【対談】Am Amp×ASH DA HERO 接点がないようで実は相思相愛!? 初の対バンを前に両者の関係を深堀
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Am Amp×ASH DA HERO 撮影=大橋祐希
5月31日、突然YouTubeで新曲「ハートに安全ピンを刺して」のミュージックビデオを公開。第2期の始動と、8月3日に東京・Spotify O-WESTにてバンド結成3周年を祝うワンマンライブ『Am Amp再始動 Here we (Am).』を開催することを発表し即日ソールドアウト。8月14日に緊急!!追加公演をShibuya WWW Xにて行うことを発表したAm Amp(アムアンプ)。その彼らが、8月から東京・新宿LOFTにて、3カ月連続でゲストを招いて対バンライブ『Here we (Am). VS. SERIES @新宿LOFT』を開催する。
その第1回目となる8月28日のゲストに彼らが迎えたのは、国内外問わず活動の幅を広げているライブの強者・ASH DA HERO(アッシュ・ダ・ヒーロー/以下、ADH)。ここでは、その対バンの前に、Am AmpのSugar(Vo)と矢沢もとはる(Ba)、ADHからASH(Vo)とSato(Ba)を迎えて対談を実施。東京発オルタナティブバンドのAm Ampと、令和最強のミクスチャーバンドのADH。接点がないように思えた2バンドだが、Sugarは昔からADHの大ファンで、矢沢とSatoはヴィジュアル系界隈でつながっていて交流があり、対談は大盛り上がり! 対バンよりも先に、彼らの熱いトークをお届けしよう。
――まずは自己紹介から始めましょうか。
ASH:ASH DA HEROのボーカル、ASHです。よろしくお願いします。
Sato:ベースのSatoです。よろしくお願いします。
Sugar:Am Ampのボーカル、Sugarです。
矢沢もとはる:Am Ampのベース、矢沢もとはるです。よろしくお願いします。
ASH:(Sugarを見て)俺、なんて呼べばいいかな? Sugar君?
Sugar:で、お願いします。本名は須賀(京介)っていうんですけど、5月31日からSugarになりました。
――改名したばかりなんですよね。
ASH:じゃあSugar君でいいね。
Sugar:初めて呼んでくれた先輩っす!
矢沢:先輩に限らず、地球上で初めて「Sugar君」と呼んでくれた人です。まだ我々すら呼んでないですから。
L⇒R:Sugar(Am Amp)、ASH(ASH DA HERO)
■楽屋に押しかけて挨拶をさせて頂いたときは言えなかったんですけど、じつは、めちゃくちゃキッズだったんです!(Sugar)
――そんなAm Ampは再始動とともに、8月から3カ月連続で新宿LOFTで対バンシリーズ『Here we (Am).VS SERIES』を開催。その記念すべき第1回目のゲストにADHを選んだ理由から聞かせてもらえますか?
Sugar:一番最初にオファーさせてもらったんですけど。歴史を辿ると、僕は(ソロプロジェクト時代の)ASH DA HEROさんを学生の頃から認知していまして。
ASH:そうなんだ!
