【対談】Am Amp×'97, Kids 真逆にあるような2バンドが“陸の孤島”感で激しく共鳴した対談公開

2026.7.19
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Am Amp×'97, Kids 撮影=菊池貴裕

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Sugar(Vo)と矢沢もとはる(Ba)という新体制で再始動したAm Amp(アムアンプ)が絶好調だ。YouTubeで新曲「ハートに安全ピンを刺して」を公開するや否や、この映像が大きな話題となり、8月3日に東京・Spotify O-WESTで開催する再始動後初&活動3周年を記念して開催するワンマンライブ『Am Amp再始動 Here we (Am).』に続き、急遽発表された8月14日 Shibuya WWW Xでの追加公演もソールドアウト。この勢いのまま、彼らは8月から『Here we (Am). VS. SERIES @新宿LOFT』と題したイベントを新宿ロフトでマンスリー開催する。8月28日のASH DA HEROに続いて、9月24日は'97, Kids(ナインティーセブンキッズ。略称:キューナナ)とEarthists.(アーシスツ)、10月15日には Embers(エンバーズ)とMAQIA(マキア)を迎えてガチンコ勝負を行なう彼ら。ここでは、そのなかから'97, Kidsの¿?shimon(Vo)、Taisei Kino(Gt&Vo)、マイキ(Dr)の3人と対談を実施。お互い、音楽性もルックスも真逆にあるようなこの2バンドが、対談では“陸の孤島”感で激しく共鳴。さらにAm Amp「ハートに安全ピンを刺して」のミュージックビデオについて思わぬ盛り上がりを見せた2組の対談をお届けする。

――まずはキューナナさんのほうから自己紹介からお願いします。

Taisei:'97, Kidsのギター&ボーカル、Taiseiです。歌ってるときよりも、しゃべる声のほうがさらに高いんで、いろんな人から「楽しい声だね」って言われます。

¿?shimon:ボーカルの¿?shimonです。

――Taiseiさんと違って、声量が控えめ。

Taisei:しゃべる声がちっちゃいんです。

マイキ:ドラムのマイキです。よろしくお願いします。

――2組は、今回が初顔合わせなんですよね?

Sugar:いえ。ライブに2回行かせてもらってます。青山でやってた対バンイベントを観に行ったときが初対面でしたね。そのときは撮影があったからフルメイクで、すげぇ張り切ったヴィジュアルだったと思うんですが。

矢沢もとはる:普段からああいう訳ではないです。決して。

Taisei:普段から徹底してるのかなと思ってました。

マイキ:撮影後、いち早く帰りたいはずなのに、来ていただけて嬉しかったです。

Sugar:そのあと、ロフトには僕とスタッフでお伺いさせて頂いたんですよ。

マイキ:ライブをしてるときから(Am Ampが)目立ってて。

――高身長ですからね。

マイキ:いや。それだけじゃなくて。なんかそこだけ光ってるんですよ。照明もあたってないのに。

矢沢:見えてたんですか?

マイキ:見えますよ~。もう気になって仕方なかったですもん。

Sugar:ノイズになっちゃいました?

マイキ:いやいやいや。同じ演者さんだし、ちゃんとカッコいいところ見せないとって、こっちは気合いが入りました!

矢沢:僕らが行った日は、張り切ってやっていただいた感じなんですか?

マイキ:張り切ってないときはないんですけど。そこから、やっぱさらに張り切った感じですね。

矢沢:ステージから人に見られる機会はなかなかないので。たしかに180cm超えの男たちですけど、どれぐらい目立ってたのか分らなかったんですよね。

マイキ:いやいや。もぉそこにいるだけで目立ちますから。

¿?shimon:ロフトに来てくれたときも、上手側にいらっしゃったんですけど。

Sugar:はい。 ¿?shimon君の真ん前のところに僕はいましたね。

¿?shimon:僕がTaiseiと入れ替わったときに「あれ、いる!」と思って。

マイキ:僕は、Am Ampのこと、個人的に前から知ってたんですよ。

――そうなんですか?

