女性メインの殺陣舞台 秋田莉杏、菅原茉椰ら出演の舞台『紅哭-KURENAI-』のゲネプロ&初日会見レポートが公開

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(左から)清水順二、湯本亜美、秋田莉杏、菅原茉椰、佐藤アツヒロ

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2026年5月27日(水)東京・新宿のシアターサンモールにて、舞台『紅哭-KURENAI-』が開幕した。初日前には、公開ゲネプロ及び初日会見が同日に行われ、その模様が届いた。

本作は、信州・上田を舞台に、戦場で生き延び、生きるために刀を振った忍びの少女たち「紅哭」が宿命に立ち向かう物語。劇団東京都鈴木区を主宰する鈴木智晴による書き下ろしで、演出には名古屋を中心に独自の世界観をもった作品を創作する斎藤美七海、殺陣指導には劇団ユニット「30-DELUX」主宰で本作では蒼影役としても出演する清水順二がそれぞれ担当。主人公の霧音には、アイドルグループ「僕が見たかった青空」の秋田莉杏と昨年8月にSKE48を卒業した菅原茉椰(Wキャスト)が演じ、共演には川上千尋、水湊美緒、眞鍋杏樹、湯本亜美、市川美織、伊勢川乃亜、西井万理那、原田百嘉、根木冬馬、中村静香、清水順二、佐藤アツヒロらが務める。

舞台『紅哭-KURENAI-』舞台写真

公開ゲネプロでは秋田が霧音役を担当。オープニングから秋田、川上、水湊、眞鍋、市川、原田が演じる紅哭メンバーと霧音の師匠・紫炎役の佐藤らによる長時間の大立ち回りが繰り広げられる。手数の多さもさることながら、初めての殺陣経験が多いとは思えないようなスピード感は、驚きの一言だ。しかもこのスピード感はクライマックスまで落ちないどころか“凄み”を増していた。この物語は記憶喪失の少女・鞠の出会いをきっかけに大きく揺れる。仲間の裏切りや死、そして衝撃の真実を突きつけられる霧音の感情の変化を秋田が熱演。「女性メインの殺陣舞台」と銘打っているだけあって、殺陣はもちろんのこと、緻密に練り上げられたストーリーにも注目して欲しい。

初日会見には秋田莉杏、菅原茉椰、湯本亜美、清水順二、佐藤アツヒロが登壇。初日を迎えての感想を語った。

秋田「まずは健康的に怪我をすることなく初日を迎えられて、すごくホッとしています。私にとっては舞台も殺陣も初めて挑戦させていただくので、すごい不安が大きかったんですけど、日々キャストの皆様やスタッフの皆様といったたくさんの方に支えていただきながら今日を迎えられたので、感謝の気持ちが一番本当に大きいです。ありがとうございます。この『紅哭』という作品を、霧音として参加できることがすごく嬉しいですし、今日が初日ということで、ようやくお客様に観ていただけるので、そう思うとすごくワクワクした気持ちでいっぱいです。頑張ります!」

舞台『紅哭-KURENAI-』舞台写真

菅原「私は皆さんよりもちょっと遅れて、明日初日を迎えるのですが、今日こうして無事に誰も怪我なく初日を迎えられるというのは、すごく嬉しいことだと思いますし、逆に初日を観て、菅原も明日から自分が立つ舞台をどう活かせるのかをいろいろ考えながら、自分でもっと気合を入れて頑張っていきたいなと思いますし、ダブルキャストということで、二人同じ役をしているのですが、どこか違うところがあったりしますので、何度も観ていただける舞台を明日から皆さんにお見せできたらいいなと思っています」

湯本「本当に毎日必死に稽古をしていたので、やっと初日かという不思議な感覚です。でもそれだけみんなでこの作品と向き合ってきたので、お客様に届けられる喜びはもちろんありますし、照明や音楽、そしてお客様の熱量が入って、初めて『紅哭』という作品が完成されると思うので、早くその感覚を体感したいなと思います」