Sugar:はい。HYDEさんのVAMPS経由で“とんでもない人が出てきた”というのを知って、何度もライブを観に行ってたんですよ。
ASH:え、嬉しいなぁ。
Sugar:この間、楽屋に押しかけて挨拶をさせて頂いたとき、さすがにこの話をすると“スゲぇ気持ち悪いヤツだな”と思われるかなと思って言えなかったんですけど。じつは、めちゃくちゃキッズだったんですよ! そういう僕の熱い思いがあって、ご一緒できないかなと思って声をかけさせて頂きました。というのが、今回のいきさつです。
ASH:そうなんだ。それはめちゃくちゃ嬉しい。ありがとうございます。
Sugar:実現するとは思ってなかったので、僕は本当に“嬉しい!”しかないんですけど(笑)。しかも、フェスとかイベントではなくて、ツーマンじゃないですか? 本当に本当に嬉しくて。覚悟して挑まなければと思っている次第です。
ASH:俺は逆に、SNSとかでよく見てたからね。結構こまめにいろんなものをチェックするタイプなんだけど、そのなかで自分のアンテナにひっかかってきて。存在は結構チェックしてたのよ。めちゃくちゃ男臭いライブしてんな、熱いライブしてんなって思ってたし。
Sugar・矢沢:ありがとうございます。
ASH(ASH DA HERO:Vo)
ASH:SNSすごい頑張ってるじゃん? YouTubeのショート動画ってこうやって出せばいいんだって、逆に俺、リファレンスとしてめっちゃ参考にさせてもらってたからね。ウチのバンドでいったらSato君とか。こうやってフォーカスして動画出していくといいんだって、僕はAm Ampをお手本にさせてもらってた側だから。まさかね、そのバンドが僕らのことを認知してくれてたってことが嬉しいよ。
矢沢:相思相愛ですね。
ASH:本当にそう。だから、こっちはこっちで、オファーもらったとき、Am Ampは独自のシーンで活動してるから「え、あのAm Ampが?」、「なんで俺らのこと知ってんだろう?」って思ったの。シーンが違うから。だから、今日こういう対談の場を設けていただいたことで、さっきの話でその謎が紐解けました。呼んでもらってめちゃくちゃ光栄です。
Sugar:まじっすか?? めちゃくちゃ嬉しいです。
ASH:決めるのも早かったもんね?
Sato:そうだね。
ASH:この話が共有されてから、「あのAm Amp? 知ってるよ。俺、めっちゃチェックしてるし。やろうよ」みたいな感じでした。
■Satoさんに同じ系譜、キャリアの同士感を感じていたんです。ヴィジュアル系に対してのリスペクトがあり、アイデンティティーがあり、香りを残している。(矢沢)
――矢沢さんはASH DA HEROのことはご存じだったのですか?
矢沢:もちろん存じ上げておりまして。はい。僕はASHさんとは面識はなかったんですが、Satoさんとは面識がありまして。元々、僕はヴィジュアル系というシーンからいまのロックバンド、Am Ampを組んだので、勝手にSatoさんにも同じ系譜、キャリアの同士感を感じていたんです。こちらが勝手にですけどね。ヴィジュアルシーンから出てみたら、その香りを残しながらロックバンドをやる方って、意外と見当たらなくて。
ASH:V系をちゃんと背負いながらやってる人が少ないってことか。
矢沢:はい。ヴィジュアル系に対してのリスペクトがありつつ、アイデンティティーがありつつ、という香りを残している方があんまりいなくて。逆に、完全に消し去ってる方はいっぱいいるんです。そういうなかで、SatoさんにはSatoさんが発するオリジナリティーとかアイデンティティーに、僕はすごく近いものを勝手にですけど、遠距離で感じていまして。縁があって、その距離が縮まってからは、一緒にお食事をさせてもらったりしたんです。
Sato:タコス食べたね(笑顔)。
ASH:えっ、そうなの?
Sato:あと焼き肉も食べに行った。
ASH:めっちゃ仲いいじゃん!
Sato:家が近所だった時期があって。
矢沢もとはる(Am Amp:Ba)
矢沢:僕の家から歩いて1分ぐらいのところにSatoさんが住まわれてたんですよ。
Sato:同じミュージシャンで一番近所に住んでいる人だってなって、じゃあ会おうって。
ASH:そこのエリアはあれなの? 行政が元V系のベーシストが住むエリアって決めた特区なの?(笑)
Sato・矢沢:いやいやいや(笑)。
Sato:近所だったのはすごい偶然。
ASH:言われてみれば、大きなフォルダーで分けると、すごい似たようなフォルダーに入る2人だと思うんだけど。
Sugar:いやホント、おっしゃる通りだと思います。
Sato:お互いV系のシーンにいたとはいえ、対バンはしたことがなくて。大きなサーキットライブでニアミスしたぐらいなんですよ。
ASH:じゃあ同時期にV系シーンにいたってこと?
Sato(ASH DA HERO:Ba)
Sato:そう。僕がサポートでV系のシンガーのバックとかやってるときに、もとはる君はマイナス人生オーケストラにいて。対バンでやったことは1度もないよね?
