82MAJOR、歌にトークにゲームにと多彩な企画でファンを魅了した初のファンミーティングをレポート

2025.12.30
レポート
音楽

82MAJOR

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82MAJOR 1st FANMEETING〈82DE WORLD〉IN JAPAN
2025.12.21 ニッショーホール

クリスマスが間近に迫った12月21日、一足早いプレゼントのように『82MAJOR 1st FANMEETING〈82DE WORLD〉IN JAPAN』が開催された。これは日本での活動の本格始動と日本公式ファンクラブ「82DE JAPAN」(エティテュードジャパン)のオープンを記念したもので、トーク、ライブパフォーマンス、ゲームコーナーなど多彩な企画を用意。大歓声と笑いと拍手に包まれて、6人全員の魅力をたっぷり味わえる特別な時間だ。

ファンミの開幕を告げるライブパフォーマンスは、最新アルバム『Trophy』のタイトルチューン「TROPHY」を、力強いビートと目まぐるしいフォーメーションダンス、気合あふれるラップとボーカルでデリバリー。客席からの掛け声のタイミングもばっちりで、会場内の空気は早くも最高潮!

「こんにちは、僕たちは」「82MAJORです!」

元気いっぱいの挨拶のあとは、K-POPイベントでお馴染みの司会進行・古家正亨が登場し、当意即妙のトークで82DE(※注:82DE=公式ファンダム名)を盛り上げる。

チョ・ソンイル

「みなさんへの愛の形を表現して」というリクエストに応え、ソンイルが「みなさんだいすきスキスキ!」と体全体でポーズを決めたり、ソンモが「僕だけを見て!」と叫んだり、それぞれのやり方で愛をアピール。続いては日本公式ファンクラブ「82DE JAPAN」創団セレモニーで、ファンクラブの誕生を祝うバースデーケーキと共に、「82DE!」「82MAJOR!」「おめでとう!」の掛け声で一体感はばっちり。「日本のファンクラブを通じてやってみたいことは?」という質問に、ドギュンが「コンサート」、ソンイルが「体育大会」、ソクジュンが「ボウリング」と答えて笑いを誘うなど、6者6様の回答がとても楽しい。

ソンビンが「次は、今日のための歌です。何の歌かわかりますか?」と問いかけると、観客全員で「Birthday!」と答える掛け合いの息もぴったり。ミドルテンポのR&Bスタイルの「Birthday」は、6人それぞれの歌、ラップ、パフォーマンス力の高さがよくわかる曲。ステージ両脇にクリスマスツリーが飾られた、今日のステージの雰囲気にもよく似合う曲だ。

写真左から:パク・ソクジュン、ファン・ソンビン

ここからは「82MAJORのすべてを知りたい!」と題した質問コーナーへ。ボックスの中に入った82DEからの質問の紙を一人ずつ引いて答えるスタイルで、イェチャンが「曲の作り方は?」という質問に「メロディや歌詞をスマホにメモします」と答えたり、ドギュンは「コンサートの空気を色にたとえると?」という質問に「虹の色」と答えたり(理由は「いろんな曲があって、曲が変わるたびにみなさんの感じ方や空気も変わるから」)。「日本のコンビニで買うものは?」という質問には全員が答えて、ソクジュンとドギュンはクリームブリュレ、ソンビンはからあげ、ソンイルはメロンパンやおいしい牛乳、ソンモはアイスクリーム、プリン、ドーナツ、ポテトチップスなどたくさん。たびたび日本を訪れて、6人とも日本の環境にすっかり慣れたようだ。

ここで3曲目のパフォーマンス、「Promise You」はソンビンが歌いだしをつとめるメロディアスで柔らかい曲調のポップチューン。激しい曲もかっこいいけれど優しい曲もよく似合う、82MAJORの楽曲はまさに“虹の色”だ。

ナム・ソンモ

イベントの前半が終わってメンバーが衣装チェンジに入ると、司会の古家氏が音頭をとってサプライズの準備。「次の曲を歌い終わったら紅白の紙を掲げてください」と、全員があらかじめ用意されていた紙を掲げると、客席いっぱいに白地に赤いハートが浮かび上がる仕掛けだ。そして過去の日本でのパフォーマンスシーンやオフショット満載のVTRのあとにいよいよメンバーがステージに……ではなくて、なんと一階席と二階席のドアを開けてメンバーが客席に登場! キャロル風にアレンジした「Sure Thing」を歌いながら、めいめいが赤いサンタ帽をかぶったりトナカイの角を頭に付けたり、クリスマスムードたっぷりの装いで、白い大きな袋の中からカラーボールを取り出して82DEのみなさんへ手渡しのプレゼント。そして大歓声の中でステージに戻った6人が、話し出そうとした瞬間にサプライズが発動。大きな赤いハートと共に「ずっと一緒だよ、メリークリスマス!」の掛け声に、「ワオ!!」とびっくり顔のメンバーたち。サプライズ、見事に大成功!

イベント後半の最初のお楽しみは「最高のチーム 82MAJOR」と題したゲームコーナー。一つ目は「お歌で伝言ゲーム」で、一人目が歌う「日本の歌」を二人目、三人目と歌い繋いで6人目がちゃんと歌えるか?というゲームだ。一人目のソンビンだけが曲を聴いて、その間にヘッドホンをしていた5人が曲を当てていくのだが、カンのいいメンバーはすぐに正解を見つけて、途中から歌ではなく振り付けで表現したり、それぞれのパフォーマンスを見ているだけで楽しい。そして6人目のソンイルが見事に歌ってみせたのは、こっちのけんと「はいよろこんで」。見事に正解!

