錦鯉、全国10か所巡る独演会『その男、バカにつき』開催間近! 新ネタ披露予定も“まだ固まってない”!? インタビュー中に決まった企画とは?

2026.5.15
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錦鯉独演会2025「バカの恩返し」より

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2026年5月23日(土)ヒューリックホール東京を皮切りに全国10ヶ所で、錦鯉独演会2026『その男、バカにつき』が開催される。

2021年のM-1グランプリで優勝し「中高年の星」として脚光を浴びた錦鯉は、ボケ担当・おバカキャラで笑いをとる長谷川雅紀と、長谷川に鋭くツッコミを入れる渡辺隆によるコンビだ。

昨年の独演会『バカの恩返し』では、結婚したばかりの長谷川が新婚生活の様子を語ったり、お互いに「恩返し」をしようとドライブをしたりするなど、ネタ以外でも笑わせてくれた。

独演会を翌月に控えた4月下旬、錦鯉のお二人にインタビューを敢行。着々と準備が進められていると思いきや、彼らから意外な発言が……。まるでネタを見ているかのような笑いの絶えないインタビューの模様をお伝えしよう。

錦鯉

まさかの「ネタは固まっていない」発言 インタビュー中に企画会議!?

――今回の独演会のタイトルに込めた思いをお聞かせいただけますでしょうか。

渡辺:「込めた思い」という重たいものはないんですけど、前回が『バカの恩返し』、その前は『吾輩はバカである』『バカが来た』。今回もバカをつけたら何が面白いかな……ぐらいの感じでいろいろ出して、雅紀さんと話し合ってこれに決まりました。

長谷川:タイトルを見た瞬間、ビビビッときましたね。松田聖子さんじゃないですけど。

渡辺:まさかの「ビビビ婚」…30年近く前の話だよ。

長谷川:確かに! でもタイトルを決めるのって、なんだろう……(言いよどむ)

――インスピレーションですか?

長谷川:そうそう! インスピレーション。今、フラストレーションって言おうとしたんだけど「違うな…」と思って。インスピレーションという言葉が出てこなかったのよ。

――今回どんな趣向の独演会になりそうですか? 言える範囲で、今回はどういうネタがあるか教えていただけますか?

渡辺:まだ全然固まっていないんですよね。

―― 確か独演会は5月23日からだと思いますが……。固まっていないことに関して、雅紀さんはどのように感じていますか?

長谷川:余裕があるわけではないんですが、不思議なもんで「やべぇやべぇ」という焦りがないんですよ。毎回こんな感じなので、慣れているというか……。隆ものんびり屋さん、僕も負けず劣らずのんびり屋さんなんでね。日程が近づいてきたらケツに火がつくのでそろそろ…ねえ。つけなきゃいけないな。

渡辺:大丈夫です!

長谷川:ははは! 頼もしい!

渡辺:そういうことなので、独演会がどういう趣向になるか、今お話することはできないですね。

――なぜならば、何もできていないからですね?

長谷川:(笑)!

渡辺:そうです。自分たちですら、わからないですから。

錦鯉独演会2025「バカの恩返し」より

――独演会の構想がなくても、チャレンジしたいことはあるのではないですか?

長谷川:ツアーでチャレンジしたいことですか?

渡辺:雅紀さん、独演会のことをツアーっていうんですよ。根がミュージシャンなので。

――そういえば、X JAPANのYOSHIKIさんに憧れていらっしゃるんですもんね。

長谷川:よくご存じで! 『バカが来た』で隆のプロデュースで「雅紀のYOSHIKIになりたい」をやりましたからね。

渡辺:今回は、イリュージョン的なものを入れたいね。雅紀さんが脱出したり瞬間移動したり。雅紀さんが一人でイリュージョンをやっている横で、僕が「引田天功さんが…」と解説する感じかな。とにかく派手なのをやりたい。会場で神輿を担いで、その上に雅紀さんが乗ったり、龍に乗ったりするのもいいかも。