矢沢:そうですね。
Sato:そこから、V系のルーツを色濃く持ったまま、僕はASHと出会って。いまはミクスチャーロックバンドをやってるんだけど。それこそ、男子校のようなね。
ASH:いや。工業高校だね。ウチは。
一同:(笑)。
Sato:もとはる君はAm Ampをやりだして、自分を素材として見せていく見せ方がもう唯一無二な訳ですよ。オンリーワンなんです。V系出身ではあるんだけど、このAm Ampにいるからこそ、それがめちゃくちゃ面白いと思った。僕もそういうところは、数少ないシンパシーを感じる人だなと思ってました。
■ダサいことをやる先輩は、全然パンクに思えなかった。でも、上からのとてつもない不条理を受けてきたからこそ、打たれ強くはなったね。(ASH)
――こちらも相思相愛。ところで、Sugarさんはキッズ時代から観ていたASHさんに実際に会ってみての印象は?
Sugar:正直なこと言っていいですか? ASHさんのことはコワかったんですよ。
矢沢:前に楽屋に挨拶しに行くときも、ビクビクして行きましたもんね。
Sugar:そう。「大丈夫かな?」って。ちょうどその日、新曲のミュージックビデオの撮影を地方でやってて、その足でASH DA HEROさんのライブに向かったんですけど、間に合わなくて。間に合わなかったけど挨拶だけでもさせていただきたいとお願いして、楽屋のドアを叩いたんですが。そのときは「間に合ってねぇのかよ!」ってぶっ飛ばされる覚悟でドアをノックしましたから。
ASH:すげぇイメージ(笑)。なんでそんなイメージがついたんだろう。
Sato:目じゃない? 目力があるから。
ASH:そっか。でも、マジで言われるんすよ。「怖そう」って。全然そんなことないのに。
Sugar:そうなんですよ! お会いしてみたら、優しすぎて逆にくらっちゃいましたから。こんなに優しい人なんだって。
矢沢:ライブの前に直にお会いして、僕らとしてはそれが分かって良かったよね。
Sugar:そうそう。遠目だとね、ちょっと。
ASH:「ぶん殴られるかと思った」とか「シメられるかと思った」とか。どこで尾ひれが付いてそんな伝説のヤンキーみたいなイメージになったのか。
矢沢:バンド界隈ではそんなイメージだと思いますよ。でもお会いしてみたらめちゃくちゃ優しい方で。全然大丈夫でした。昔はどついたりしてたんですか?
ASH:してないです(笑)。どつかれたりはしたけどね。
Sugar:やっぱそうなんですね。
ASH:そういうシーン。体育会系のシーンにいたから。俺はそういうダサいことをやる先輩は、全然パンクに思えなかったの。年下の弱い者いじめするヤツがステージに立ったら「パンク最高!」とか言ってるのは、「バカじゃね?」って思ってたから。俺は絶対そういうことはしないって思ってた。
Sugar:じゃあASHさんが終わらせたんですか? その風潮を。
ASH:そんな、俺がその時代の主人公みたいになってるけど(笑)。俺はそういうことはやんなかっただけ。でも、上からのとてつもない不条理を受けてきたからこそ、打たれ強くはなったね。
Sugar(Am Amp:Vo)
■ドラムが脱退するにあたってもう解散かって何度も話し合ったんですけど、やはり居場所はここにしかないって。第2期は2人で一つ、2人でバンドの一つのシンボルになろうという思いでこの体制になりました。(Sugar)
――バンドもバンドで、強くなるタイミングってあると思うんですね。ASH DA HEROはバンド体制になったあと、2024年にギタリストが脱退してギターレスのミクスチャーバンドという形を選択して現体制へ。Am Ampは昨年ドラムが脱退して、2人を前面に押し出すという選択から現体制が誕生した訳ですが。メンバー脱退というマイナス要素を、お互いどんな考え方でバンドの強みに変換していったのか。そこを聞いてみたいのですが。
ASH:Am Ampはドラムが脱退するっていうことが一つのきっかけとなって、この体制になったの?
矢沢:そうですね。ターニングポイントになりました。
ASH:つまり、いまは“新生Am Amp”ってことだ。
Sugar:そうです。第1期、第2期という言い方なんですけど、僕らからはいまは第2期ということを発信しています。
――Am Ampの第1期は4人編成だったんですよね?
