82MAJOR 観る人を元気にする、非凡な虎のようなパフォーマンスで魅了したツアー東京公演レポート

18:00
レポート
音楽

82MAJOR 撮影=大橋祐希

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82MAJOR CONCERT in JAPAN
2026.2.14 Zepp Haneda(TOKYO)

バレンタインの夜に82MAJORに会える! 2日前の大阪と同じように、東京の会場も熱狂的な82DE(エティテュード)で埋まった。日本での人気は着実に高まっている。ツアータイトル『BEBEOM : BE THE TIGER』は、韓国語のBEBEOM(非凡)とBE BEOM(虎になれ)を掛け合わせたもの。力を合わせて栄光のトロフィーを狙う、6人の目標は明確だ。

撮影=河上良

躍動する6人の姿をとらえたオープニング映像を経て、1曲目は「영웅호걸(Heroes)」。メロウなR&Bスタイルの楽曲と、竹の葉や桜の花びら、屏風など東洋的モチーフを描く映像が美しい。黒い衣装で決めた6人の、しなやかな踊りから目が離せない。一転して「Passport」はアップテンポで華やかに、「東京、準備はいいですか!」と呼びかけて一気に飛ばす。客席いっぱいにペンライトの花が揺れる。ステージの上も下も、今日を楽しむ気満々だ。

撮影=河上良

「こんばんは、僕たちは82MAJORです。BEBEOM東京公演が始まりました!」
「一緒に楽しく盛り上がりましょう!」

リーダーのソンイルを筆頭に、日本語の挨拶がうまくなっているのが嬉しい。中でも最も日本語に習熟したソンビンが、「今日はバレンタインですよね? 何かないですか?(笑)」と観客におねだりすると、チョコの代わりに熱烈な声援をたっぷりもらって次の曲へ。82MAJORの得意技、クールなラップとキャッチーなメロディが共存する「Gossip」「가시밭길도 괜찮아(Thorns)」は、6人それぞれに見どころたっぷりだが、《Make Some Noise!》と煽りまくるイェチャン、迫力あるラップを聴かせるソンモは特に気合満点。さらに「혀끝(Stuck)」から「촉(Choke)」へ、激しいダンスに82DEの大声援を加えてぐいぐい盛り上がる。82MAJORの曲はファンが参加して初めて成立するものが多い。一体感がハンパない。

撮影=河上良

撮影=河上良

撮影=河上良

「ヤバイ」「暑い」と言いながら、ステージ後方のビジョンに映る6人はすでに汗びっしょり。しかしコンサートはまだ序盤、次の曲はソンビンが最新ミニアルバム『Trophy』の中で一番好きな歌詞の曲だという「의심스러워(Suspicious)」で、暗くうねるグルーヴにソクジュンの低音ラップがよく映える。「Say more」も『Trophy』の曲で、明るいムードの曲調に乗ってドギュンのボーカルが生き生きしている。続く「Face Time」は、椅子を使ったパフォーマンスとモノトーンの照明でよりシックにアダルトに。「みなさん一緒に歌えますか!」とイェチャンが呼びかけ、会場全体が大合唱に包まれた。82DEの歌詞の理解度は本当にすごい。もしもステージに誰もいなくても、その歌声だけでコンサートが成立するかもしれない。

撮影=大橋祐希

撮影=河上良

ダンスミュージックにロック的なパッションを加えた「트로피(TROPHY)」から、トラップビートでぐいぐいアゲる「뭘봐(TAKEOVER)」へ。キャノン砲が発射されて金のテープが宙を舞う。大量のスモークが吹き上がる。ステージをいっぱいに使って躍動する、6人の姿が頼もしい。安定感抜群のパフォーマンスだ。

撮影=河上良

撮影=河上良

短い映像のインターバルをはさんで、ステージ中央にDJ台が登場すると、ここからは「DJイェチャン」の見せ場が始まる。まずは「TROPHY remix」をキックしてフロアを熱狂させると、ソンビンとソンモを呼び込んで「Be For Real+Emag Knohp」へ。 MCでの流暢なおしゃべりが印象的なソンビンがラップでも非凡な才能を見せ、ソンモと共にフロアを煽りまくる。途中からソクジュン、ソンイル、ドギュンが加わって「무리(SQUAD)」へ。6人揃ってのマイクリレーと82DEとのコール&レスポンスが圧巻だ。ラップで真価を見せるメンバーが何人もいる、82MAJORの個性は特別だ。

