大阪市立美術館で特別展『妙心寺 禅の継承』 音声ガイドは中村隼人
重要文化財 狩野山楽 「龍虎図屏風」(左隻) 桃山時代(17世紀) 妙心寺
興祖微妙大師六百五十年遠諱記念特別展『妙心寺 禅の継承』が大阪市立美術館にて2月7日(土)から4月5日(日)まで開催される。
重要文化財 狩野山楽 「龍虎図屏風」(右隻) 桃山時代(17世紀) 妙心寺
重要文化財 海北友松 「花卉図屏風」(右隻) 桃山時代(17世紀) 妙心寺
同展は、妙心寺開山である関山の唯一の弟子となる授翁宗弼(じゅおうそうひつ/微妙大師(みみょうだいじ)、1296~1380)の六百五十年遠諱(おんき)を記念して開催。妙心寺の歴史や禅宗美術、桃山絵画などの日本美術の白眉ともいうべき妙心寺の至宝を通じて、関山から授翁を経て、現代の我々へ引き継がれた妙心寺の禅の系譜をみていく。また、地元大阪の妙心寺派寺院で行われている最近の寺宝調査の成果もあわせて紹介する。
重要文化財 海北友松 「花卉図屏風」(左隻) 桃山時代(17世紀) 妙心寺
京都の花園に広大な境内を構える、臨済宗妙心寺派の大本山・妙心寺。現在、約3,400の末寺を擁する同宗最大規模の寺院であり、40あまりの塔頭(たっちゅう)が並ぶ壮観な伽藍と、桃山時代を中心とする絵画の宝庫として知られている。
同展では、妙心寺の開山・関山慧玄(かんざんえげん)の忌日の法要「開山忌」の大方丈の風景を特別に展示。また、狩野山楽筆「龍虎図屏風」や海北友松筆「花卉図屏風」といった「妙心寺屏風」と言われる大型の屏風群による金碧で豪華絢爛な空間を展示し、荘厳な雰囲気で紹介する。
さらに、いまも色鮮やかに残る、狩野山楽・山雪父子によって描かれた「天球院襖絵」を再現展示で大公開。桃山絵画を引き継いだ、江戸初期絵画の代表的な名作で、普段は非公開。なかなか目にすることのできない襖絵を塔頭内と同じ形で再現展示することで、金碧画の最高傑作を十二分に味わえる。
重要文化財 狩野山楽・山雪 「梅花遊禽図襖」(部分) 江戸時代 寛永8年(1631) 京都・天球院 画像提供:天球院(綴プロジェクト)
重要文化財 狩野山楽・山雪 「竹林猛虎図襖」(部分) 江戸時代 寛永8年(1631) 京都・天球院 画像提供:天球院(綴プロジェクト)
重要文化財 狩野山楽・山雪 「朝顔図襖」(部分) 江戸時代 寛永8年(1631) 京都・天球院 画像提供:天球院(綴プロジェクト)
関山から授翁へと受け継がれた禅の系譜を軸に、妙心寺の歴史、禅宗美術、狩野派・長谷川派・海北派らによる桃山絵画の名品を紹介。さらに、大阪を中心とする妙心寺派寺院で進められてきた最新の寺宝調査の成果もあわせて公開される予定。今日まで連綿と継承されてきた妙心寺の禅の精神に迫る。
音声ガイドナビゲーターには、歌舞伎俳優の中村隼人が務める。過去に妙心寺塔頭の退蔵院で坐禅も経験済みの中村が、同展ナビゲーターとして寺宝の数々を分かりやすく解説する。
中村隼人
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