Sugar:そうですね。ドラムが脱退するにあたって、正直もう解散かっていう話がミーティング中に出るぐらい、何度も話し合ったんですけど。やはり居場所はもうここにしかないっていうのは明確にあったので、最終的に続けることにしました。それで、自分が一番最初に目指したバンドマン、ロックスターの理想像を思い浮かべたとき、やっぱり“シンボル”にならなきゃって思ったので、第2期は2人で一つ。彼(矢沢)も相当個性的だし、自分も一旦過去は全部精算して、名前をSugarに改名して。2人でバンドの一つのシンボルになろうという思いでこの体制になりました。
――それにしても、振り切りましたよね?
Sugar:はい。
矢沢:ちなみに、JHON(Gt)はメンバーではなくなるんですけど、クリエイティブの中心としてバンドにはいてくれて、ライブではいままで通りステージにも立つんです。だから、僕たち2人が前に出て、サッカーで言ったらオフェンスで点を取ってく役目。JHONはゴールキーパーとしてしっかり守ってくれるっていう感じですかね。レーベルスタッフも含め、このチームで誰がどこに完全集中するかっていうので、いまの体制を決めた感じです。
ASH:なるほどね。海外のロックバンドっぽくていいね、その感じ。パニック!アット・ザ・ディスコ(Panic! at the Disco)とかそうじゃん。グリーン・デイ(Green Day)もブリング・ミー・ザ・ホライズン(Bring Me the Horizon)もチームみたいなバンドだから。じつはすごく最先端をいってるバンドの形なのかも知れないね。だから、ファンの人たちは時代の先を行ってる2人なんだから、この時代感覚を共有しながら、第2期を一緒に闘っていく同士になっていってあげるといいんじゃないかなって思うけどね、俺は。
Sugar・矢沢:ありがとうございます。
L⇒R:Sato(ASH DA HERO)、矢沢もとはる(Am Amp)
■考える暇がないぐらいスケジュールがめっちゃつまってた。とにかくこの4人で嵐を乗り越えるしかないって。止まらず走ってたら強くなったって感じだよね。(ASH)
矢沢:それで言うと、ギターが脱退されたときの立て直しは、どんな話し合いを経て、いまの体制に着地された感じだったんですか?
ASH:最初はギタリストを入れようかって話も出たんだよね。だけど、脱退した彼の代わりになるギタリストを考えたとき、誰からも出てこなかったんだよね。じゃあ、残ったメンバーでどういう音を作っていけるのかって、そこにシフトしていった感じ。
矢沢:自然といまの形になっていったんですか?
ASH:考える暇がないぐらいスケジュールがめっちゃつまってたのよ。ギターが抜けた体制で闘わなくちゃいけないライブが目の前に差し迫ってて。しかも、フェスだったり海外公演だったり、アウェイゲームばかりだったの。だから、とにかくこの4人でこの嵐を乗り越えるしかないっていうので、寝ずにスタジオに入って。なんかいい方法はねえのか? って模索してた。そのときはDJのDhalsimとSato君がサウンドの面で色々試行錯誤して、俺は俺で4人でやる曲を試行錯誤しながら作ってた。そうやってだんだん4人がぎゅっとなっていって、気づいたら新体制っていう言葉を俺らも使わなくなったって感じかな。止まらず走ってたら強くなったって感じだよね。だから、バンドメンバー脱退とかで悩んでる人とかいたらさ、もうロックやったりバンドやったりする時点からお前ら普通に浮世離れしてる馬鹿どもなんだから、うじうじ考えないで、とりあえず迷わず突き進んでみりゃいいじゃんって言いたい。俺たちはそれを体現していきたいよね。
矢沢:ほほ~。そうでしたか。……って、すいません。僕が司会進行役みたいにトーク回してしまって(苦笑)。
――大丈夫ですよ。これも、時代の最先端をいく対談のスタイルということで。
Sugar:見た目だけじゃなく、キャラも他にはいない、まったく新しいタイプなんですよ。彼は。
ASH:それは、ウチのSato君もそうだね。
矢沢・Sato:ありがとうございます。
矢沢:僕も、僕みたいな人と出会ったことがないんですが、そのなかで唯一、Satoさんはシンパシーを感じましたからね。
■自分がガソリンの匂いを面白がってテイスティングするような感性をもっててよかった。4人体制で新しい形に舵を切ったときも、メンバーとスタッフが僕に与えてくれたチャンスだと思って燃えることができたんです。(Sato)
ASH:ちなみにさ、ガソリンの匂い好き?