清水「今回全ての殺陣の振付指導をさせていただいております。私、30-DELUXという劇団を24年やっていまして、そこは男性メインでアクションエンターテインメントをやってきていますが、今回プロデューサーさんから若い女性メインのアクションエンターテインメントを作ってみたいというご依頼をいただいて、それは素晴らしいということで受けさせていただきました。最近は『殺陣をやりたい』という女優の子が結構多くて、今回初めて殺陣をやる方がたくさんいて、できるだけ早く僕の殺陣の基礎を伝えたいということで、3月ぐらいから殺陣の基礎稽古を始めて、ようやく長い期間かけてここまで成長しました。私自身もすごく新鮮な気持ちになれましたし、本当に若い女の子たちが、殺陣を通して逞しくなっていく姿を自分の娘の成長を見守るかのように、本当に気合が入っております。これを東京・大阪・名古屋に持っていけるよう頑張ります」

佐藤「皆さんが言った通り、本当にいろんなことがあり、そして今ここに初日を迎えたわけですが、女性メインの殺陣舞台という文化を未来に続けていくような形の第一歩として、こうして今日臨めたことが嬉しいなと思うのと、物語の作品的にも回想シーンがバンバン入ってくるという、今まであまりない殺陣舞台になっています。物語もしっかり面白く出来上がっているので、殺陣と物語の両方とも皆さんに楽しんでいただけるんじゃないかと思います」

女性メインによる殺陣が大きな見どころの一つということで、女性キャストへ「殺陣に挑戦した感想や苦労したところ」を伺った。

舞台『紅哭-KURENAI-』舞台写真

秋田は「普段全く触れることのない動きをさせていただいているので、最初はもう覚えるだけで精一杯でした。殺陣は動きを覚えるだけじゃなくて、見せ方や相手の方との間合いも大事になってくるので、最初の方はそういう部分を考えながら動いていると、セリフが飛んじゃったりして、頭の中がいっぱいになっちゃったんですけど、日々の稽古を通して、だんだん体にも馴染んできましたし、『殺陣は楽しいな』という気持ちにもなれて、すごく嬉しいです。あと私自身、強くてカッコいい女性にずっと憧れがあったので、殺陣を通して、いろいろな意味で強く逞しくなれたんじゃないかなと思います」と殺陣の楽しさをアピール。

菅原は「清水さんが不在の時に誰にアドバイスをもらったらいいんだろうと思う時が大変でした。でもそういう時には、アンサンブルの方に教えてもらったり、アツヒロさんが殺陣師になってくださったりとかして、殺陣師がいっぱいいました。初心者の目で見てもみんな成長しているというのがすごく伝わる殺陣だったので、本番になったらもっとすごい演技が見られると思います。殺陣稽古はすごく大変だったんですけど、すごく楽しかったという思い出があります」と振り返った。

湯本は「実際に本当に斬ったり殴ったりはしていないので、それをいかに当たってないけど当たっているように見せるのがすごく難しくて。清水さんがいなかった時に、アツヒロさんが私たち一人一人に丁寧に殺陣を教えてくださる日がありまして。もう師匠と弟子を超えて、「座組のお父さん」的存在で、私たちは“アツヒロ・チルドレン”として、アツヒロパパにたくさん殺陣を教えていただき、私たちはアツヒロさんに育てられました。ありがとうございます!」と感謝の言葉を送り、佐藤は照れながら「ありがとうございます、嬉しいです」と笑顔で応えたのに対して、清水は「俺が稽古にいない時に、弟子が生まれてる」と苦笑い。

舞台『紅哭-KURENAI-』舞台写真

また男性キャストに対して「稽古を通して感じた殺陣の魅力や、女性キャストが殺陣にチャレンジする姿を見て感じたことは?」という質問に、佐藤は女性キャストに殺陣を教えたことを振り返り「何を教えていたかというと、清水さんや日頃殺陣をやっている方たちには簡単なことであっても、役者の方にとってはすごく難しいことがあったりするんですよ。僕もいろいろな舞台で殺陣を教わっている時に、自分でも『ここ難しいな』というところがたくさんあったんです。今回の殺陣稽古を通じて、上級者にはわからない難しさをちょっと僕は教えていた感じで、皆さんにとって教えたことが良いことだったら良かったなと思っていたんですけど、皆さんのコメントを聞く限り、良かったです」とホッとした表情で答え、女性キャストから「良かったです、ありがとうございました!」と感謝の言葉を佐藤に送った。

