シクフォニ、2ndツアーがKアリーナ2DAYSで閉幕 快進撃を続ける彼らの熱狂のツアーファイナルをレポート

2026.5.13
レポート
音楽

SIXFONIA 2nd Live Tour -RAGE-

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SIXFONIA 2nd Live Tour -RAGE-
2026.5.6 Kアリーナ

いまや、人気グループがひしめき合う2.5次元・歌い手グループシーン。そんな中、2022年8月12日に結成された個性派6人によるシクフォニ(SIXFONIA)は、その勢いと実力で目下、注目度が急上昇しているグループだ。彼らは今年の4月から5月にかけ、グループ史上2度目となるライブツアー『SIXFONIA 2nd Live Tour -RAGE-』を敢行(3都市6公演)。トータルで約5万人を動員し、そのツアーファイナルを5月5日、6日の2日間、満杯のKアリーナで行った(ちなみにこの2日間で計3万人の動員を記録!)。ここではその2日目、5月6日のツアー最終日の模様をお伝えしよう。

今回はツアータイトルに“RAGE”(激しい怒り、猛威)を掲げているだけに、かなりアグレッシブなパフォーマンスが予想された。会場を埋め尽くしたシクファミ(=シクフォニのファンの総称)も開演前からかなりテンションが高く、ライブ直前のメンバーによる影アナにも大歓声が起こる。場内の暗転後、キービジュアルによるメンバー紹介に続いてカウントダウンが始まると、観客から一斉にカウントの声が響き渡った。数字がゼロになるとステージセンターの扉が開き、暇72(赤色担当)、雨乃こさめ(水色担当)、いるま(紫色担当)、LAN(ピンク色担当 リーダー)、すち(緑色担当)、みこと(黄色担当)が姿を現す。シクファミが熱狂する中、4月にリリースされたシングル曲にしてライブのリード曲であるロックチューン「RAGE」でライブがスタート! ステージ上では火柱が上がり、メンバーもタオルを振り回して、冒頭からクライマックスのような盛り上がりだ。続く「d0gmq」では、HIPHOPとロックを融合させたサウンドを展開。一列に並んだ6人が映画『マトリックス』を思わせるのけ反りパフォーマンスを披露して場内を魅了。3曲目の「Dive Ⅱ World」では、メンバーがメインステージ中央から伸びた花道の先にあるセンターステージに移動。客席に近い距離で圧倒的なダンスフォーメーションを見せつける。

SIXFONIA 2nd Live Tour -RAGE-

SIXFONIA 2nd Live Tour -RAGE-

前半3曲にして相当なパワーを放出した6人は、ここでMCタイムをはさむ。この日の声出し担当はいるま。ツアータイトルの“RAGE”にちなんで、「俺が何を言っても“うるせ~!”って言ってください(笑)」と観客に投げかけ、まず「明日から仕事なんだっけ~?」と場内に問いかけた。するとものすごい一体感でシクファミから「うるせ~~~~!」が返ってきた(笑)。こうしてMCでも息の合ったところを確認したメンバーとシクファミ達は続くブロックへ。

4曲目に披露されたのは、「思い出深い曲!」と紹介された「Lodious Takt」――1stライブツアーのリード曲である。グループの決意とシクファミへの思いがにじむようなアツい曲で、場内は再び熱狂の空間へと変貌する。「オシカツ?」ではダークで毒気のある世界をクールに表現。このままアクセル全開か……と思わせた彼らだが、ここでスペシャルムービーの上映タイムとなる。これを楽しみにしているシクファミも多い。3D体映像として2次元キャラとなったメンバーがゲームを行い、ドタバタ劇を繰り広げるというもの。多角的に楽しめるライブもシクフォニの武器のひとつである。

SIXFONIA 2nd Live Tour -RAGE-

上映タイムのあとには、各メンバーの個性が炸裂するソロコーナーへと続いていく。一番手を担うのはいるま。客席は瞬時に紫色のペンライトが輝いた。曲は「Willion」。彼が得意とするRAPをフィーチャーした楽曲である。曲の後半ではセンターステージに移動し、キレキレのダンスでキメてくれた。2番手には暇72が登場。彼は椅子に腰かけるスタイルでR&Bテイストの大人っぽいナンバー「希死遠慮」をムードたっぷりに歌唱。ラストはいきなり椅子を蹴飛ばして「また明日……」とクールに締めくくった。3番手のみことは、超ポップでキャッチーな「バグって好き」で勝負。キュートな恋心を歌った歌詞でシクファミの心をキュンキュンさせてくる。場内からは「かわいい~!」の声が飛び交っていた。