長谷川:僕は『まんが日本昔ばなし』のオープニングに憧れていたんで、でんでん太鼓を持って龍に乗っている子どもをやるのはいいかも! でも龍に乗るとなると、龍を担ぐ人と僕が龍に乗ってパレードをするとき、後ろで踊る「雅紀ジュニア」も必要になってくるね。

渡辺:だとしたら、今年は間に合わねえな。(一同爆笑)

長谷川:そうだね。龍を作らなければいけないし、雅紀ジュニアのオーディションもやらなければいけないし。すでにツアーは来月から始まるし。

――こういう企画を温めつつ、今回は例年どおりシンプルな舞台になりそうですね。

渡辺:あっ!  一つ思いついたけど、子どもたちを舞台に上げるのはどう? 我々の独演会は、子どもたちがたくさん来てくれるから。

長谷川:めっちゃいいよ、それ。

渡辺:子どもたちと雅紀さんを戦わせよう。

長谷川:ヘッドロックしますよ! 僕、子どもたちに勝ちます。勝つ自信あります!

渡辺:「勝つ自信あります!」って何だよ。

――でも今の子どもたちは、鍛えている子が多いですよ。

長谷川:ええっ!! それじゃあ負けるじゃないですか。

渡辺:子どもたちに足を取られると思うよ。負ける可能性が出てきたね。

――子どもたちを舞台に上げるというのは、事前の準備もそんなに必要ないので実現できそうですね。

渡辺:ね? 一緒に踊ったりしてね。

長谷川: あとね、僕、結構動き回るので、汗をかくんですよ。汗をかいた頭を子どもたちの顔につけたいですね!

渡辺:気持ち悪いよ! 

長谷川:「きゃー!」って言いながらも、子どもたちは喜ぶじゃないですか。

――そうですね!

渡辺:「そうですね!」じゃないですよ(笑)!

――(笑)。でも泣いちゃう子もいるかもしれないですね。

長谷川:そうだよね。嬉しくて泣いちゃうかもね。訴えられない程度にやろうかな(笑)

――今日お話していただいた中で一番実現できそうなので、ぜひ検討してみてください。

渡辺:エンディングでできると思うし、舞台に上がってくれた子どもたちにあげるシールを用意しておくといいかもね。(マネジャーに向かって)あとで、グッズ担当の方を呼んでくれる?

長谷川:仕事が早い!!

――これで、今回の独演会でやりたいことは出来上がった感じでしょうか?

渡辺:そうですね。大人の方にはちゃんとネタも見てもらって、楽しんでいただきたいです。雅紀さんは動いて、それを僕が突っ込んで、投げ飛ばしていきますから。

錦鯉独演会2025「バカの恩返し」より

バラエティ出演は、錦鯉のネタにどんな影響がある?

――お二人のネタは、時々「アドリブなのかな?」と思う時があります。お稽古はするんですか?

渡辺:しますよ。でも箇条書きで書いたことを本番で8割できれば正解って思っていますね。だいたい飛んだりするもんね。

長谷川:隆は以前、ちゃんと会話のように台本を書いていたけれど、最近はそれがないよね。昔はそれこそ箇条書きで「ここで右に行く」みたいなことが書いてあったからね。

渡辺:そんなこと書いてねーよ。

長谷川:いやいや、前は箇条書きで舞台上の流れが書いてあったけど、今は箇条書きすらないじゃない。

渡辺:だいたい雅紀さんが一人で何かをやっているのを僕が一人で突っ込んでいく流れになるから、二人の間で緻密な掛け合いはないよね。だから本番で、子どもが声をかけてきても、問題なく対応できるんですよ。

長谷川:子どもたちは、ネタ中に話しかけてくるんだよね。

渡辺:そういう時は「今、やってるよ」って、僕が対応すればいいからね。

長谷川:子どもたちは僕のことをNHKの歌のお兄さん的な感じで思っているのかな。「こーんにーちはー!」って言ったら「こーんにーちはー!」って返してくれるし。

渡辺:歌のお兄さんじゃなくて、歌のおじいさんだろ。

長谷川:あはは! なんかすごい大御所歌手みたいじゃん。

――お二人をテレビで見ない日はないぐらいご活躍ですが、『有吉の壁』のようにバラエティで漫才と違うことをやるのは、ネタ作りに影響が出ますか?