矢沢:ええ。好きです!
ASH:ほらきた! ツアー中に、スタンドに寄ってガソリンを入れるときに、彼(Sato)はわざわざ窓を開けて、テイスティングをする訳よ。ガソリンの匂いを。一緒のフォルダー入りだわ(笑)。
矢沢:光栄です!
ASH:変態ベーシストのね(笑)。
矢沢:本当に、同じ香りを勝手に感じてたので、個人的にご飯を食べに行かせていただくとかではなく、いつかAm Ampとして混ざれる機会がないか。お互いが誇りをもって、ステージで勝負を仕掛けて戦えたらなというのは思っていたので、今回お声かけして、それが叶って、本当に嬉しいです。
Sato:でもね、よく考えたら、もとはる君との縁をいただいたのは、ASH DA HEROのメイクのさんの繋がりなんですよ。
ASH:え、そうなの?
Sugar:元々は僕が舞台をやってる頃に現場で知り合って。僕らはロックの現場はなにも知らなかったから、すべてはそのメイクさんの紹介から始まったんですよ。
ASH:そうだったんだ。ある意味、同じ雑誌のなかにいて、それぞれの物語が紆余曲折あって、ここでそれがクロスした感じだね。
――それでは、2人はASH DA HEROの音楽、どんな風に感じてらっしゃいますか?
矢沢:Satoさんは4人になったタイミングから、ギターっぽいベースに挑戦されたり、かなりのスタイルチェンジをされてて。
Sato:そうだね。自分が思うベーシスト像みたいなものから、相当かけ離れたところまでね。それは、ガソリンと一緒で面白いなと思ったからで。
ASH:そこ、ガソリンに戻っていくんだ(笑)。
Sato:そう。自分がガソリンの匂いを面白がってテイスティングするような感性をもっててよかったなって思う。だから、4人体制で新しい形に舵を切ったときも、これはバンドのメンバーとスタッフが僕に与えてくれたチャンスだと思って燃えることができたんです。
ASH:そもそもがストライカー向きなのよ、彼は。性格的にも。パブリックなイメージでは控えめな感じがあったと思うんだけど、じつは、ウチのメンバーのなかでもっとも思考もアティテュードもパンキッシュ。だから、そういうことができたんだと思う。
矢沢:なるほど。最新曲「BELIEVERS」も聴かせていただいたんですが、唐突なブレイクが入るじゃないですか。その所々に入ってるスクラッチの音、その差し込み方とかが普通のバンドと違ってて、面白いなと思いました。
Sato:ありがとうございます。僕は初期の曲から聴かせてもらってて、活動休止前の第1期ラストライブも観に行ってたんですよ。そこから最新曲「ハートに安全ピンを刺して」だったので、元々持っていた強い癖が、より前面に押し出されているなと思いました。2人の個性と、あとは、もとはる君の非常に凶暴なベースリフね。
Sugar:ベースから始まりますからね。
Sato:それが非常に暴力的で。なんだけど、楽曲のなかでは暴力的なのにエレガントに聴こえる。それが、彼のスタイルなんですよね。
ASH:ミュージックビデオは、視覚的にも彼らが第2期Am Ampとして覚悟を決めたっていうのがすごく分かるものに仕上がってると思った。ベースから始まるところもそうだし、今日の対談のなかで出てきた、2トップ、2人でオフェンスにいくフォーメーションが、構図として伝わってくる映像になってたね。楽曲も、ベーシストとボーカリストの2人組ロックバンド。それが象徴されてる楽曲だなと思った。俺たちこれでいくからついて来いよ、ってことだよね。この曲は。
矢沢:はい。新しい名刺です。
ASH:ライブがより楽しみになった。
Sugar:まだライブでは1回もやってないんで、楽しみですね、反応が。僕はASH DA HEROさんを知ったのは10年以上前で、最初のアルバムから全部聴いてるんですど。日本におけるミクスチャーロックとして、毎回いろんなチャレンジを繰り返してて、アルバムによって全部色が違うんですよ。「BELIEVERS」をサウンドプロデュースされていたRyo’LEFTY’MIyataさんは、さっきのヘアメイクさんに続いて、僕らとも関わりのある方でもあり。
ASH:そっかそっか。いろいろつなりがあるね。
