大晦日『RIZIN師走の超強者祭り』ライト級タイトル戦はサトシvsノジモフに! 野村駿太の欠場でカード変更
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ライト級タイトルマッチでホベルト・サトシ・ソウザと対戦する予定だった野村駿太が怪我で欠場となり、イルホム・ノジモフとの対戦が決まった
『Yogibo presents RIZIN師走の超強者祭り』が12月31日(水)、さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)で開催される。対戦カードのうち、ライト級タイトルマッチでホベルト・サトシ・ソウザと対戦する予定だった野村駿太が怪我で欠場となり、同試合を含む3カードが変更された。
新たなRIZINライト級タイトルマッチとして決まったのは、ホベルト・サトシ・ソウザ vs. イルホム・ノジモフ戦で、当初のサトシ vs. 野村戦とは一味違った激闘が期待される。
▼ライト級タイトルマッチ
RIZIN MMAルール:5分3R(71.0kg)
ホベルト・サトシ・ソウザ vs イルホム・ノジモフ
ホベルト・サトシ・ソウザ vs. イルホム・ノジモフ
圧倒的かつ芸術的な極めの強さを誇る柔術界の至宝サトシは、RIZINライト級初代王者として、21年6月の戴冠から現在に至るまで、その座に君臨する。22年大晦日のAJ・マッキー戦判定負けから苦闘の時期を過ごすも、24年3月の中村K太郎戦を1R TKO勝利で再起。今年9月に堀江圭功を挑戦者に迎え、1R 1分40秒にタップを奪うと、ベルトの移動が激しいRIZIN戦線で、5度目の防衛を果たしている。
幼少期から様々な格闘技を経験してきたノジモフは、長いリーチから繰り出されるパンチとバリエーション豊富な蹴りが強みのストライカー。RIZINへは23年11月に初参戦すると、ホアレス・ディア、山本空良、新居すぐるを相手に3連勝を飾っている。とくに25年6月の新居戦では、1R前蹴りを顎に突き刺す衝撃的なKOで会場を沸かせた。
野村の欠場を受け、急遽フェザー級から上げてきた、KO力のあるノジモフの挑戦を、サトシが返り討ちにするか。はたまた、今回、1階級上げて臨む大晦日の舞台で、期せずしてビッグチャンスを掴んだノジモフが下剋上を果たすか。前戦がともに1R KO勝ち同士の顔合わせだけに、ゴングから瞬き禁止で観戦する必要がありそうだ。
野村の怪我は左膝前十字靱帯損傷などで全治3ヵ月~6ヵ月と診断され、ドクターストップとなった。
野村は次のコメントを寄せ、再起を誓っている。
「この度は、練習中の怪我によりドクターストップとなり、大晦日の試合を欠場することになりました。楽しみしてくださったファンの皆様、関係者各位本当に申し訳ございません。過去一、調子良くて、僕自身早く試合がしたくてワクワクしてたので、本当に悔しい気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいです。さらに強くなった状態で復活できるよう、また一から頑張って行きます」(野村駿太)
そして、ノジモフのタイトル戦出場に伴い、当初予定の、”ブラックパンサー”ベイノア(米国) vs. イルホム・ノジモフは、雑賀“ヤン坊”達也 vs. “ブラックパンサー”ベイノアに変更される。
▼RIZIN MMAルール:5分 3R(73.0kg)
雑賀“ヤン坊”達也 vs. “ブラックパンサー”ベイノア
雑賀“ヤン坊”達也 vs. “ブラックパンサー”ベイノア
雑賀は19年7月からPANCRASEに主戦場に活躍。24年3月にはライト級キング・オブ・パンクラス王座を獲得している。25年11月にヌルハン・ズマガジー(カザフスタン)に1R 1分、ダウン奪われてチョークアウト負けを喫するなど、国際戦では厳しい結果が続く中、早くも迎える今回の再起戦で、反転攻勢を期す。
対するベイノアは極真空手出身で、18年11月にはプロキャリア12戦無敗でRISE第2代ウェルター級王座を獲得している。RIZINへは21年6月に初参戦。当初は負けが先行していたが、23年からは一念発起して渡米。LFAで25年5月にコール・ラーレン、7月にセドリック・マヌーフを下して勢いに乗っている。
雑賀が、日本に凱旋するベイノアを得意の右で打ち抜いて輝かしい26年を迎えるか。それとも、ベイノアが米国仕込みの総合力で圧勝し、RIZINライト級の台風の目となるか。こちらも激闘に期待したい。
また、フアン・アーチュレッタの欠場により対戦相手の調整をしていた新居すぐるには、榊原信之CEOに出場を直訴した秋元強真とのカードが組まれた。
▼RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)
秋元強真 vs 新居すぐる
秋元強真 vs 新居すぐる
秋元は、2022年6月GLADIATORでプロデビュー。24年9月には18歳にしてプロ5戦全勝でRIZIN初参戦し、金太郎を1RグラウンドヒザでTKOする。25年5月、高木凌とのフェザー級新世代対決で判定勝利を収め再起。今回の大晦日では、自ら名乗り出て緊急連続参戦を果たす。元PANCRASE王者の新居すぐるを相手にフィニッシュ勝利を挙げ、26年は上位陣へと絡んでいきたい。
新居は2013年9月のGLADIATORでプロデビュー。21年10月、RIZIN初参戦。昨年の大晦日は後輩・武田光司とのRIZINフェザー級サバイバルマッチで、判定3-0で不完全燃焼のまま敗北。25年6月、地元の札幌大会ではイルホム・ノジモフの前蹴りが顎にクリーンヒットし、KO負けで苦しいRIZIN3連敗中。捲土重来を期して臨む試合で、超新星を迎えうつことになった大舞台でしっかり得意技を極め、華々しい再起を遂げたい。
上記の変更を含む現在の対戦カードは次の通り。
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ vs. 朝倉未来
▼フェザー級タイトルマッチ
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ vs. 朝倉未来
▼ライト級タイトルマッチ
ホベルト・サトシ・ソウザ vs. イルホム・ノジモフ
▼女子スーパーアトム級タイトルマッチ
伊澤星花 vs. RENA
▼バンタム級タイトルマッチ
井上直樹 vs. ダニー・サバテロ
▼フライ級タイトルマッチ
扇久保博正 vs. 元谷友貴
▼クレベル・コイケ vs. ヴガール・ケラモフ
▼斎藤裕 vs. YA-MAN
▼福田龍彌 vs. 安藤達也
▼神龍誠 vs. ヒロヤ
▼カルシャガ・ダウトベック vs. 久保優太
▼後藤丈治 vs. ホセ・トーレス
▼雑賀“ヤン坊”達也 vs. “ブラックパンサー”ベイノア
▼秋元強真 vs 新居すぐる
▼篠塚辰樹 vs. 冨澤大智
▼芦澤竜誠vs.ジョリー
▼RIZIN甲子園2025 決勝戦
須田雄律 vs. ヤマザト・エンゾ・マサミ
RIZIN10周年イヤーの最後を飾る『Yogibo presents RIZIN師走の超強者祭り』。残り少ない席は、今すぐに確保してほしい。