渡辺:『有吉の壁』は、だいたい雅紀さんのキャラ活かしが多いんです。だいたい坊主頭ネタかおじいさんで出てくるからね。

長谷川:そうそう! おじいさん役…役というかそのまんまなんだけどね。

渡辺:他の芸人とコラボする時も「おじいさんをやる人が足りないです!」って呼ばれたりしますしね。それにやたら坊主頭の人を集めたがるよね。

長谷川:『有吉の壁』って街の中でやることが多いじゃないですか。商店街で床屋さんがあったら、まず坊主頭の芸人が勢ぞろいしますよ。

渡辺:坊主頭の人が床屋へ行くっていう設定のネタがだいたいあるからね。

長谷川:そして電気屋さんだったら坊主頭の人がドライヤーを買うとかね。このネタをやらなきゃ始まらないっていうところがあるから、とりあえず床屋さんと電気屋さんを探せばなんとかなるよね。

――そうしたバラエティへの出演は、錦鯉のネタ作りに良い影響は出ていますか?

渡辺:他の人と雅紀さんがコラボした時「雅紀さん、こういう使い方があるんだー」と新たな発見があります。それに雅紀さん以外の人と組むのは、新鮮な感じがしますし楽しいです。

長谷川:『有吉の壁』では、芸人だけでなく、一般の方や歌手・俳優・スポーツ選手の方々と絡むこともありますから楽しいよね。

最近経験した「バカだな」と思った出来事は?

錦鯉独演会2025「バカの恩返し」より

――独演会のタイトルにちなんで、最近自分自身に起きた「バカだな」と思った出来事をお聞かせいただけますか?

渡辺:この間、仕事で沖縄に行ったんですけど、そのとき足が痛くって。昼に沖縄そばを食べて、仕事が終わって、晩ご飯はホテルで食べられますって言われたんですけど、足が痛かったので「行きたくないな」と思っちゃって。売店で買おうと思ったら、なんと閉まっていたんです。食べ物が手元に一切なくて、僕、ホテルの中で遭難したんですよ。仕方がないので、部屋にあるお茶とコーヒーを全種類飲んでしのぎました。

それで翌朝、空港へ行く途中でコンビニに寄ってもらおうと思ったのですが、運転手さんが「混むと思うので急ぎます」って言うので言い出せなくて。1時間半くらいかけて空港に着いて、20時間ぶりに空港で沖縄そばを食べました。あれは美味かったな~。

せっかくいいホテルに泊まったのに、結果的に沖縄そば2杯しか食べられなかった。現地の担当者もびっくりしたと思いますよ、沖縄で何も見ずに足をひきずりながら沖縄そばだけ食べて帰ったから。バカだなあ、他に方法があったのにって思いましたね。

長谷川:僕は、この間自宅で武田鉄矢さんの映画『刑事物語』を観ていたんです。そうしたら奥さんが帰ってきて、リビングに入ってくるなり「音がでかい!」っていうんですよ。よく見たら、テレビの音量が36になっていました。

普段は14~15ぐらいで観ているんですが、『刑事物語』って博多弁で話すから、聞き取れないんです。聞き慣れないから何を言っているか分からなくて、結果的に36まで音量を上げちゃったんですよね。

渡辺:『刑事物語』の武田さんの声が、音量36でリビングに流れてたら、たまんないね。

長谷川:僕は普段から聞き間違いが多くって、隆は、「耳の中に虫が入っているか、もしくは脳に問題があって、聞き取れているけど内容が理解できていないのでは」って言うんですよ。それでちょっと気になって近所の耳鼻科へ行ったんです。結果、虫もいないし、聴覚も何も異常はなかったから、先生におそるおそる「耳が合格なら、もしかして脳に問題があるんですかね?」って聞いたんです。そうしたら笑いながら「そんな事例はないです」って即答してきたので、恥ずかしかったです。

渡辺:バカな体験の話で脳の話をしちゃったら、もうガチじゃねーかよ。(一同爆笑)

――(笑)。今、雅紀さんの奥様のお話が出ましたけど、前回の独演会『バカの恩返し』では、奥様のネタが多かった記憶があります。今回も面白いネタが登場しそうですか?

