吉田仁人(M!LK)、第二弾の出演に即答できなかった理由は――『FFBE幻影戦争 THE STAGE Ⅱ』インタビュー
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2025年、TikTokなどのSNSで大流行した楽曲「イイじゃん」や、「好きすぎて滅!」をリリースしたダンスボーカルグループ「M!LK」。メンバーの吉田仁人が主演の『FFBE幻影戦争 THE STAGE』は初演が2024年2月・3月に行われ、芝居とアクションのみのストレートプレイの舞台として好評価で幕を閉じた。続編となる『FFBE幻影戦争 THE STAGEⅡ』は2026年1月30日(金)より東京・大阪の2都市で公演を予定している。
今回は主演・吉田仁人にインタビュー。前回の公演で苦労したことや、今年の抱負についてを語ってもらった。
M!LKメンバーにも好評だった前作
――第二弾決定を聞いたときの心境を教えてください。
まず第一弾の台本をいただいたときに、これは続きがあるな……? いつかあるだろうなとは思っていました。実は、第一弾の公演が終わった直後くらいに「(第二弾を)やるって言われたら、やりますか?」と聞かれて、「やり、ます…!」と答えたんです。主演という責任もあり、次があるならもちろんやらなければ! という気持ちにはなっていたんですが、体力的にもすごくハードだし、求められるクオリティも高い作品なので、簡単な気持ちで即決できなかったのもあります。
――前作の反響はいかがだったでしょうか?
まず「座長」というのが自分には大きな刺激でしたし、周囲の人には「すごく良かったよ」と多く声をかけていただきました。公演にはM!LKのメンバーが全員観に来てくれていました。映像作品ならまだしも、舞台にわざわざ時間を割いて観に来てくれるとは! あいつらはとにかく茶化すんですよね。「やったれー!」というようなマインドを受け取りましたし、メンバーにも好評でうれしかったです。
――座長としてどんな苦労が?
初めての経験で「座長然」はできるわけがなく、若葉マークを隠すのはおかしいなと思ったので、いろんな人に相談をしてコミュニケーションをまめに取って、人に寄り添うようにしていました。不安を共有しているだけかも?(苦笑) 強がらないというか現状をありのままに出すように考えて行動していたっていうのはあったかもしれません。そういうところに皆も応えてくれたので、すごくやりやすかったです。いい人たちに恵まれたなと。
今回、座組みはほぼ一緒のチームですが、新キャストさんもいらっしゃるので空気が悪くならないように。そしてみんながハッピーで楽しみながら良いものを作り上げられるような現場にできたらいいなとは思っています。ストイックに頑張らなきゃいけない部分はたくさんあるので、新鮮な気持ちで一から頑張ろうと。
――前回のムードメーカーはどなたでしたか。
今回の公演では居ませんが、サーダリー・クルステア役の浦野秀太(OWV)さん、シュゼルト役の筋肉担当の桜庭大翔さんのふたりですね。今回は(第二弾のサーダリー・クルステア役の)福澤希空(WATWING)に任せようかなぁ~! ビジュアル撮影時に彼と初めましてだったのですが、とっても元気そうな方だったので大丈夫かと。
新しく入られる女性キャストさんはグループ活動をされている方が多いので、そのチームワークをここでも発揮していただきつつ、僕はそれを見て優しくみんなを見守るような笑顔でニコニコしていようかな。
――キービジュアルはとても雰囲気があって、かっこいいお写真になっていますね。撮影時にどんなことを思いましたか。
「うわぁ、もう一回やるんだ……!」の実感です。かなりハードな作品だったこと、殺陣など初めての体験をしていることなど、プレッシャーがないと言ったら嘘になります。でも衣装を着てメイクをして――徐々に見た目が出来上がると気持ちが入るので、モントはこうやって動いていてこんな気持ちで……と前回のことをたくさん思い出していました。今回はモントが王になった後なので、前回の終盤と気持ちの繋がりを意識してビジュアル撮影に臨みました。威勢があるような感じですね。
(C)SQUARE ENIX
――前回は初の殺陣に挑戦ということでしたが、感想は?
単純に剣を振るうということは誰でもできますよね。しかし見せ方を考えると勢いだけではダメで、「きれいに見せる動作が臨場感を生む」ということを先生に教わりました。剣を持った人の振る舞い方は、早く思い出したいですね。
それと僕は左利きなので、右手での振る舞いは、普段しない動きで腕がびっくりしていました! 剣も軽い素材でできているんですが、だんだん重くなってくるんですよ。逆手での動きってすごく難しい! 筋肉痛にはなるし、テーピングも超大事! でも剥がす時がとにかく痛いから、あまり今回は使いたくないな……。濡らしたりお風呂場で取ったりもしましたけど、まぁ痛い。
――これを機に右利きに?