マイキ:はい。TikTokでめっちゃ有名じゃないですか。ベースの動画。あれが回ってきて知ったんですけど。僕は最初、AIだと思ってたんですね。マンガから出てきた人間すぎて。そしたら、いたんですよ。本物が。

一同:(笑)。

マイキ:だから、ライブに来て下さったときは「本物いるんだ!」ってなりました。

矢沢:すいません。お騒がせして(照笑)。

 

マイキ:TikTokもそうだけど、いまはYouTube、めっちゃ盛り上がってるじゃないですか! 新曲(「ハートに安全ピンを刺して」)のコメント欄が。

Sugar:予期せぬ形で、僕らも、こんなに気に入っていただけるんだ!?という感じでした。

マイキ:そのコメント欄でも見かけたんですけど。これはレーベルが仕掛けたドッキリで、と思ってたら、実際に本人がいらっしゃって。2人とも見た目がマンガ過ぎ!

矢沢:知っていただけてたというだけで嬉しいですね。

■まったく面識がないときに、例えば自分が狙ってる女の子にこの2人が「久しぶり!」って声かけてきたらめっちゃ嫌ですもん。こんな怖そうな友達おるんやって(笑)。(マイキ)

Taisei:最初に楽屋に挨拶に来てくれたとき、めっちゃバチバチイケイケのお兄さんで。僕はライブ後だったのでパンツ一丁姿で申し訳なかったっていうのが初の出会いです。

Sugar:めっちゃいい身体してるんですよ! ミュージックビデオでも見られるんですけど。

矢沢:素敵なお身体ですよね。胸のあたりが特に。

Taisei:そう言っていただけて嬉しいです。

マイキ:こうやって話してると柔らかい方々だからいいんですけど。まったく面識がないとき、例えば、バーとか行って、自分が狙ってる女の子がいたとするじゃないですか? その女の子に声かけてたら、「おぉー、久しぶり!」って、2人がその子のところにきたら、めっちゃ嫌ですもんね。「うわっ、こんな怖そうな友達おるんや」って。

――わはははっ。

Taisei:小声で女の子にすぐ確認するもんね。「この人、知り合い?」って。だから、楽屋でお会いしたときは本当にびっくりしたんすよ! 身長デカい上に美形すぎて。2人とも。今回のお話しをいただいた後、僕も映像を見てたんですけど。もうね、映像のなかのまんまなんですよ。だから、そんな2人と並ぶのはすごく嫌だなって思いました。僕はちんちくりんなので。

矢沢:でも、ボディがありますから!

Taisei:当日は、このボディで闘おうと思います。インパクトや美しさでは勝てないんで。もうそうなったらパンツ一丁で闘うしかない! 当日は勝負パンツ、用意して行きます。

矢沢:それはそれで美しいです。

――¿?shimonさんは実際に会ってみて、どんな印象を持たれましたか?

¿?shimon:見た目に反して、すごい腰が低い方だなと思いました。バンドマンって、そうじゃない人の方が多いんですよ。「初めまして」のときとか、みんなちょっと尖ってて、敵対心を出してくるんですけど。2人は最初からそういうものがなかったんですよね。

Taisei:「初めまして、よろしくお願いします」って、背がデカいのに、ちゃんとかがんで挨拶をしてくれました。

Am Amp

――Am Ampは'97, Kidsと会ってみての印象は?

Sugar:僕は以前からYouTubeをはじめ、SNSをめちゃくちゃ見てて。マイキ君のYouTubeの「初見でドラム叩いてみた」シリーズとかほぼ見てまして。そこから、マイキ君がドラムをやってるバンドっていうのでキューナナのミュージックビデオは全部見てたんですね。だから、新体制になって。分んないけど、声かけるだけはタダだからっていうので声をかけさせていただいたら、出て下さることになって。「マジか! これは挨拶に行くしかない」っていうのでライブに行かせてもらったんですよ。そうした、キューナナさんは動画のまんまの人柄で、マジで一緒だなと思いました。表裏なく、まんまの人たちでした。

