『MUSIC AWARDS JAPAN』SPライブでSATOH、音田雅則、韓国のWinningShot、台湾のRIKIが大阪に集結ーージャンルの垣根を越えた一夜のオフィシャルレポート到着

12:00
レポート
音楽

写真=FM802提供(撮影:ハヤシマコ)

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2026年6月13日(土)に開催された国内最大規模の国際音楽賞『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』の授賞式。その開催ウィークの一環として、『MUSIC AWARDS JAPAN WEEK SPECIAL LIVE-Shibuya Sound Scramble 2026-』が6月11日(木)に渋谷のライブハウス3会場で同時開催され、これに連動する形で6月12日(金)に大阪・心斎橋Music Club JANUSにて、6月15日(月)に大阪・心斎橋BIGCATにて、『MUSIC AWARDS JAPAN WEEK SPECIAL LIVE-Osaka Sound Scramble 2026-』が開催された。ここでは、6月12日の心斎橋Music Club JANUSでのライブのオフィシャルレポートをお届けする。

『MUSIC AWARDS JAPAN WEEK SPECIAL LIVE-Osaka Sound Scramble 2026-』2026.6.12(FRI)大阪・心斎橋Music Club JANUS

開演時間になると、MC役、FM802のDJ・大抜卓人が颯爽と現れて、「みなさんこんばんは! ようこそお越しくださいました」と挨拶。『MUSIC AWARDS JAPAN』の昨年からの経緯と、今回の『MUSIC AWARDS JAPAN WEEK SPECIAL LIVE-Osaka Sound Scramble 2026-』は、「“世界とつながり、音楽の未来を灯す”というコンセプトのもと、立ち上がったイベント。とにかくジャンルレスにカルチャーの垣根を超えて、いろんな音楽をみんなで楽しんで、ライブハウスから発信して行こうという思いで立ち上がりました」と主旨を伝える。そして、「新しい音楽との出会いを目一杯楽しんで。“Osaka Sound Scramble ”、レッツゴー!」の掛け声でライブへつなげた。

FM802 DJ・大抜卓人

音田雅則

音田雅則

この日のトップバッターとして登場したのは、京都在住のソロアーティスト・音田雅則。キーボードが入ったバンドセットで、イントロからクラップが広がる一曲目の「Darling」から軽快にスタートする。ラップ風のリリックと歌メロが合わさるナンバーで、音源で聴く以上に熱量が高いボーカリゼーションで惹きつける。曲中に「カモン!」と煽るように声を上げて、序盤からフロアの温度はグングン上昇していった。

中盤には最新曲の「omoi」を披露。恋愛の機微を描いた同曲で観客の心をより深く掴んでゆく。続く『ウエディング』では結婚に至る心情を丁寧に歌い上げて、温かい拍手が送られた。後半になると、「ラスト2曲楽しんでいけますか? 踊ろう!」と誘ってダンサブルな「fake face dance music」へ。「恋心は踊る」ではタオルを回す観客の姿も。ステージ上から身を乗り出すようにして歌い、フロア全体を高揚させるポップチューンで魅了。MCでは「イベントに出るのが初めて」と言っていたが、自身は「馴染みがある」というJANUSでの躍動感あふれるパフォーマンスに拍手喝采が送られた。

RIKI

RIKI

「今日は大阪で初めてのライブ、おおきに~」といった調子でノリ良くユーモラスなパフォーマンスを披露したのは台湾のディスコバンド、RIKI。1曲目の「重新計算中 ../烏蘇拉貝殼還來哦。」で早くもコール&レスポンスを促すなどオーディエンスをグイグイと巻き込んでゆく。ボーカルのRIKIはコミックスターのような風貌だが、中音域から高音まで自在に繰り出す歌唱力の持ち主だ。

レトロなディスコサウンドをベースにした楽曲はどこか80'sに通じる要素も感じられる。スラップベースや小気味良いカッティングギターを効かせたファンキーな「草莓冰淇淋加水烏龜」から「imma臺北beach」のラスト2曲に至ってはフロア全体が我を忘れて踊り出す至福の時間に。