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このあとは高音組の雨乃こさめ、LAN、すちがユニットとして登場。彼らはセンターステージで元気いっぱいの歌を披露。折れそうな心を前向きに転換してくれるユニット曲「FireFly」を力強く聴かせてくれた。

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このタイミングでライブはほぼ中盤。ステージには再びメンバー6人が揃い、「六幻」、そして「命辛々」を華やかに歌いあげる。いずれも“和”の要素を感じさせる楽曲で、特に「命辛々」はスローテンポのたおやかなサウンドが美しい。激しい楽曲が目立つシクフォニだが、しっとり歌い上げる6人の歌唱力の高さもさすがだ。

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さて、後半戦への突入前、今度は暇72、いるま、みことの低音組が、ユニット曲「Rondo Noire」をお披露目。高音組の「FireFly」とはガラリと雰囲気が違う、大人っぽく背徳感漂うナンバーである。ミディアムテンポに乗せ、3人は色気ダダ漏れの歌声で場内を酔わせた。

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続いては高音組3人のソロコーナーへと続く。まずは雨乃こさめが登場。ユーロビートを取り入れたダンサブルな「ありきたり」で、愛らしいキャラと歌声を振りまく。キュートな振りに会場からは嬌声が飛び交った。ソロとして5番目を担うすちはDOPEなミクスチャーサウンドがカッコいい「1HOLE」を投下。オラオラなキャラ全開で上着を脱ぎ捨てると、挑むようなパフォーマンスで存在感をアピールした。ソロコーナーを締めくくったのはLAN。桜をモチーフにした美しいバラード「夢幻恋歌」をしっとりと歌い上げていく。ピンクがイメージカラーの彼にはピッタリの曲だ。低音声も魅力的なLANだが、この曲では美しい高音ボーカルを披露した。

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終盤へと向かう前のMCは衣装チェンジを済ませた低音組が担当。ここでまた謎のゲーム(どういうニュアンスでの「はぁ?」なのかを当てる超難問ゲーム?)に挑戦。シクファミを和ませる癒し時間もしっかり確保。ほどなく高音組もステージに合流し、ライブはついに大詰めを迎えた。この大事な場面で飛び出したのは1stオリジナル曲の「J0KER×JOK3R」。ちなみに、メンバーが着替えたブラックの衣装はこの曲のキービジュアル。曲が始まると、会場はまたも狂乱の空間と化した。本編ラストに選んだ曲は「1ST OF ACE」。疾走感のあるサウンドと目まぐるしく変わるボーカル・パートで、シクフォニの醍醐味が味わえる楽曲だ。本編が終わると、映画のエンドロールのように今回のツアーを振り返るようなテロップと映像が流れる……と、ほどなくアンコール前に必ず表れるナゾのキャラクター、Xの映像へと切り替わった。「ライブ、お楽しみいただいているでしょうか?」など、お約束の挨拶をしていたXだが、なぜかメンバーのステージ使用禁止を宣告。しかしどうやらこれは、ある意味シクファミへのプレゼントだった模様でーー。

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アンコール曲「Ready!!!!!!!」が始まると、客席後方から歓声が上がり始めた。“え? 何?”と思った人も多かったに違いない。だが、ほどなく場内は一気にどよめき立った。何と、メンバーがアリーナ通路に出現! 歩きながらセンターステージを目指していくではないか。客席ともかなり近い。これは嬉しいサプライズだ。続く「Desperate Track」はグループの決意表明を思わせる勢いのあるナンバー。アンコールらしくブチ上がったところで、各メンバーによるMCタイムとなった。要約にはなるが、それぞれの言葉をまとめてみた(共通していたのは東京ドームへの思いと、メンバー、スタッフ、そしてシクファミへの感謝)。声出し担当のいるまが、各メンバーに発言を促す。

