2PM “再会の約束”の結実――巨大なドームをひとつの物語に変えた、10年ぶり東京ドーム公演を振り返る
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2PM
2PM Japan 15th Anniversary Concert “THE RETURN” in TOKYO DOME
2026.5.9 東京ドーム
2PMが日本デビュー15周年を記念して、10年ぶりとなる東京ドーム公演『2PM Japan 15th Anniversary Concert “THE RETURN” in TOKYO DOME』を開催。5月9日、10日の2日間で8万5000人を動員した。現在はソロアーティストや俳優としても活動を行っている彼らが再集結し、10年ぶりに東京ドームに戻ってきた。“THE RETURN”は単なる周年公演ではなく、2PMとHottest(2PMファンの呼称)が10年越しに交わした“再会の約束”の結実だ。8万5000人の歓声と2PMの6人の息遣い、そして15年の歴史が積み重なった楽曲たち――そのすべてが、巨大なドームをひとつの物語に変えていった。ここでは5月9日公演の模様をレポートする。
ゆったりとしたSEに乗って、ウヨン、ニックン、チャンソン、ジュンケイ、ジュノ、テギョンがいろいろな場所から1人ずつ登場。そのたびにドームから大きな歓声が上がる。6人がセンターステージに集まり、日本デビュー曲「Take off」で1人ずつマイクを繋ぐ。シンプルなトラックからサビでリズムが加わると、ファンは大きなコールの声を上げ、飛行機ダンスのポーズを決めた。MCでテギョンがこのオープニングを「現在ソロ活動をしているメンバーたちがそれぞれの場所から登場して、センターに集まり、また2PMをやるということを表現しました」と説明した。冒頭から畳み込むように、ダンスナンバーを4曲続けたが、本当に彼らが“帰ってきた”という事実だけで胸がいっぱいになるオープニングだった。
初日となった9日は、最初の挨拶が久々すぎて揃わず、やり直すというハプニングも。「ただいまー、2PMでーす」という6人の声に、東京ドームに集まったファンの大きな「おかえりー!」という声が響いた。トークはもちろん、日本語で。チャンソンの発案で、日本デビュー時の挨拶をすることに。「こう見えても末っ子、チャンソンです」と始まったが、誰かが何かを言うたびに茶々を入れてわちゃわちゃしだすスタイルは健在。なんだか、久しぶりという感じがしない。
MCの後もダンスナンバーが続き、「Beautiful」ではイスを使ったセクシーなウェーブダンスを披露。「Ultra Lover~Jam Session~Guilty Love」では、ニックン、ジュンケイ、テギョンと、チャンソン、ウヨン、ジュノが二手に別れて大型フロートでスタンド席の近くへ。「想像してみて」から「ミダレテミナ」では、70名を超えるダンサーと共に華やかなステージを作り上げた。
WOOYOUNG
JUNHO
元祖“野獣アイドル”というニックネームの2PM。トークでのわちゃわちゃぶりとは真逆の、男性美を強調したセクシーなパフォーマンスでも会場を沸かせた。中盤の「僕とまた」ではキラキラスーツで大人の魅力を発揮。そして、2PMの人気ナンバーの日本語バージョン「My House -Japanese ver.-」。「I'm your man」では、イントロから会場が白熱。ネクタイを使ったダンスやシャツをはだけてファンを熱狂させた。
JUN. K
NICHKHUN
ジュノの「体力、いい感じ?」という問いかけに、ファンが大きな声で応えて始まったトークパートでは、各人のソロでの音楽活動をフィーチャー。ウヨンは日本での初ソロ曲「R.O.S.E」を昔の映像と共に披露し、チャンソンのソロ曲「香水」では、チャンソンの歌に合わせてテギョンとニックンがモダンダンスを踊った。大きな歓声を集めたジュノのソロ曲「SAY YES」では東京ドームに大きなシンガロングの声が溢れ、ジュンケイが「NO LOVE」を歌いだすと、一瞬で客席を自分の世界に染めた。ニックンは初の自作曲「Let It Rain」を披露し、テギョンは「昔、東京ドームでやった」と言って「I LOVE U, U LOVE ME」を会場と一緒にジェスチャーを交えながら歌った。
TAECYEON
CHANSUNG
終盤は、「運命」から再びダンスチューンの応酬。「Fight」を終えると、ヘロヘロになりながらテギョンが「20代の俺たち本当に頑張ったなー」としみじみ言うと、「今回は2PMの全部を集めたセットリスト。本当ならバラードを入れて休みたいけれど、全部ダンス曲にした」と選曲について語ると、チャンソンも「体力、歴代1位!」と力を込めた。
