元ももクロ・早見あかりが思わず涙 「夢の劇」制作発表

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2016.1.20
「夢の劇ードリーム・プレイー」

「夢の劇ードリーム・プレイー」

白井晃「100年経った今と、どこか同期する作品」

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「夢の劇-ドリーム・プレイ-」が、4月12日(火)から同劇場にて上演される。本作は近代演劇の先駆者と言われるヨハン・アウグスト・ストリンドベリ原作の舞台であり、1901年に書かれた作品である。

19日(火)に同劇場中スタジオで行われた製作発表会見では、演出家・俳優であり、KAATの次期芸術監督である白井晃をはじめ、本作の脚本を手掛ける長塚圭史、振付を務める森山開次、この舞台が初舞台であり初主演を務める早見あかり、田中圭、江口のりこ、玉置玲央、那須佐代子、山崎一が登壇した。

白井は本作について、芸術監督一作目として長塚と一緒に作っていきたいと思い、叶った作品と語る。「今回100年以上前に書かれたストリンドベリの「夢の劇」をできるだけ我々の今の生活感に近いものとして描いていけないかな、と思い本作に向き合っています。100年たった今、どこかシンクロするものを感じてしまう。登場人物たちの心象とか不安感、大きな産業の変化、経済の変化、社会の変化とか同期しているようなものを抱いています」と原作の魅力を口にした。

白井晃「夢の劇ードリーム・プレイー」

白井晃「夢の劇ードリーム・プレイー」

長塚は「インドラの娘アグネス(早見あかり)の中にある意味、人間賛歌を感じています。また人々が絶望的な状況になったときに、詩人とか劇作家、俳優といった真っ先に必要とされなくなるものだと思うのですが、インドラの娘は詩人(田中圭)を心の支えにしようとする、これは芸術賛歌でもあると思う」とコメント。

長塚圭史「夢の劇ードリーム・プレイー」

長塚圭史「夢の劇ードリーム・プレイー」

森山は「白井さんの稽古は稽古場に缶詰になるのが有名。このメンバーでともに逃げ場のない役で生きていきたい」と口にすると白井演出を経験済みのキャストから笑いがこぼれていた。

森山開次「夢の劇ードリーム・プレイー」

森山開次「夢の劇ードリーム・プレイー」

早見は「本格的な舞台が初めてということで、右も左もわからずここに立っています。緊張・不安というより怖いという気持ちがいちばん自分の気持ちを表せる言葉だと思っています。普段、舞台のお話をいただくときも「怖い」という気持ちが前に出てしまってなんとなく避けてきた。それに今回チャレンジするということで、本当にたくさん迷惑をかけることになってしまうのかなと。でも頑張りたいと思っています」と語ったところで、緊張がピークとなったのか、思わず涙が。

早見あかり「夢の劇ードリーム・プレイー」

早見あかり「夢の劇ードリーム・プレイー」

「初主演というのもあまり前に出さないでほしいと思ったり。すごく不安ですが稽古を重ねて本番初日を迎え、千秋楽を迎えたときに自分の中で何か変化が起きると思います。それを見ている方、お芝居を一緒に作っていくキャスト・スタッフさんたちと一緒に素敵なものを作っていきたいと思います」と涙をこらえながら思いの丈を口にした早見。
この様子をみて、「泣きながらそんなに喋れたらすごいと思いますよ」とフォローする白井だった。

早見あかり「夢の劇ードリーム・プレイー」

早見あかり「夢の劇ードリーム・プレイー」

田中圭は「白井さんとは今回で4度目。今までと雰囲気が違うなって感じています。あとダンスのセンスがないのでどうしようかなと。あと、白井さんが神の役をやると聞いて、白井さんが神なら、俺、なんにもできねえと思い、そういうことも克服するためにこの稽古場を使わせていただきたい」と語って笑いを取っていた。

田中圭「夢の劇ードリーム・プレイー」

田中圭「夢の劇ードリーム・プレイー」

白井とは遊◎機械/全自動シアター以来の付き合いとなる山崎は、「白井さんから出演依頼をいただき、資料を見たら脚本が長塚さん、振付が森山さんときいて二つ返事でお受けしました。そしてお受けした後に台本を読みました(笑)台本を読んで、これどうやって作るんだろう、って思いました。白井さんがいらっしゃるから大丈夫だろうと思いますが、映像なら思い浮かぶんですがこれを舞台にしたら…すぐに浮かびませんでした。でも何度か読んでいくうちに面白さが徐々に伝わってきました。一生懸命に遊びたいと思います」とベテランならではの余裕を見せた。

山崎一「夢の劇ードリーム・プレイー」

山崎一「夢の劇ードリーム・プレイー」

神インドラの娘アグネスが、地上に降り立ち苦難に満ちた人間たちと出会い、人間の存在の痛みを経験しながら成長していく。しかし、それらは現実なのか、はたまた夢なのか…。そしてついにアグネスが天空へ戻るときが訪れる。それはまるで、人が夢から目覚める合図のようにも見えるのだ。

人間界に初めて降り立つアグネスの姿が、今初めて舞台という世界に降り立とうとする早見の姿と重なる本作。4月12日からの本番を楽しみにしたい。

公演情報
夢の劇-ドリーム・プレイ-

日時・会場:
【神奈川公演】2016年4月12日(火)~30日(土)KAAT神奈川芸術劇場<ホール内特設ステージ>
【松本公演】2016年5月4日(水・祝)、5日(木・祝)まつもと市民芸術館 実験劇場
【兵庫公演】2016年5月14日(土)、15日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

原作:ヨハン・アウグスト・ストリンドベリ
構成・演出:白井晃
台本:長塚圭史
振付:森山開次
出演:早見あかり、田中圭、江口のりこ、玉置玲央、那須佐代子、森山開次/山崎一、長塚圭史、白井晃 ほか

公式サイト:http://www.yumenogeki.jp/
 
 
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