矢沢:YouTubeでマイキさんは見させていただいてまして。ただ、バンドに関してはお声かけして、ライブを観に行くときは、意識して前情報を入れないで行かせていただいたんですよ。初めて観たときは、YouTuberと俺たちは違うぞ、ちゃんとスピリットがあるんだぞ、みたいな気を感じました。YouTube活動とは違うキューナナとしてのポリシーと、あと、バンドとしての熱量をすごく感じたんですよ。このメンバーとこの音楽とこのフロアのお客さんみんなで行くぞっていう熱量がすごくて。俺たちはYouTuberじゃないんだぞ、キューナナだぞって、真剣に音楽という作品を届けてるんだぞという姿を見て、感動したところであります。

マイキ:確かに、どこかで「なめんなよ!」とは思ってるかもしれないっすよね。

矢沢:だから、エネルギーがスゴいんですよ。そういうものを名刺代わりに受け取ったのが第一印象でした。

■どこにいても、ちょっと浮くという。どこのイベントに参加しても、自分たちはちょっとだけ違うところにいる感じがするんですよね。(¿?shimon)

――Am Ampからオファーをもらったときはどうだったんですか?

マイキ:びっくりしましたね。本当に、真逆じゃないですか。バンドの形として。Am Ampは世界観あるし、ダークだし。でも、俺らは結構ガチャガチャな感じで。でも、この令和という時代に「バンドとしてのし上がってやろう!」というエネルギーは似たものをすごく感じたので。だから、それでオファーをしてくれたのかなっていう感じもしました。

Taisei:意外と、思ってたよりもそんなに遠くないのかなって。

マイキ:音楽としては離れてるかもしれないけど。

――見た感じの印象も真逆ですけど。

Taisei:そうなんですけども、活動の仕方だったり。これは、勝手な偏見なんですけど、その“孤立”してる感というか。

Sugar:お! いまの、確信をついた意見ですね。

Taisei:僕らはバンドとして、どこかに属してるっていうタイプのバンドじゃないんですね。SNSもガンガン発信してますし。それで、Am Ampを調べさせていただいたら、なんかちょっと似たものがあるのかなって感じたんですよ。勝手に。

Sugar:まさに、我々も属しているシーンはないんですよ。

Taisei:ですよね? あ~よかった。

マイキ:お互い個性が強すぎて、どことも交われなかった結果、みたいな。どこでもちょっと面倒くさがられるんですよ。コイツらどっち? って。

¿?shimon:どこにいても、ちょっと浮くという。

全員:わかる~~!!

¿?shimon:イベントって、ジャンルでまとめられることが多いじゃないですか? どこに参加しても、自分たちはちょっとだけ違うところにいる感じがするんですよね。

Taisei:そう! どこに行ってもちょっと浮いてる気がする。

Sugar:それ、めちゃくちゃ分かる!

Taisei:SNSで群れるタイプのバンドもいるんすけど、僕らはSNSのほうでも群れる場所がなくて。ずっと孤立してて。

Sugar:“陸の孤島”感ですよね? 我々もです。

マイキ:おぉ~! 音楽以外の部分で、めちゃくちゃ親近感湧いたかも!

――共通点は“陸の孤島”感。

マイキ:他と一緒のことやってもつまんねぇみたいなのがあって。多分、それをやり続けた結果、孤立したんだと思います。

Sugar、矢沢:まったく同じです。

矢沢:Am Ampのことを言ってるかのような発言で。

Sugar:話を聞いてて、胸がキュッと締め付けられました。俺らは、それがカッコいいと思ってたんですよ。俺らは俺らだ、って。

マイキ:絶対的な強みでもあるんですけど。でも、それをやり続けてると、友達がいないっていうのが我々かもしれないですね。

Sugar:分ります。僕らもね、バンドマンの友達がいない訳じゃないんですけど、目の奥で「なんか、Am Ampはね」みたいな。

全員:だはははっ!

Sugar:分りますよね?