Sugar:そうなんです。なので、新曲のストリングスはレフティさんの色も感じつつ。僕は曲を聴いた感覚を色で捉えちゃうんですけど。「BELIEVERS」は、最初は緑だったり青い感触なんですけど、サビで開けるところは、いきなり情熱的な赤色になる。そういったところでくらった感じです。あと「Judgement」(2023年2月発売シングル)は僕が大好きな曲の1曲なんすけど。こんなにも時代ごとに、タイアップごとに多面的なアプローチができるミクスチャーバンドって日本にはいないと思うので、毎回どんなアプローチのサウンドが出てくるのか、めちゃくちゃ楽しみなバンドです。
ASH:嬉しい! ありがとうございます。
■楽しみすぎて、本当に嬉しい気持ちがこぼれちゃってる。(Sugar)
■“VS SERIES”なんでやるからにはフルボッコにしたいと思います!(ASH)
――8月28日に開催するツーマンがますます楽しみになってきましたね。
ASH:今日話してたら、お互いのファン、たぶんAm AmpのファンはASH DA HEROのライブは好きだと思うし、ウチのファンも絶対Am Ampのステージは好きで、溶け合えるような気がしました。俺たちはこの対談でグルーヴができたけど、ステージに立ったらもっとすごいグルーヴが生まれると思う。それはお客さんに伝播するから、フロアですごくいい化学反応が起こると確信してます。相当いいフロアになるんじゃないかな。
Sugar:まず、僕はいま、10年以上前から見てきた人といまこうして対話してる訳です。さらに、8月28日には、まだまだ共演できるなんて思ってもいなかったASH DA HEROさんとステージで対バンするんです。続けていれば、こういう風に夢は叶う。その成功体験を、この対談、当日のライブを通してまずお客さんに伝えたいです。そうして、Am Ampのファンのみんなには、ASH DA HEROは我々Am Ampがカッコいいと言ってる人たちだから、絶対一緒になって熱狂して、その熱や我々の嬉しさを共有してもらいたいなと思います。
ASH:それでね、みんなが最終的に笑顔になって帰ってもらうのがステージに立つ俺らの役目だから。そういうライブになると思うよ。
――10年以上見てきたASH DA HEROとの対バン。SugarさんはASHさんと一緒に歌ってみたいとか、あるんじゃないですか?
Sugar:いいんですかね。そんなお願いをしても。
ASH:ウチは全然構わないよ。やりましょう。
Sugar:そこは別途相談させていただいてもよろしいでしょうか?
ASH:もちろん!
矢沢:じゃあ僕とSatoさんはメガネと天狗のお面を交換して。
ASH:それはどうだろう。お互いのシンボルだからやめた方がいいよ。
矢沢:じゃあ、こっちはこっちでちょっと。
Sato:別途相談しましょう。
Sugar:いまから楽しみすぎて、本当に嬉しいって気持ちがめちゃくちゃこぼれちゃってるんですけど。
ASH:でもね、“VS SERIES”なんで、やるからにはフルボッコにしたいと思います!
Sugar:覚悟して挑ませていただきます!
取材・文=東條祥恵 撮影=大橋祐希
Am Amp情報
EP 『Here we(Am).』
2026年7月26日配信)
Am Amp再始動 Here we (Am).
2026年8月3日 Spotify O-WEST
※ 3rd annivarsary one man(フリーライブ)【Sold out】
追加公演
2026年8月14日 Shibuya WWW X
※ 3rd annivarsary one man(フリーライブ)
Here we (Am). VS. SERIES @新宿LOFT
2026年8月28日: w/ ASH DA HERO
2026年9月24日: w/ '97,Kids / Earthists.
2026年10月15日: w/ Embers / MAQIA
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イープラス https://eplus.jp/amamp/
ASH DA HERO情報
「BELIEVERS」
2026年5月27日発売
【初回限定盤】CD+DVD ¥7,150
【通常盤】CD ONLY ¥2,200