剣やお箸はまだ大丈夫でしたが、書いたりする繊細な動作は右手では絶対に! 無理! です!
精巧な作りをしている鎧や武器は見ているだけでも心躍る!
――モント・リオニスの好ましいと思うところはありますか。
国取りの時代の人間にしては、優しく穏やかな人だなと思っています。情熱や困難を乗り越える力を持つ人はもっと勇ましくていいはずなんだけど、基本のマインドが穏やかなので逆に強い人なんだと。勇敢さに飲まれてしまう部分もあるはずなのに、自分の信念が揺るがないのはとてもすごいです。芯が強い、そしてある意味僕と似て頑固(笑)。
――シュテル・リオニス役の武藤潤(原因は自分にある。)さんとの相性はいかがでしたか。
シュテル自身は全く問題ないですね。潤自身のアホさも愛嬌になっています。潤は人に合わせるのが得意なのかな。僕は彼の先輩にあたるので、僕に対してリスペクトを持って接してくれているのかと感じています。彼は彼でシュテルを作り上げてきてくれたので、稽古はとても良かったです。
そうだ……こんなことが……。殺陣稽古で「息を合わせて」という場面があったんですが、潤が「最初って息吸ってから出ます?」って言ったときに「こいつアホだな」と思ってしまいました(笑)。そういう「息合わせる」じゃない~! もう、何言ってるの? って。でも彼は言葉じゃなくて、体感と熱量でのコミュニケーションのほうが通じやすいのかな。息まで制限されちゃこっちも困るので、腹が千切れるほど笑ってしまいました。
――吉田さんが所属されているユニットM!LKの楽曲にちなんで、『FFBE幻影戦争 THE STAGE』における「好きすぎて滅!」なところはありますか。
この作品で好きなところ! 衣装や武器ですね。僕も男の子なので。着用させていただいている鎧や武器は、間近で見てもかなり精巧な作りをしているのもありますし、それが演じる自分専用で、僕しか着れないってなっているというところも、心躍るポイントです。
モントの武器は剣ですが、鎖がついた鉄球やモーニングスター、鎖鎌のような少しトリッキーな武器にも憧れます。作中でも銃やメイスなどを使うキャラクターがいて、それぞれ個性的で、戦い方もたくさんバリエーションがあって。武器や小道具を見ているのはやはり楽しくて好きです。「FFBE幻影戦争」では魔法も使えますし!
――今年の抱負を聞かせてください。
まずは舞台期間中に体調を崩さないこと。舞台が終わっても気を抜かず体調を崩さないこと。僕は季節の変わり目に弱くて、寝れない時期が続くとすぐガタッときてしまうんです。なので、まず第一に体調管理に気を配りたいなと。あとはグループ活動の環境も変わってきました。忙しくさせてもらえてとても有難いのですが、その中でも自分のやりたいことや表現を磨くこと。そういったものを大切にしながら2026年を過ごしていきたいです。
――どんな人に観に来てほしいか、そしてファンの皆様へのメッセージをお願いします。
前回観てくださったファンの皆様には、前回の続きを楽しんでいただきたいですし、今回は初めて登場するキャラクターも多いので、初めて作品に触れる方にも好きになっていただけるキャラクターを見つけて楽しんでほしいです。
舞台は非日常を体感できる場所です。「FFBE幻影戦争」の世界に没頭したい方、原作が好きな方に観ていただいても、「楽しかった!」という感想をいただけるように仕上げたいなと、僕も舞台チームも思っています。前作を超えた良さを出せるように全力で頑張りますので、ぜひ遊びに来てください。
――ありがとうございました。
本公演は、2026年1月30日(金)~2月8日(日)に東京・サンシャイン劇場、2月14日(土)~16日(月)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて全17公演を予定している。
取材・文=松本裕美 撮影=山崎ユミ
公演情報
吉⽥仁人(M!LK)
武藤 潤(原因は自分にある。) 川上千尋
桜木心菜(私立恵比寿中学) 雨宮 翔(GENIC) 福澤希空(WATWING) 鈴木萌花(AMEFURASSHI)
赤井沙希 清井咲希
鈴木 曉(WATWING)
安田桃太郎 あべ こうじ
鈴木紗理奈 合田雅吏
ほか
【⾳楽】上松範康(Elements Garden)
【脚本・演出】 松多壱岱(ILCA)
東京公演:2026年1月30日(金)~2月8日(日)
サンシャイン劇場
梅⽥芸術劇場 シアター・ドラマシティ
【一般発売日】2025年12月14日(日)10:00~
<東京公演>公演事務局︓https://supportform.jp/event(平日10:00-17:00)
<⼤阪公演>キョードーインフォメーション︓0570-200-888(12:00〜17:00 ※土日祝休業)
【企画協⼒】スクウェア・エニックス