るものですし、すごく楽しみな作品です。
これまで天真爛漫な少年などを演じることが多かった僕がまさか「シャーロック・ホームズ」役を演じる日が来るとは!
何よりも、心から尊敬するキャストの皆様とご一緒できることがとても嬉しく、不安よりもワクワクした気持ちで今から稽古が楽しみです。是非楽しみにしていてください。

公演情報

ミュージカル『最後の事件』
 
日程・会場
東京公演:2026年2月7日(土)~3月8日(日)銀座 博品館劇場
大阪公演:2026年3月13日(金)~3月16日(月)サンケイホールブリーゼ

 
スタッフ:
脚本・作詞・演出:ソン・ジェジュン
作曲:ホン・ジョンイ
翻訳・訳詞・演出補:福田響志
音楽監督:岩崎 廉
振付:松田尚子
美術:伊藤雅子
照明:杉田諒士
音響:佐藤日出夫
衣裳:小西 翔
ヘアメイク:水﨑優里
歌唱指導:吉田純也
アクション:冨田昌則
稽古ピアノ:treetop(栗山梢、豊住舞、久保奈津実)
通訳:シンユ
演出助手:坂本聖子
舞台監督:仲里 良
 
キャスト:
アーサー・コナン・ドイル:加藤和樹、矢崎 広、髙橋 颯
シャーロック・ホームズ:渡辺大輔、太田基裕、糸川耀士郎
※出演スケジュールは公式サイトにて
 
演奏:treetop(栗山梢、豊住舞、久保奈津実)
 
価格:
全席指定 ¥11,000(税込)
※未就学児不可
 
一般発売日:
2025年11月29日(土)AM10:00

問い合わせ先:
東京 スペース 03-3234-9999(10:00-15:00/休業日を除く)
大阪 ブリーゼセンター 06-6341-8888(11:00~15:00)
 
<東京公演>
主催:ぴあ、シーエイティプロデュース
<大阪公演>
主催:シーエイティプロデュース
 
版権協力:NEO
制作協力:キム・テイ、ASOViVA
企画:シーエイティプロデュース
製作:ぴあ、シーエイティプロデュース
 
公式HP: https://finalproblem.jp/
公式X:@ finalproblemjp
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