撮影=河上良

「いかがでしたか? 楽しめましたか!」

時々日本語に詰まりながらも、押しの強さと笑顔で乗り切るイェチャンの性格の良さがにじみ出る。続いてドギュンの掛け声で「네네 선생님(Yes Sir,Teacher)」へ、さらに『Trophy』からの超強力ダンスチューン「Need That Bass」と、アッパーな曲を畳みかけて波に乗る。歌い終えて、「네네 선생님(Yes Sir,Teacher)」は先生や大人たちのうるさい小言なんて聞かないよという曲で、「みんなと一緒に歌いたかった」とソンビン。82MAJORの曲は歌詞がわかるともっと楽しい。ぜひ調べてほしい。

撮影=大橋祐希

「次はスペシャルステージ。知ってる方は一緒に歌ってください」

ここで日本公演のためだけに用意された1曲は、青くきらめく波の映像をバックにしっとり歌うHANAのカバー「Blue Jeans」。ソクジュンの低音ラップからドギュンのハイトーンボーカルまで、全員の歌声をフィーチャーして送る特別な1曲。よほど練習したのだろう、日本語の歌唱もばっちりだ。そしてコンサートはいよいよ終盤、最後の挨拶へ――。

撮影=大橋祐希

「ここに来てくれてありがとう。本当に幸せでした。次も絶対来てね」(イェチャン)
「応援の声もよく聞こえて、たくさんのパワーをもらいました。楽しかったです」(ドギュン)
「みなさんをもっと幸せにしたい。ぴったりくっついていたい。来てくれてありがとう」(ソンモ)
「82DEがどんどん増えて嬉しい。いつか東京ドームをいっぱいにしたいと思います!」(ソクジュン)
「みんなのおかげですごく楽しく歌えました。ありがとうございます」(ソンビン)
「これからも、82DEのためにたくさんの思い出を作っていくために、一生懸命頑張ります。大好きです!」(ソンイル)

撮影=河上良

残すは2曲、悔いも余力も残さずに「Birthday」「Sure Thing」を全力でパフォーマンスして、およそ100分に及ぶコンサート本編は終了した。しかしまだ聴き足りない。アンコールを求める手拍子が鳴りやまない。それに応え、グレーのフーディーに着替えた6人がステージに戻り、「FIRE」でパワフルな早口ラップを叩きつける。大阪で歌った「10 Minutes」に代わって、東京だけの「과열(OVERHEATED)」から「82」へ、ノンストップで披露する。これだけ歌って踊ってもパワーとキレが衰えない、6人のタフネスに恐れ入る。そしてまさかのサプライズが――。

撮影=大橋祐希

「もう一回やってみようか?」

あまりにも大きい拍手と歓声に応え、イェチャンの一言をきっかけに実現した「アンコールのアンコール」。「Need That Bass」と「82」をもう一度、さらなるハイテンションでぶちかます。まさかの出来事に82DEも欣喜雀躍、狂喜乱舞、有頂天の大騒ぎだ。

撮影=大橋祐希

撮影=大橋祐希

客席をバックに記念撮影を終えると、これが本当のラストナンバー「Promise You」へ。6人がスタンドマイクの前に並び、再会の約束を期して歌う声が心に沁みる。笑顔で手を振る6人の姿が、以前よりもさらに大きく見える。次に会える時には彼ら自身もコンサートの会場も、きっともっと大きくなっているだろう。

最後の挨拶でソクジュンが言った「このコンサートが明日からのみなさんのエネルギーになれば」という言葉が印象に残った。82MAJORのパフォーマンスはたくさんの人を元気にする。この日のコンサートに映像を追加して、4月25日に「CSテレ朝チャンネル1」で放送されることも決まった。BEBEOMのように強くたくましく、82MAJORの挑戦はさらに続く。

撮影=大橋祐希


取材・文=宮本英夫 撮影=大橋祐希、河上良

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セットリスト

82MAJOR CONCERT in JAPAN
2026.2.14 Zepp Haneda(TOKYO)

M01:영웅호걸(Heroes)
M02:Passport
M03:Gossip
M04:가시밭길도 괜찮아(Thorns)
M05:혀끝(Stuck)
M06:촉(Choke)
M07:의심스러워(Suspicious)
M08:Say more
M09:Face Time
M10:트로피(TROPHY)
M11:뭘 봐(TAKEOVER)
M12:DJ PERFORMANCE
TROPHY(remix)
Be For Real + Emag Knohp
무리(SQUAD)
M13:네네 선생님(Yes Sir, Teacher)
M14:Need That Bass
M15:Blue Jeans(カバー曲)
M16:Birthday
M17:Sure Thing
<ENCORE>
FIRE
과열(OVERHEATED)
82
Promise You

放送情報

<テレ朝チャンネル特別版>
82MAJOR CONCERT in JAPAN

​4月25日 CSテレ朝チャンネル1
https://www.tv-asahi.co.jp/ch/contents/variety/0847/
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