Taisei:だから、いざっていうときのイベントに呼ばれなかったりするんだよね。自分たちだけ。

Sugar:そうそうそう!

Taisei:その人たちが主催したとき。

マイキ:スリーマンで。

¿?shimon:俺ら以外、あのときいたヤツらだなって。

マイキ:確かに、まとまりあるよな。そのメンツだけのほうがって。

Taisei:ここに俺らが入ったらちょっと。

¿?shimon:異物だよなって。

マイキ:でも、そういうバンドのあり方がカッコいいって思っちゃてるんですよね。いまでも。そこは、Am Ampさんとまったく一緒なんですよ。ファンの方も、そういう部分を好きで来てくれてると思うし。だから、今回一緒にやれることは本当に嬉しいです。

Sugar:こちらもそうです。マジで嬉しい。

マイキ:こんな楽しそうに見えても、そこは強みでもあり、悩みでもあるんですよね。自分たちはカッコいいなと思ってる部分でもありつつ、孤立してるってところは悩みでもあるんですよね。

――そうなんですね。

Taisei:とはいえ、寄り添いたくはないし。でも、今回こうして、本当にいままでまったく接点のない、平行で走ってた状態のなか、お声かけいただいたので。そんな方を僕らは大事にしたいんですよ。

マイキ:さらに、ちょっと面白いのが、僕らはギターとドラムで、ベースがいないんですよ。で、Am Ampさんはギターとドラムがいないんですよね?

Sugar:ライブではいままで通り、JOHN(Gt/身長190cm)がステージに出るんですよ。

Taisei:えー! じゃあ当日、僕、JOHNさんの肩に乗っかって、(『幽遊白書』の)戸愚呂兄弟みたいになって、ギター弾きたいですっ!!

一同:(大爆笑)。

L⇒R:矢沢もとはる(Am Amp)、マイキ('97, Kids)

――この2バンドの共通点として、バンドの成り立ちとして、お互いバンドを再結成しているというのもあるんですよ。

全員:ほぉー。

Taisei:たしかに! 忘れてた(笑)。

マイキ:Sugarさんはなんで改名されたんですか?

Sugar:僕は須賀京介という本名でやってたんですけど、通り名が欲しいなと思って。海外に行ったときに、向こうの人が“スガ”って発音できなくて“シガ”って呼ばれたりしてたんで、じゃあ、Sugarでいいかと。ただ、これで名字が佐藤さんなんだって思われると、ちょっと癪なんですけどね。

矢沢:僕は元々ヴィジュアル系出身なんですよ。Sugarから声をかけてもらって結成したのがこのAm Ampで。ヴィジュアル系時代から名乗っていた名前なので、結構思い入れがあって大事にしていたので、相方がSugarになろうが、僕はこれでいいという考えなんですよ。

――なるほどね。

マイキ:再結成の話でいうと、めちゃくちゃスタートダッシュ、よくないですか? ミュージックビデオ、めちゃくちゃ回ってるし、コメントと高評価の数、エグくないですか?

¿?shimon:コメント欄は大変なことになってますよね。一般の方のコメントであれだけ“いいね”つくのは、なかなかないですよ。

マイキ:やっぱりアレですか? あの……なんていうんでしょう……、バンド内恋愛とかあるんですか? ウチはバンド内恋愛禁止なんですけど、Am Ampさんは?

――ミュージックビデオ「ハートに安全ピンを刺して」は、そこがもっとも気になるところですよね。

矢沢:我々はバンド=チームというスタンスでやっていまして。メンバーとして表に出るのは我々2人ですけど、JOHNはライブではステージに立ちながらも、普段はクリエイティブをメインにやっていたり。他のスタッフも含めて、チームでAm Ampを作ってる感じなんですよね。

マイキ:いやでも、映像を見ると、2人の今後どうなっていくのかな? みたいなのが知りたくなるじゃないですか。それで、いろいろあって、そこにJOHNさんが入ってくると、展開的にはアツいっすよね。

一同:(大爆笑)。

――まさかの三角関係に発展!