「こんなデカい会場で、設備も音響もすごい会場で……Kアリーナって誰でも立てる会場じゃないんです。でも、ここに立てたということは2022年から全力で走ってきたから。そしてそれ以上にたくさんの方に支えられて応援していただいたから立てていると思います! でもライブを重ねてきて、根拠はないけど東京ドームもいけるような気がして。そんな思いが固まったツアーでした」(みこと)

「みんなの声をもらうと“やるぞ!”って気分になります。でも今日はメンバーにも感謝を伝えたい……いつも負けないって気持ちをもらうんで。東京ドームは今日の3倍くらい?の会場だけど、これからも応援してください!」(雨乃こさめ)

「たとえ話として、僕らがこれから何度も生まれ変われるとしても、俺の人生とみんなの人生がまじわることって今が最後だと思う。だからこそ今を生きなきゃいけない。でも俺はこの人生、結構幸せなんですよ(笑)。ただ、そこに足りないピースが東京ドームなんです……絶対奇跡にする! お前らの人生も俺の人生も必ず神回にするんで!」(いるま)

「今回、俺のライブの課題が「Desperate Track」のあおりだったんだけど、みんなの声、バチボコ聞こえてました! これも積み重ねてきたからこそ辿り着いた場所だと思う。あと、(ステージに)出る時、だいたいスタッフとグータッチしてて……それが今日はハグしてくるヤツがいて(笑)。「どうして?」って言ったら「今日めっちゃ楽しみ!」って。スタッフも楽しいと思ってくれるライブってめっちゃいいなと思いました!」(暇72)

「結成からここまでの間につらいこともいっぱいありました。やめたいと思うこともありました。でもKアリーナに連れてきてもらえたのは、お前らのおかげだ~~! 愛してるぞ~~! 最高のライブにして帰ろうな!」(LAN)

「(姿は)見えないけど、僕らを支えてくださっている人達もたくさんいます。スタッフのみんなも皆さんの声を聞くと勇気をもらえるし、声はスタッフ、メンバーの心に届いています。みんなここまで引っ張ってくれてありがとうございます! これからもよろしくお願いします!」(すち)

こうしてアンコールも、ついに残すところあと2曲となった。当然、メンバーにもシクファミにも“これを聴かなきゃ帰れない!”という鉄板チューンが残っている。ここで「BReaKiNG SiX!!!!!!!」が飛び出したが、メンバーの声もかき消されるんじゃないかと思えるほどシクファミのコール&レスポンスの声がデカい! ものすごい一体感である。この一体感はラスト曲の「2 many fighterz」まで続き、計り知れないパワーを感じさせた。“東京ドーム、行けるかも”ーー会場にいた多くの人が感じたように思う。最後、メンバーは各々「ありがとうございました!」とシクファミに呼びかけ、一礼。メインステージ中央の扉の内側へと戻って行った。

SIXFONIA 2nd Live Tour -RAGE-

SIXFONIA 2nd Live Tour -RAGE-

終演後、ステージ上のスクリーンにはQRコードが映し出され、さらには会場出口でもQRコードを印刷したチラシが配られた。読み込んでみると、そこにはメンバーからの“感謝”が表現されていて、ほっこりさせられた次第である。ライブの本数を重ねるたびに成長していくシクフォニ。きっとこんなもんじゃないはずだ。間違いなく、この先も感動的な景色を見せてくれることだろう。また次のライブが待ち遠しくなった。


文=海江敦士

セットリスト

SIXFONIA 2nd Live Tour -RAGE-
2026.5.6 Kアリーナ

1. RAGE
2. d0gmq
3. Dive II World
4. Lodious Takt
5. オシカツ?
6. Willion(いるま)
7. 希死遠慮(暇72)
8. バグって好き(みこと)
9. FireFly(ユニット曲:雨乃こさめ、LAN、すち)
10. 六幻
11. 命辛々
12. Rondo Noire(ユニット曲:暇72、いるま、みこと)
13. ありきたり(こさめ)
14. 1HOLE(すち)
15. 夢幻恋歌(LAN)
16. J0KER×JOK3R
17. 1ST OF ACE
[ENCORE]
18. Ready!!!!!!!
19. Desperate Track
20. BReaKiNG SiX!!!!!!!
21. 2 many fighterz
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