ラストスパートは、ドラマチックな「Promise (I'll be)」から。本編の最後を飾った「Heartbeat」は、ストリングの音からテギョンの心臓を掴むアクションで大歓声が上ると、ゾンビダンス、人間ピラミッドと昔と変わらない姿を見せてファンを熱狂させた。
アンコールは小さな光に囲まれた中、ジュンケイの弾くピアノでバラード曲「離れていても」がスタート。テギョンが会場にマイクを向けると、会場からも大きな歌声が響く。2コーラス目でバンドが加わり、ラストのサビではメンバーたちがステージ中央に集まり、肩を組みながら歌った。
最後のトークでは、メンバー各人がファンに感謝を伝えた。
WOOYOUNG
ウヨン「ソロ活動の時にした『いつか6人で一緒に挨拶します』という約束を果たせました。これからもずっと6人で。今日、みなさんの愛をたくさん感じられて本当に感動しました。ありがとうございました」
JUNHO
ジュノ「またここで会えたのは奇跡。日本デビューから15年。今まで僕たちのことを愛してくださって、応援し続けてくれて、その大きい愛情にいつも感謝してます。それぞれソロ活動もあるし忙しい日々を過ごしていますが、いつも皆さんの顔を思い浮かべながら頑張ってきました。歌手として皆さんの前で踊ったり歌ったりすることも僕にとっては宝物。これからも、よろしくお願いします」
JUN. K
ジュンケイ「10年前、東京ドームで皆さんに『僕たち早く戻ってきます』と約束しました。東京ドームにまた立つことができて、本当に嬉しいです。ありがとうございます。僕はずっと言っていましたが、皆さんがいて僕たち2PMがいます。言葉で表せないくらい感謝の気持ちでいっぱいです。僕たちの音楽を愛してくれて、ずっと2PMを守ってくださって本当にありがとうございます。Hottestの皆さんは、永遠に僕の宝物です」
NICHKHUN
ニックン「皆さんの愛をいつも感じてます。15年間僕たちを愛してくれて、応援してくれて本当にありがとうございます。今日、本当に忘れられない日です。皆さんいつも元気でいてください。6人と皆さんは、また会える。ありがとうございました」
TAECYEON
テギョン「ここ東京ドームで皆さんにまた会うことができて、本当に幸せです。毎回この場所に立つと涙が出るくらい、感動します。皆さんに会えて、皆さんの前で歌って踊って、僕たちの全てを見せることができて、本当に感謝しています。僕たち20代と30代を皆さんと一緒だったから、これからの40代も一緒ですよね。50代、60代、80代まで……。僕たちもそうですけど、皆さんも怪我しないように気をつけてください。また会える日まで、健康を大事にして。また会いましょう!」
CHANSUNG
チャンソン「本当に幸せな時間でした。すごく早く過ぎちゃって…残念です。2PM、日本デビュー15周年。長い時間、僕たちを待っていてくれて、僕たちを守っていてくれてありがとうございます。ステージ上から皆さんの顔がよく見えるのですが、愛情を感じられて、元気が出ます。今日も元気にコンサートをすることができました。ありがとうございました」
「Falling in love」では、巨大なバルーンにテギョン、ニックン、ウヨン、チャンソンが乗り込み2階席の近くまで。「365」でメインステージに戻ってくると、「Hands Up」で自由に動き回り、ジュンケイのアカペラを合図に「I'll be back -Japanese ver.-」がスタート。最後までファンと一緒に楽しみながらステージを降りると、最後に東京ドームの大きなモニターに「I'll be back」の文字が映し出された。
『THE RETURN』は、6人とHottestが15年かけて作った“約束の絆”だった。10年ぶりの東京ドーム、ほぼ日本語曲で構成された特別なセットリスト、3時間を超える全力パフォーマンス――変わらない6人の絆と、変わらず待ち続けたファンとの絆。あの日、東京ドームにいた全員が、「2PMはやっぱり特別なグループだ」と再確認したはずだ。
なお、本公演は2027年1月20日に2PM LIVE Blu-ray『2PM Japan 15th Anniversary Concert “THE RETURN” in TOKYO DOME』としてリリースが決定した。
取材・文=坂本ゆかり 撮影=田中聖太郎写真事務所
セットリスト
2026.5.9 東京ドーム
1. Take Off
リリース情報
2027年1月20日(水)発売
【完全生産限定盤 (Blu-ray 2枚組)】¥16,500(税込) / ESXL-421~422
【通常盤 (Blu-ray Only)】¥10,000(税込) / ESXL-423
特設サイト:https://www.2pmjapan.com/THE_RETURN_BD