マイキ:2人と見せかけつつ、急にJOHNさんが現れて。

矢沢:三角関係はここではちょっと置いておいて(苦笑)。バンド再始動に対して、どのような心意気でいけばいいのか、アドバイスがあったら教えていただけますか?

マイキ:僕らが言えることなんて何もないですよ。僕らの再スタートよりも圧倒的にスタートダッシュかかってるんで。このまま速度を落とさずに突き進んで欲しい。それだけです。

矢沢:ありがとうございます。ただ、自分は自分の動画とかあまり直視できなくて。ライブ映像を見返したりするときも観れないんですよね。だから、映像もあまり直視はできてないんです。

マイキ:えーっ。じゃああの有名なベースの動画とかは、矢沢さんではなくて、ファンの方が撮って、アップしちゃってるものなんですか?

矢沢:多く観ていただけてるのは、恐らくそっちかもしれません。自分があげたやつもありますけど。あまり分析したりとか、映像を直視できない性格なので、よく分からないですね。

マイキ:そうなんすね。ウチは、ミュージックビデオは僕が作ったりしてるので、逆に、ファンの誰よりも僕が1番見てますよ。何回も見返して編集していくので。

矢沢:そうなんですね。ミュージックビデオで気になったのは「限界突破少年少女」。

Sugar:タイトルのワードからしてスゴ過ぎでしょう。

マイキ:いやいやいやいや。「ハートに安全ピンを刺して」のほうがパワー凄いですって。これに比べたら「限界突破少年少女」は普通です。

矢沢:「限界突破少年少女」も尋常ではないと思います。

 

■同期を流すと同期に縛られる。じゃあ同期を流してるなかで、どこまで自由に踊れるか? みたいなところで、枠のなかでも暴れてるっす!(Taisei)

マイキ:「限界突破少年少女」のミュージックビデオは、ライブに来て欲しいから、ああいうライブを連想する映像にしたんです。

矢沢:曲が始まるまでのフックは?

Taisei:ライブで普段使ってるSEです。ミュージックビデオとはいえ、ライブ感を出したかったんで、ちょっと変わった始まり方になっていて。僕らもそこで円陣を組んだりしてるんです。

マイキ:令和という時代は、無駄に無駄をそぎ落としていくショートの時代ではあるんですけど。あえて、そういう間延びとかは気にせず、カッコいい僕たちを見てくれ、ライブに足を運んでみてくれという気持ちで作った映像ですね。

Sugar:パンクな勢いもあれば、「東京ナイトダンサー☆」とか80's感もあって。青春パンク感もありつつ、ガレージ感もある。それをこの3人でやってる。みんなが同じ地元、福岡出身で、97年生まれの同い年の3人がやってるというのが俺的にはツボで。僕はビートルズとかも好きで、福岡とリバプールも両方とも海が近くにあるじゃないですか。話が逸れましたね。すいません。それで、ミュージックビデオも曲も全部知った上でライブに行ってみたら、ライブではこの3人、マジでめちゃくちゃパンク色が強くて。あの走り抜ける感じ、エネルギッシュに弾ける感じがめちゃくちゃ刺さりました。2ビートのときの3人のグルーヴがめっちゃ好きです!

マイキ:いやぁ~、ありがとうございます!

¿?shimon:そこは、俺らもやってて1番楽しいところです。

'97, Kids

――キューナナは、バンドとして塊になるときもあれば、楽器を捨てて全員が踊り出す場面もあって。

マイキ:そのときは、同期を流して、俺らカラオケしてるだけなんですよ。めっちゃ“自由”は意識してますね、僕ら3人。自由なのが1番パンクだとも思いますし。そこが僕らの強みかなと思ってます。

Taisei:バンドあるあるなんですけど、同期を流すと、同期に縛られるじゃないですか? じゃあ同期を流してるなかで、どこまで自由に踊れるか? みたいなところがあって。枠のなかでも暴れてるっす!

――となると、今回の対バンライブ当日も、その勢いのままステージに上がる感じになりそうですね。

Taisei:はい! 僕らは僕らのやり方で、自由に、好きにやらせて……いや、暴れさせていただこうかなと思ってます。

マイキ:そうそう! VSっすから!

