松尾スズキ作×ノゾエ征爾演出『アンサンブルデイズ―彼らにも名前はある―』ビジュアル解禁

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2025.12.19
『アンサンブルデイズ―彼らにも名前はある―』

『アンサンブルデイズ―彼らにも名前はある―』


2026年3月19日(木)~22日(日)東京・Bunkamuraシアターコクーンにて上演される、COCOON PRODUCTION 2026/Bunkamuraオフィシャルサプライヤースペシャル『アンサンブルデイズ―彼らにも名前はある―』のビジュアルならびに公演詳細が発表となった。

松尾スズキが、自身が主任を務める若手のための演劇の学び場「コクーン アクターズ スタジオ」の受講生たちによる発表公演のために書き下ろしたミュージカル『アンサンブルデイズ―彼らにも名前はある―』。俳優という夢に向かって学び続けている受講生たちの“今”を投影したような、名前のない役柄を演じる“アンサンブル”を題材にした青春群像劇だ。2025年3月に行われた第1期生の発表公演は、受講生たちのほとばしる情熱と作り手の熱い想いが見事に融合し、大きな話題となった。

この『アンサンブルデイズ』が、第2期生による新たな公演としていよいよ動き始める。第一線で活躍する様々なジャンルのプロフェッショナルである講師から、多彩なレッスンを受けた第2期生たち。彼らの1年間の成長を発揮する場として、前回公演同様に、休館中のBunkamuraシアターコクーンを特別に復活させて有観客で本作品を上演。演出は、かつて養成所で講師を務めていた松尾の教え子で、劇団「はえぎわ」を主宰するノゾエ征爾が務める。

作・音楽 松尾スズキコメント

四半世紀前、某演劇人養成所で1年間教えていたことがあり、その中で2人だけモノになった人がいて、それが本谷有希子とノゾエ征爾だった。思えば1年で2人、モノになったのもすごいが、2人には演劇にすがりつく力があったのである。
そのノゾエが四半世紀をへて、わたしが主任をつとめる養成所で講師となり、わたしの脚本を演出してくれることは、とても嬉しいめぐり合わせだ。
とにかくすがりつかなければ演劇は逃げていく。
しかし、すがりつきたくなる魅力が演劇にはある。
「わりにあわない!」と思いながらも離れられない魅力が。
2期生の皆さんには、ぞんぶんにそれを感じ、さらにすがりついてほしい。
お客さんも、そんな姿にきっと、ひりひりしてくれるはずだ。

演出 ノゾエ征爾コメント

私は今、二つの責務の間で震えています。
元生徒としてかつての先生の顔に泥を塗るわけにはいかないし、現先生として生徒に泥水をすすらせるわけにはいかないのである。
『アンサンブルデイズ』の初演は、それこそ震えるほどに素晴らしいものでした。
しかしまずは、初演が素晴らしかったことが素晴らしいではないか。それ以上の何があろうか。
2期生にとっては紛れもない初演であるし、実はシアターコクーンでは初演出(デビュー作はコロナで中止)となる私である。震えてる場合じゃない、武者ぶるいならまだしも。初めてズたちの初々しい衝撃をご期待ください。

 

公演情報

COCOON PRODUCTION 2026
Bunkamuraオフィシャルサプライヤースペシャル
『アンサンブルデイズ―彼らにも名前はある―』
 
作・音楽 松尾スズキ
演出 ノゾエ征爾
音楽 杉田未央
出演 コクーン アクターズ スタジオ第2期生
荒木穂香、石橋真理愛、伊藤優杏、尾崎京香、笠井涼乃心、久保 嗣、粂野泰祐、倉元奎哉、河内洋祐、古賀彩莉奈、酒向怜奈、佐々木春樺、澤田陸人、思方、大河 杏、樽見 啓、堤 麻綾、德重 舞、中川大喜、吉岡苑恵
 
スタッフ 美術:乘峯雅寛 照明:榊枝拓也 音響:稲住祐平 振付:振付稼業air:man
歌唱指導:蔵田みどり 演出助手:島田香澄 舞台監督:櫻井健太郎
制作助手:猪飼晴香、梅山友里
制作:寺田真成美、小泉廉太郎、松本美緒、森 万由葉、山口沙葉、東 優華、武内純子、石井おり絵 
チーフ・プロデューサー:森田智子 エグゼクティブ・プロデューサー:加藤真規
 
宣伝美術:成田 久 宣伝写真:二文字琢也 宣伝広報:ディップス・プラネット
 
主催/企画・製作 Bunkamura
 
公演日程 2026年3月19日(木)~22日(日)
会場 Bunkamuraシアターコクーン
※公演によって配役が異なりますが、全ての公演に全キャストが出演します。詳細はホームページにてお知らせします。
※開場は開演45分前です。
 
料金 鳳凰席★:8,000円 S席:3,800円 A席:3,000円 コクーンシート:2,000円
※コクーンシートは、特にご覧になりづらいお席となります。ご了承の上、ご購入ください。※未就学児入場不可
★「鳳凰席」について
これからの演劇界を担う若い俳優たちを応援してくださるお客様のためのをご用意しました。前方席確保などの特典が
ございます。公演を担う大切な一員として、ご参加、ご観劇いただけますと幸いです。詳細はホームページをご覧ください。
※オンラインMY Bunkamuraのみの取扱い ※2026年3月1日(日)23:59までの販売となります。
※販売枚数に限りがございます。予定枚数になり次第、販売を終了させていただきますので、予めご了承ください。
 
発売日 2026年2月15日(日)10:00~
に関するお問合せ Bunkamura センター 03-3477-9999(10:00~15:00)
公演に関するお問合せ Bunkamura 03-3477-3244(10:00~18:00)www.bunkamura.co.jp
 
CAS公式サイト https://www.bunkamura.co.jp/sp/cas/
X @cocoon_a_s 
Instagram @cocoon_a_s 
 
あらすじ
ミュージカル公演のオーディション会場。競い合うのは“アンサンブル”の座。役名は無い。演出家の無茶なオーダーに振り回されながら、オーディションに参加した俳優たちは爪痕を残さなければと奮闘するも、思うような結果は出せなかった。
意気消沈する彼らが飲みに行った店で偶然居合わせたのは、そこそこ有名な俳優たち。ここにも芸能活動に限界を感じ始め、何やら悩む姿があった。
そんな彼らがひょんなことから、自分たちで新作ミュージカルを上演することに。残された期間は4カ月。はたして彼らはどのようなミュージカルを作り上げるのか。
――夢と現実のはざまで揺れ動く、ほろ苦い青春群像劇。
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