長谷川:どうでしょうね。相変わらず「あなたの話には主語がないからわからない」と言われたり、一口残ったペットボトルを冷蔵庫に入れて怒られたりしています。

渡辺:なんでそんなのを冷蔵庫に入れるの?

長谷川:冷たいお茶を飲みたいんだよね。

渡辺:冷たい一口を?

長谷川:そう。冷たい一口を。一口ずつ残したお茶、コーヒー、水のペットボトルが冷蔵庫に入っているんです。この間、豚汁があったので、奥さんが帰ってくる前に豚汁を食べたんですよ。その時も豚汁を一口だけ残しておいたら「それぐらい食べてしまえ!」とめっちゃ怒られましたね。

渡辺:全部食べて洗っておかなきゃダメだよ。帰ってきたら武田鉄矢さんの爆音が聞こえて、豚汁は一口だけ残っていれば、そりゃムカつくわ。

長谷川:ダブルでやっちゃったから怒ってたのか。でも僕はすぐ「ごめんね」って言うんです。でもそれはそれで「ごめんって言えばいいと思ってるでしょ」って言われるんですよ。

渡辺:謝らなくてすむことをしろって言ってるんだよ。

長谷川:ああ、なるほどね!  奥さんは隆とLINEを交換しているので、最近、僕に対してムカつくことがあるたび「隆にLINEしよう!」って告げ口しようとするんです。

渡辺:今のところ、LINEがきたことはないですけどね。

――最後に独演会への意気込みをお聞かせください。

長谷川:心から楽しんで「バカがいたな」って思っていただければいいです。僕はなんぼでも変な顔とかするんで……。

渡辺:なんだよ、その年貢を取られている人のようなしんみりした感じ。悲しい話みたいになってるじゃないかよ。全然楽しめないよ。

長谷川:いやいや、しんみりしないでよ!  本当に楽しんでもらいたいし「雅紀、あいつバカだな」って思ってもらえれば本望ですよ。子どもたちにも「まさのり~~!」って言われたりしますから、友だちのような感じで来ていただけたらと思いますね。

渡辺:雅紀さんは55歳になりますから、還暦に向けて頑張っていきたいと思っています。その足掛かりとして、今一番若い我々を観に来てほしいですね。

長谷川:本当にそうですよ。55歳でくるくる回る僕は、今回しか観れないわけですから。ぜひ会場にいらしてください!

取材・文=咲田真菜

公演情報

錦鯉独演会『その男、バカにつき』
■日程・会場
5月23日(土)東京・ヒューリックホール東京
5月30日(土)、5月31日(日)北海道・共済ホール
6月7日(日)群馬・高崎芸術劇場 スタジオシアター
6月13日(土)宮城・多賀城市⺠会館⼩ホール(多賀城市⽂化センター内)
6月14日(日)愛知・中電ホール
6月20日(土)福岡・電気ビル みらいホール
6月21日(日)岡山・オルガホール
6月28日(日)新潟・新潟市民プラザ
7月4日(土)大阪・大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)
7月5日(日)静岡・清水テルサホール
7月18日(土)東京・一ツ橋ホール
 
料金
全席指定 6,000円(税込)
親子ペア券(大人1名+小学生以下1名) 9,000円(税込)
<親子ペア券について>
・親子ペア券は大人1名と小学生以下1名がご入場いただけるペアです。
・公演当日に小学生以下の方が対象です。
は1名につき1枚必要となります。
・1ペア2枚単位での販売となり、最大2ペア4枚までご購入いただけます。
・大人同士で本をご購入いただくことはできません。
・小学生以下のお子様のみでの入場はできません。必ず保護者同伴の上、ご来場いただきますようお願い申し上げます。
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