Sugar:“VS SERIES”って言っちゃってるんで。

Taisei:僕らのことを知らないお客さんも僕らのやり方で刺しにいきます! 刺さるか刺さらないかとか関係なく。

――キューナナのライブを楽しむ秘訣があったら教えて下さい。

Taisei:パッションですね。パッションと身体だけ提供してもらえれば、楽しめます。

■曲の世界観を表現していったら結果的にそうなったというのは大きい。僕らでこれを表現すると、その要素がこんなにも強くなるのか映るのかと。(矢沢)

マイキ:Am Ampのお客さんって、どんな感じですか? やっぱり2人に似てる雰囲気で、マンガから出てきたような世界観を持った人たちなんですか?

Sugar:そういう人も一部はいらっしゃいますけど、過半数はそうではなくて。

マイキ:アッパー系ですか? それとも、見とれちゃう系ですか?

Sugar:いろいろ入り交じってますね。

――そこはAm Ampの特徴でもありますよね。

矢沢:そうなんです。ウチはいろんなきっかけから入ってきていただいてまして。元メンバーが俳優だったので、「初めてライブに来ました」、「ライブハウスは初めてです」という方もいらっしゃいますし。ヴィジュアル系が好きなファンの方もいれば、SNSを見て来たという方もいて。さらに、今回の「ハートに安全ピンを刺して」で、どういった新しい方が現れるのか。そこに関しては、まだ即答はできないんですが。

¿?shimon:たしかに! あのミュージックビデオでまた変わるだろうしね。

マイキ:期待しちゃいますもんね。(ステージでの)2人のやりとりとか。

――ライブではJOHNさんもいますから。

マイキ:いやー、アツいっすね~。

¿?shimon:僕らもそこに混ぜて欲しいです!

――熱望してらっしゃいますが(微笑)。

Sugar:あのですね(笑)。ミュージックビデオを見た沢山の関係者からも、狙いがハマったねとかいろんな言葉を頂いたんですが。あれ別に狙ってないですからね。

矢沢:曲の世界観を表現していったら、結果的にそうなったというのは大きいですね。あとここに関しては、そういう評価を多くいただいて、我々も後から気付いたというのはあります。「そうか、僕らでこれを表現すると、その要素がこんなにも強くなるのか映るのか」と。

Sugar:僕らの感覚がおかしいんですかね。周りからそういった評価をいただいて「みんなそう思うんだ」みたいな感じだったんですよ。

マイキ:へえー。こんなのもってきて「うわっ! 戦略上手すぎる」って思ってたんですけど。意外と、狙ってやったものではなかったんだ。

L⇒R:¿?shimon('97, Kids)、Sugar(Am Amp)、Taisei('97, Kids)

■この日がVS. SERIESのなかで、1番カオスで最高に楽しめる回だと思う。3バンドだけど、フェスに来た感覚になると思います。(Sugar)

――「ハートに安全ピンを刺して」のミュージックビデオの謎が解けたところで。Am Ampはライブ当日、どんな風に挑もうと考えていますか?

Sugar:もう1組のEarthists.を含め、この日がVS. SERIESのなかで、1番カオスで最高に楽しめる回だと思うんですよ。各々がヤバい方向性にぶっ飛んでいるので。3バンドだけど、フェスに来た感覚になると思います。なので、'97,KidsにもEarthists.にも絶対出せないAm Ampだけの魅力で勝負しに行きます。そしてVS.SERIESの中で1番頭おかしくなるライブをしたいなと思ってます。

Taisei:やりましょう!

Sugar:ステージ上で、1番異常な俺たちを見せつけますよ!

¿?shimon:この日、誰が1番クレイジーなのか。

Sugar:各々みんなの持ち味で、やりあいたいですね。

――キューナナのライブは、他のバンドのメンバーが乱入しているシーンも見かけたりしますが。

マイキ:ウチはいくらでも。

Taisei:本当に誰でも入ってもらって、なにをしても大丈夫なんで。

――矢沢さんがベースで乱入とか?