全体の殺陣監修を務めた清水は「初めて彼女らと殺陣稽古していた時、本当にアクションが売りの舞台になるんだろうかと不安が実はあったんですけど、今はすごく自信を持って『女性キャストのアクション殺陣舞台』と言える作品のクオリティになっています。去年30-DELUXで佐藤アツヒロさんが主演の舞台「デスティニー」という作品で、僕が“殺陣三昧”というワードを出したら、記事の見出しになったんです。だから今回は“女子殺陣三昧”ということで、『紅哭』を取り上げていただきたいなと思いますし、これはシリーズ化を狙っていて、そのくらい相当あのクオリティを担保できております」と堂々とPRした。

舞台『紅哭-KURENAI-』舞台写真

舞台『紅哭-KURENAI-』舞台写真

舞台『紅哭-KURENAI-』舞台写真

ダブルキャストの2人に「それぞれ相手が演じる霧音の魅力」について語り、菅原は秋田が演じる霧音について「自分より若いというのもあると思うんですけど、すごく素直な子だなというのを感じる霧音ですね。役柄的には自分が持っている感情を隠しながら一生懸命生きている女の子ですけど、言葉や雰囲気において、同じセリフだったとしても、莉杏ちゃんの素直なところがすごく出ていると思いました。真っ直ぐで純粋な子というのが伝わってくる点では、自分では出せないところかなと思っていて、もうちょっと自分が若かったら素直な部分が出せたのかもしれないんですけど、霧音の感情がすごく表れている子だなと思いますし、楽しかったので、そこが自分と違うかなと思いました」と評し、秋田は菅原が演じる霧音について「私は逆に霧音の感情を隠している部分を演じる茉椰さんがすごく好きで、私は感情を隠そうとしてもどうしても出ちゃうことが多くて。そこに私自身苦戦しましたが、茉椰さんはナチュラルに演じられていて、霧音という役として生きている茉椰さんがすごくカッコいいなと思いましたし、茉椰さんは足が長くて、お顔も小さくて、そのスタイルの良さが殺陣でも伝わってきて、そういう迫力や引き込む殺陣の間でも引き込まれる魅力を持っていらっしゃるのが茉椰さんなので、全体の演技だけでなく殺陣中の演技にもすごく注目して観ていただけたらなと思いました」とそれぞれ魅力を語った。

最後に本作の見どころと注目ポイントを挙げてくれた。
秋田「霧音の感情をきっかけに動く部分も見どころの一つですけど、紅哭メンバーは過去に辛い思いをしていて、そういう気持ちを抱えながらも刀を振っているところがすごく魅力だなと思っていて、刀を振るにも、単に振っているだけじゃなくて、意味があって刀を振っているので、そういう部分をしっかり感じ取ってもらえるように、私たちも舞台で演じられたらいいなと思っているので、ぜひ何回も足を運んでいただけたら嬉しいなと思っております」

菅原「今回主演で霧音が目立っているとは思うんですけど、出てくるキャストそれぞれ一人一人が主人公だなと思うところがたくさんあるので、そこにぜひ注目していただけたらいいなと思いますし、何回観ても誰を観てもすごい楽しめる舞台だと思いますので、ぜひそこに注目していただけたら嬉しいです」

湯本「本当にここまで本格的に女性がメインとなった殺陣の作品はなかったと思うので、“女の子でもこんなに戦えるんだぞ”というのをしっかり積極的にアピールしていきたいですし、私は刀を二本使って“二刀流”で戦ったり、あとルービックキューブのように立体的でダイナミックに戦うシーンもあるので、ぜひ注目して欲しいなと思います。あとは観てくださるお客様の心に爪痕が残るような熱い作品になっていると思うので、ぜひ私たちの熱量をそのまま感じ取っていただければ嬉しいです」