また、MCではメンバーが一人一人挨拶し、「わたしたち、昨日、東京でお好み焼きを食べちゃいました」と日本語で話し、「なんでやねん」のつっこみを観客に求めるなど、気さくなトークも親近感大。気がつけば誰もがステージに釘付けとなる超ハッピーなステージだった。

WinningShot

WinningShot

韓国発の3ピースバンド、WinningShotはメロコア直系のサウンドで、「Far away」から間断なく超高速ドラミングで疾走。フロアに乾いたスネアの音が響き、気持ちがどんどん前のめりになってゆく。ギターのK.H. KwonとベースのYeo wonによる男女ツインボーカルが特徴的で、交互にメインボーカルとなる「Here And Now」、ベースのYeo wonがメインの「Sweetest Pain」ではその歌声やハモリの良さが耳に残った。

日本にはよくライブに来ているとのことだが、JANUSでやるのはこの日が初めて。「来るたびに新しいライブハウスでライブをすることが多くいつも新鮮。日本にこれほど多くのライブハウスがあることに驚かされます。これからも音楽を通して、みなさんとつながっていけることを願っております」と日本語で丁寧に思いを伝える場面も見られ、観客から大きな拍手が送られた。ドラムのKIMは終盤の「Summer Night Breeze」の頃には汗びっしょりになるほど終始パワフルに連打。必要最低限の装備でタイムレスなメロディックパンクが放たれ、JANUSに爽快な風が吹き抜けていった。

SATOH

SATOH

トリはボーカルのLinna FiggとギターのKyazmからなるロックデュオ、SATOH。この日はDJセットで、ステージに現れるやいなや「新時代」を投下。有無を言わせぬ強力な磁場を生み出した。刺激的に明滅するライトを背に、Linnaが「行くぞ大阪!」と煽り、Kyazmは空間を切り裂くノイジーなギターをかき鳴らす。その鋭利で熱い音像はオーディエンスを一瞬で新たな次元へと引きずり込む。

また、「21 century boys」はあらゆる枠やボーダーを超えてこの場を共有するアーティストと観客に捧げる賛歌のように聴こえた。コール&レスポンスを導いた「TOKYO FOREVER」の爆走するエナジー。一瞬動きを止めるようにセンターマイクに立ち、美しさが際立っていた「愛し合うとして」。

その後、昨年のFM802ヘビーローテーション曲「Supersonic」からのラスト3曲も圧巻だった。Linnaが「ここにいるみんなで一緒に歌いたい。声を貸してくれますか?」と誘って、「Fuse」でギターのコードストロークをバックに湧き上がるシンガロング。

そして、「WORLD END LOVESONG」では、<babyおれはここじゃないどこかで死にたい>という胸に刺さるリフレーンを乗せて、フリーキーにかき鳴らされるギターと共にどこまでも突き抜けていった。

終演後もハウリングが鳴り響き、熱狂に包まれた場内。そこへMCの大抜卓人が登場し、「みなさん楽しんでいただけましたか?」と観客に呼びかけながら閉幕を告げると、フロアからは熱い拍手が送られた。ジャンルの垣根を越えた刺激的な競演が繰り広げられ、観客に強い印象を残す一夜となった。

取材・文=エイミー野中 写真=FM802提供(撮影:ハヤシマコ)

イベント情報

『MUSIC AWARDS JAPAN WEEK SPECIAL LIVE-Osaka Sound Scramble 2026-』
日程:2026年6月12日(金)
会場:大阪・心斎橋Music Club JANUS
出演:音田雅則 / SATOH / RIKI(台湾) / Winningshot(韓国)
主催:一般社団法人カルチャー アンド エンタテインメント産業振興会(略称:CEIPA)
共催:一般財団法人 日本音楽産業・文化振興財団(略称:JMCE)
企画制作:MUSIC AWARDS JAPAN 2026 実行委員会 / A.C.P.C.関西支部会 / FM802
 
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