矢沢:いいんですか?

マイキ:いいですよ。入って、ベース弾かずに焼き肉しててもいいんですよ!

一同:(爆笑)。

マイキ:矢沢さんだけ違う曲を演奏して、「ベースの人以外の3人、間違ってるよ」っていうのでもいいし。

矢沢:それ、人でなしじゃないですか。

¿?shimon:全然大丈夫ですよ!

――どんなハプニングも、キューナナは楽しんでしまいそう。

Taisei:ハプニング大好きなんで! ライブ中に機材、よく壊れるんですよ。ギターが鳴らなくなったり、同期が止まったり。それでも最高のライブをやりますから。そういうトラブルも、ライブの醍醐味ですからね。

マイキ:それを俺らがとことん楽しまないと、お客さんたちも楽しめないんで。

――それでは最後に、当日に向けて、意気込みを一人ずつお願いします。

¿?shimon:いつも通り、自由にやらせてもらえたらなと思ってます。このVS. SERIESのなかで、もっともカオスな日にします。

Taisei:Am Ampさん自らそう言ってるんだから、ぐるぐるぐるぐる混ぜちゃって、お客さんにとっても心に残るような1日にしたいですね。

マイキ:俺は早く矢沢さんと飲みたいっすね! 早く打ち上げしたい。

矢沢:すいません、お酒1滴も飲めないんですよ。体質に合わないのか。

マイキ:えーっ!

Sugar:俺が2人分飲みます。

矢沢:ドトールとかだったら全然行きますので、ぜひ!

マイキ:ドトール(笑)。

矢沢:抱負に関しましては、ライブに来る以上は男性も皆、乙女心を持っていらっしゃるはずなので、当日来られる全ての淑女の皆様へ、「カオス」を連発しているので、もしかしたらライブに関して多少の不安を感じておられるかもしれませんが、僕らが選んだバンドということで、安心して楽しんでいっていただけたら幸いです。キューナナのファンの方々にも、僕らの中にあるパンクスピリットを少しでも感じていただけるようにします。

Sugar:いま、もとはるも言ってましたけど、僕らがやりたくてお声かけした面々が揃う日です。この3組にしかできない日を新宿ロフトで作りたいです。ウチのファンには、キューナナのこの同い年で同じ地元出身の3人の結束力から生まれるパンク感、青春感、マジでド正面で味わって欲しい。めちゃくちゃ楽しいから。あと、今日の対談を通して、陸の孤島感とかめちゃくちゃシンパシーを感じたので、今後マジで仲良くしてもらえたらなと思ってます。

マイキ:こちらこそ、お願いします。

Sugar:マジで、特別な日になるから、迷ってる人は来て! めちゃくちゃ楽しめる日になるから。

取材・文=東條祥恵 撮影=菊池貴裕

Am Amp情報

<リリース情報>
「ハートに安全ピンを刺して」

2026年5月31日MV公開
https://youtu.be/neJNvw-R_t8?si=SxEuX75N1pFkRqgD

EP 『Here we(Am).』
2026年7月26日配信)
 
<ライブ情報>
Here we (Am). VS. SERIES @新宿LOFT
2026年8月28日: w/ ASH DA HERO
2026年9月24日: w/ '97,Kids / Earthists.
2026年10月15日: w/ Embers / MAQIA
:イープラス https://eplus.jp/amamp/

■Am Ampオフィシャルサイト 
https://am-amp.jp/

'97kids情報

<¿?shimon>
1st EP「延命」tour

2026年7月22日(水)大阪 Yogibo HOLY MOUNTAIN
2026年8月9日(日)東京 WOMB
:イープラス
https://eplus.jp/sf/word/0000154944


<マイキ>
ONE MAN LIVE 'BAD END OVER

2026年8月26日(水)SHIBUYA Veats
OPEN 18:00 / START 19:00

'97kidsオフィシャルサイト https://97kids.fanpla.jp/
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