舞台『紅哭-KURENAI-』舞台写真

舞台『紅哭-KURENAI-』舞台写真

舞台『紅哭-KURENAI-』舞台写真

清水「いろいろな売りがあるんですけど、殺陣に関しては「女子殺陣三昧」と言い切ります! あと主演が二人いることで、お稽古もいろいろな意味で大変だったんですけれども、この二人の霧音の違いを我々は体感しながらやっていました。秋田さんの真っ直ぐな純粋な霧音と、菅原さんのいろいろなものを背負って常に葛藤しているちょっと大人な霧音の二人がいて、この違いをぜひ観ていただきたいし、演出には斎藤美七海という名古屋のアクションエンターテインメントをやっている劇団の女性演出家が作っています。脚本の鈴木智晴さんは男性ですけど、僕と佐藤アツヒロくんのベテランが支えながら、若手のアンサンブルを含め、世代を超えてこの作品に挑戦しています。女性演出家で、主役が二人いて、女子殺陣三昧。この辺のところを注目していただきたいです」

佐藤「僕はエンタメが好きで、オープニングやエンディングでワクワクやドキドキをしたい人でして、今回のオープニングがめちゃめちゃドキドキするし、ワクワクするし、エンディングも「おおー!」という感じがいいんですよ。それと日本刀で殺陣をやることがあまり多くないですが、今回大殺陣がありますし、オープニングやエンディングも含めエンタメになっていて最高に楽しいです」と答えた。

舞台『紅哭-KURENAI-』は5月31日(日)まで東京公演が行われた。そして6月5日(金)よりABCホールにて大阪公演、6月19日(金)より中川文化小劇場にて愛知公演がそれぞれ上演。

公演情報

舞台『紅哭-KURENAI-』
 
脚本:鈴木智晴(劇団東京都鈴木区)
演出:斎藤美七海(劇団☆龍(Dragon)童子)
 
■出演
秋田莉杏(Wキャスト)、菅原茉椰(Wキャスト)/川上千尋、水湊美緒、眞鍋杏樹、湯本亜美/市川美織/伊勢川乃亜、西井万理那、原田百嘉、根木冬馬/中村静香/清水順二/佐藤アツヒロ
<アンサンブル>永易大空、大谷翔吾、華月れい、長岡心菜、佐藤華江
 
■公演日程
東京:2026年5月27日(水)~31日(日)
27日(水)18:30(★)
28日(木)18:30(☆)
29日(金)14:00(★)/18:30(☆)
30日(土)13:30(★)/18:00(★)
31日(日)12:00(☆)/16:30(★)
 
大阪:2026年6月5日(金)~7日(日)
5日(金)18:30(★)
6日(土)13:30(★)/18:00(★)
7日(日)13:30(★)
 
愛知:2026年6月19日(金)~21日(日)
19日(金)18:30(☆)
20日(土)13:30(☆)/18:00(☆)
21日(日)13:30(☆)
★・・・秋田莉杏
☆・・・菅原茉椰
各都市ともにロビー開場は開演の60分前、客席開場は開演の45分前となります。
上演時間は、公演時期が近づきましたら公式サイトにて発表します。
 
■会場
〈東京公演〉
シアターサンモール
 
〈大阪公演〉
ABCホール
※駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。
 
〈愛知公演〉
中川文化小劇場

 (全席指定・税込)
東京・愛知 S席11,000円/A席9,900円
大阪 一般 11,000円
※未就学児童の観劇不可
※車椅子でご来場されるお客さまは、購入後にお名前・ご観劇回・座席番号をご観劇日の前々日までに stage.contact55@gmail.com までお知らせください。
 
公式X:https://x.com/kurenai2026
公演公式サイト:https://kurenai-stage.com
お問合せ:stage.contact55@gmail.com
 
主催:舞台「紅哭-KURENAI-」製作委員会
愛知公演共催:(公財)名古屋市文化振興事業団[中川文化小劇場]
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