二つ目は「お絵描き伝言ゲーム」。一人目のソンイルがあるお題を見せられてそれを絵に描き、次々と絵でリレーしていくのだが、ソンイルの遊園地のような絵が途中から謎の生物に変化して場内大爆笑。メンバーそれぞれが画伯ぶりを発揮して大いに盛り上げたが、最後のソンモも当てることができずにあえなく終了。正解は「82MAJOR」だったが、どうやら途中で「この絵を見て連想するものを描いて」というテーマにすり替わっていたということで、特別救済措置により逆転正解。絵のうまいメンバーとそうではないメンバーと、それぞれのキャラクターがよくわかる楽しいコーナーだった。

ナム・ソンモ

お次のゲームは「風船大爆発ゲーム」。一人ずつ質問に答えながら手渡していくゴム風船が、少しずつふくらんでいつ爆発するか?というお馴染みのアレだが、始まる前から一人で怖がっていたのはソンビン。余裕だったのはイェチャンで、「日本の美味しい食べ物は?」という質問を聞いたとたんに「あー、えー、うーん」と迷うフリをして風船をどんどんふくらませる引き延ばし作戦に出て、メンバー全員が「早く答えろ!」と総ツッコミ。「とんかつ」「おにぎり」「味噌ラーメン」「もんじゃ」など次々に答えが進むが、結局ソクジュンが持っている時に風船大爆発……しかし驚きのあまりに吹っ飛んで倒れたのは隣にいたソンビン(笑)。

ファン・ソンビン

キム・ドギュン

2問目は「最高にカワイイポーズをして」。それぞれがカワイイポーズを決めながら風船を渡していく中で、風船がふくらむにつれて怖いのとカワイイのが一緒になった6人の表情が最高に面白い。そして最後に風船が爆発した時に手に持っていたのは……ソンビン(笑)。お笑い芸人ばりの倒れ方にまたも場内大爆笑、6人とも本当に個性的なキャラクターの持ち主だ。

ここからは、イベント直前に撮ったばかりのメンバーのチェキをプレゼントする観客全員参加の「プレゼントジャンケン」大会。そして、ゲーム大会で全問正解したごほうびとして特別に設けられたフォトタイム。一斉にステージに向けられたスマホのカメラに向かって、手を振ったりポーズを決めたり、楽しそうにはしゃぐ6人。最後は、客席をバックにして記念撮影を。みんないい笑顔だ。

イェチャンの「今日は本当に楽しかったです!」の一言をはじめ、6人全員の感謝の言葉に続いてもう1曲、「Say more」をパフォーマンスすると、いよいよお別れの時間が近づいてきた。ここでソンイルが「最後の1曲になりました」と告げると、「えー!?」というお約束のリアクション。しかしソンビンが「でも悲しまないでください。来年2月に、日本でのコンサートが決まりました!」と流暢な日本語で告げると、今度は「えー!!!」と一斉に湧き起こる大歓声。2月12日・大阪・Zepp Namba、2月14日のバレンタインデーは東京・Zepp Hanedaの2公演、今からしっかりスケジュールに入れておこう。

ソンモ「今日の初めてのファンミーティングを楽しみにしていましたが、本当に楽しかったです」
ソンビン「日本の82DEのみなさんといい思い出を作って、本当に今日は幸せです。ありがとうございます」
ソクジュン「私も今日は本当に楽しかったです。コーエンです……いや、光栄です。日本語難しい(笑)。頑張ります!」
ソンイル「次はコンサートで会いましょう」
ドギュン「今日、すごく楽しかったです。幸せでした。ファンミーティングでお会いできて、いい思い出をたくさん作りました。これからもずっと愛してます」
イェチャン「本当にありがとうございます。今日は本当に楽しかったです。82DEのみなさん、最高です。とても好きだよ!」

心のこもった日本語の挨拶に続くラストソングは「Need That Bass」。攻撃的なエレクトロビートに乗って、会場いっぱいの《Need That Bass!》の掛け声と共に激しいダンス、目まぐるしいマイクリレーを決める6人。最後の最後まで出し惜しみなし、全力を出し切るパフォーマンスは圧巻のひとことだ。

鳴りやまないアンコールの手拍子に呼び戻されてさらに1曲、「82」をパフォーマンスして、たっぷり2時間を超えるこの日のファンミーティングのメニューはすべて終了。グループを代表してソンイルが「コンサートで会いましょう!」と最後に挨拶すると、「もちろん!」の言葉の代わりに熱烈な拍手と大歓声が会場を包み込む。この日誕生日を迎えた「82DE JAPAN」が、2026年にはどれだけ大きくなって、82MAJORはどんなふうに成長してくれるのか、次に会う日がもう楽しみで仕方がない。2025年12月21日は始まりの日、日本の82DEにとって忘れられない記念日になった。

取材・文=宮本英夫 撮影=草刈雅之

ライブ情報

82MAJOR CONCERT in JAPAN
2026年2月12日(木) 19:00 Zepp Namba(OSAKA)
2026年2月14日(土) 18:00 Zepp Haneda(TOKYO)
※詳細は後日発表

放送情報

82MAJOR CONCERT in JAPAN
Zepp Haneda(TOKYO)公演をCSテレ朝チャンネル1で独占生中継!
2026年 2月14日(土)18:00~
PC、スマホ、タブレットでも視聴可能。1週間見逃し配信。
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